ヴィーガンって嫌い!
やけにヴィーガンやベジタリアンを批判しまくってくる人、SNSなどにいませんか?
実際にリアルでもそういう人に遭遇したことがあります。
「あなたはヴィーガンに一体何をされたの?!」と聞きたくなるような暴言っぷりの著名人も多いですよね。
今回、なぜヴィーガンが嫌われるのかを個人的に考察してみました。
ちなみに、私は非ヴィーガンの人を批判したり反対だとは思いません。正直、旦那さんのためにお肉を調理することもあります。
菜食であろうが肉食であろうが、それはその人の選択であって、誰かに批判される筋合いはありませんし、強要してもいけないと思っています。
「ヴィーガンになったってあのカリカリベーコンの美味しさは覚えてる」
誰かさんの言葉に大きくうなずきます。(笑)
1. ヴィーガンを宗教だと思っている
これは結構あります。
特に日本での話なのですが、ヴィーガンであることを誰かにいうと「宗教上の問題なの?」と必ず最初に聞かれます。
例え宗教上の問題だとしても鎖国の国、日本ではなかなか受け入れられない(理解しない)人が多いと思います。
ヴィーガンにも様々な理由がありますからね。
私のように動物愛護であったり、そもそも動物性が体に合わなかったり、宗教上の理由だったり。最近では健康のためにヴィーガンになる人が急増中。ただ知識不足で即刻断念してしまう人も多いです。
あの超有名なスポーツ選手だって、お肉もお魚も食べていないことを知ったらどんな反応をするんだろう?(ニヤニヤ)
また、レストランではアレルギーかどうかも聞かれます。もしアレルギーだった場合は慎重に対応しないといけませんから。それは納得です。
ただ飲食を提供する職柄、ヴィーガンとは何で、何を食べないのかなどくらいは把握している世の中になったら嬉しいですね。
2. 過激派ばかりが報道される
メディアは人々の興味を惹き付けなければなりません。そのためワイドショーなどでは海外の過激なヴィーガンのビデオを使ったりします。
韓国の焼肉店で「動物殺し〜!」と暴れ回る人の映像や、屠殺場に向かう家畜が乗ったトラックをひっくり返すなどの抗議を行う人々のビデオは注目を集めます。
それを見た人々は当然「ヴィーガンは危険、怖い、過激」などといった印象を受けるわけです。過激派はほんの一部であって、ほとんどのヴィーガンは非暴力的でピースフルな人々です。
しかも、ああいう過激なことをするヴィーガンほど、ヴィーガンになって日が浅かったり知識が乏しかったりします。
しかし、誰でもあんなビデオを見たら恐ろしいと思うのも当然です。
スーパーの精肉コーナーで肉に花を供える男性のビデオなんかもありました...。
気持ちはわかるけど!
3. 押しつけがましいヴィーガンもいる
どんなことでも、誰だって強要されるのは嫌ですよね。
人には人の価値観がありますから。
食肉は動物殺し!環境破壊!食べるなんて最低!
こんな文言をSNSでよく見かけます。
風邪を引いた時によく思うのですが、食べられるって本当に幸せ。人間も動物も、食べられなくなった時はもう命が続かない時。もう生きられない時なんです。
だから「食」に喜びを感じて、食べたいものを好きなだけ食べればいいのです。でも何を食べるかは誰にも強要も強制もされたくない。
これは食に限らず、どんなことでもだと、私は思います。
何を着るのか、何を食べるのか、誰を好きになるのか、何をするのか。
私にはそれらを選ぶ権利がありますし、誰にだってその権利があります。(犯罪とかそういう話じゃなくて、ね)
だから、あなたのヴィーガンに対する気持ちは思う存分表現すればいいけど、肉を食べる人が最低だとかそういうことは言ってはいけません!
実際に仕事でお会いした動物愛護団体さんはかなりこれらに当てはまる人(良く言えば熱いパッションの持ち主さん)が多かったです。が、圧倒されます。だいぶ自分中心の考えで活動されおり、そりゃ嫌われちゃうよ...な感じの方が多かったです。言葉選びが上手じゃなかったりねっ。
4. 不健康で危険だと思われる
えっ、お肉もお魚も食べないの?それじゃあ栄養足りないじゃん。良くないよ!
これもよく言われることです。が!
動物性からしか摂取できない栄養素って実はないんです。
ただビタミンB類は摂れないのではなく不足しがちなので、ヴィーガン向けのサプリメントで補ったりしています。あと運動する人はソイやピーのプロテインなんかも。
知識さえあれば食肉さんよりも健康であることが証明されています。
ガンや心臓病のリスクが減ったり。
でもヴィーガンをしていても知識不足で健康障害を起こす人は確実に多いです。
何を食べたらいいのか分からず、パスタやパンなどの炭水化物に偏って太ってしまうなんてことも。(実際に経験済み)
ヴィーガンが流行していますが、必ず自前知識が必要であることも知れ渡って欲しいです。
知識不足でヴィーガン断念した人が「ヴィーガンは健康に悪い!」と言ってさらにイメージダウンしているのも確かです。
こんな感じでしょうか?
他にも嫌われる理由ってあると思います。
私個人のメッセージとしては、最初に書いたように誰にも食べるものを強要も強制もしたくありませんが、ただ食卓に並んでいるお肉になった動物たちは残酷な扱い(虐待や劣悪な環境下での飼育)を受けていることを知って欲しいです。
SNSで流れてくるそういったビデオたちは嘘だとか作り物、あるいは日本ではないと思われがちですが、全部事実です。
殺される動物を減らしたい気持ちよりも、まずはそういった動物への残酷な扱いを減らしたいです。
自分が食べている物、使っている物の背景を知るのも本当に大切です。
おいしくて美しい見た目のチョコレート。裏では誘拐されてきた児童が奴隷のように働いてあなたのチョコレートになるカカオ豆を選別しているかもしれません。(だからフェアトレードを選んだり)
あなたが着ているその洋服も、劣悪な環境で人権を奪われた女性たちが縫っている物かもしれません。(だから生産国を確認したり)
あなたが食べているその卵、卵を産ませる鶏は一体どんな飼育をされれば一日にそんな大量に生産できるのでしょうか?(だからできるだけフリーレンジを選んだり)
スーパーに並んでいるお肉はどれもキレイなピンクや赤ですが、死んでいるはずなのにどうしてこんなにキレイなのでしょうか。(それはたっぷりのホルモン漬けだから)
正直、これだけ知らなかった世の中の残酷な状況を知ることに、時には私も疲れてしまいます。
だから心のバランスを保つためにも少しづつだったり、興味のあることに焦点を当てると自然と他の問題も見えてきます。問題は根元が同じだったりしますから。
これらは私の一意見にすぎません。もし質問やご意見などありましたぜひ聞かせてください。
口に出して話してみることが大きな一歩になります。
それでは、今回も読んでくださりありがとうございました!♡
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