記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

推しは推せる時に推す「アンジョー」

 題名はアンジョー推しですが、すいません、いいところまで一気に読みふけってしまったので色々混同しております。
 いつもタカバタケに対して推しへの愛しか記載してませんが、ラストの感想はぶっちゃけ全部思うところを出します。ただ、今はもうとにかくラストまで一緒に完走したい!
 毎日更新してくれるPJさんの頑張りに私の秘蔵のワインを捧げます!!!


はい、恒例ですが、まずはこちらの作品を推しです。

 あ、最初に感想書いていた時よりもスキが80近く増えてる!!
 もうね、少しずつタカバタケワールドのファンが増えるのが、私のように作品とミリも関わっていない無関係なおばちゃんでも、成長していく我が子のようにめっちゃくちゃ嬉しいんだわ!!!
 キモイよね。うん、自分でもこの推し愛相当キモイと思う。でも言っちゃうよ。

 何でって、ここまで読者に優しいSFを出す人っていないのよ。
 お前また忖度か?と思った人違うよ、私は推しには推す。ガチでこれだけ長い作品なんだけど、世界観を自分で紐解いて、よっぽど好きじゃないとついていけない。単純に私がこういうの好き←ここに落ち着く。

 また書きますけど、SFって本当に敷居が高い。PJさんのSFは『答え合わせ』をしてくれる。
 読者目線で言いますと、ここが伏線回収のポイントか、って思うところはたくさん出てきたんですね、そこを含ませたまま想像を読者にゆだねるか、それともかしっかりきっかり伏線回収するかなんですけど、PJさんの作品は全年齢対象に向けて執筆してらっしゃるので、「ああ、これがここで、こう繋がるのか」と腑に落ちる答え合わせをしてくれます。

 はっ、また本題から離れた。ええとですね、色々こちらの作品には本気で全てを網羅した上での感想を書きたいと思っているので、本題のアンジョーについて触れていきたいと思います。

【アンジョー・スナ―】

 彼女は14歳までAIのいる邸宅で育てられております。アンジョーの生い立ちについてはユーリ編を見ると繋がります。(ここから10章のアンジョー視点で回収につながります)
 個人的に好きだったポイントが、
 ノボーはスーパーAIのデータにアクセスしている(シーが何者か知りたい)
 ヤマバはトラップ(私のテキスト)を分析しようとしていた→ヤマバはアンジョーを人目見た時から、こいつはマリーの関係者に違いないと踏んでいたのでこのプロテクト頑丈なアンジョーの記録にアクセスしていたわけです(※ここの元はヤマバ編で語られてます) 
 助教授は私をぼんやり見ていた→

 ああああああああああああああああ!!!
 ゆ、ユミさああああん!!!(発狂)

 言えないけど、言えないけど、成長した我が子を見るってこんな感じなのかなあ。自分の胎児は逢えないまま6歳で終焉を迎えた。遺伝子でクローンとして産まれたアンジョーを初めて見た時のユミさんの気持ちよ!!!
(すいません私はユミさんも推しです)

 アンジョーが初めてユミさんとしゃべるシーンがもう、堪らないですね。
 ここまで読んだ「タカバタケ上級者」の方には言わずもがなな話ですが、ユミさんとしては自分の遺伝子を継承している我が子ですよ(勿論タブーなので言えませんが・・)
 アンジョーはAIに育てられたので、自分の中で言葉を模索してユミさんと会話したんですが、泣いてしまったユミさんを見てどれが正解だったのかわからない訳です。
 でも間違いではないんです。ひともAIも、関わり方において正解は無いと私は考えてます。
 ユミさんに触れてもらったシーン、二人して涙したシーン、マリーゴールドの花言葉。どれも繋がりがあるのでこれを思うとぐっときます。

 実は私、マリーゴールドの花言葉を知らなかったのでググりました。
「勇者」「嫉妬」「絶望」「悲しみ」「変わらぬ愛」です。
 所説は色々あるようですが、マリア様の祝日に見ごろを迎えることと、一年咲く花であり、非常に丈夫な花だそうです。
 何故「悲しみ」と「変わらぬ愛」が同居しているかについてはこれも色々調べてみましたが、同じ場所には記載されておりません。実際、マリーゴールドはポジティブとネガティブの花言葉が同居している凄い花だったりします。
 作中では何故正反対の花言葉があるのか疑問だったアンジョーのセリフが見れますが、丈夫で死者に添えられる花として使われる悲しみ、と丈夫で1年を通していつでも会える花としての変わらぬ(愛)なのかなあ~(゜_゜)なんてまた妄想しておりました。色々な花の意味を模索するのは楽しいです。

 ちょっとどうでもいい萌えポイント。
 アンジョーは他のキャラよりも多分画像が多いような気がします。それも彼女の年齢が変わるターンが多いので、思っていた以上に成長がはっきり見えるバナーがあるんですね。
 マリー(6歳)、アンジョー(14歳)、アンジョー(17歳)、アンジョー(24歳)と彼女がぐっと大人な魅力的な女性へと成長している姿が見て取れます。

 14歳でA.C.TOKYOに来たばかりのアンジョーは「人」と接することが初めてなわけです。AIに育てられた彼女は人との距離感がわからずにドキドキしながらコシーロ研究所へ行くのですが、この14歳のアンジョーの表情、めっちゃ表現されてますよね。
 しかし最近の14歳は発育がry

 17歳のアンジョーは時空短縮法を見つけるまでにノボー先生(私は最後まで先生とお呼びする!)、シー、ヤマバ様、教授にユミたんとみんなで人間らしい感情を得ていった顔をしております。
 (※ただ、14歳よりも胸がry←怒られるのでやめなさい)

緊張して、興奮して、泣いて、寂しさを感じたかと思ったら申し訳なくなって、それから腹が立って、笑って……

 アンジョーはAIに育てられた子ですが、AIに育てられたからって人としての感情がないわけじゃないんです。
 AIに感情は果たして存在するのか?の理論になるのかもしれませんが、後の伏線で語られているアンジョーをこの館におき、素晴らしいAIをつけて育ててくれた”お父さん”には感謝しかありません。
 普通に感情が欠落しているAIに育てられでもしたら、ここまで好奇心旺盛で人間らしいアンジョーという人物は成立していなかったと思います。
 ちょっと私は未だにnoteを使いこなせていないので、うまく表現できておりませんが、上に記載した言葉がアンジョーの人らしさを表現しております。
 PJさんのこの言葉のチョイス、良すぎません?悔しいくらい(笑)

「シーを開発した奴は変態だな」「ワインを飲めて酔えるAIってなんだ?」という私の推しヤマバ様のお言葉があるんですが、それをこちらの作者様にそのままお伝えしたい。

 ここまで魅力的なキャラを生み出した貴方が一番変態だな(結構真顔)

 本当に最終章の手前まで読み進めてしまったんですが、ラストにこの作品そのものを推したい感想をどうしても書きたいので、今回はアンジョー愛だけで締めさせて頂きます。

あと、個人的にいつかまくら様が作ってくれないかな~なんて妄想したシーンをついついボールペンで描きました。

『ヤマバ! 絵本読んで!』

マリー6歳


アンジョー14歳

 あ、いきなりお目汚し大変失礼しましたOTL;;
 なんか、自分に出来る応援スタンスってなんだろうと考えた時にまたボールペンアートに行きつきました。一発書きなので気合い入れないとエタります笑

 なので、愛故に久しぶりにファンアート描いてました。本来なら鉛筆で消しゴムかけつつ描きたいんですけど、今左手二本と、右手しか動いてないので無理だな(;´Д`)
 こんなクソクオリティ出すのどうなんだwwと自分にツッコミしちゃいますけど、せめて愛だけは受け取ってください😊

 きっとまくら様がデジ絵で再現してくれることを願いつつ・・(若い頃のヤマバ様(*´Д`)💛

★前回までの感想達!!
 さあもうすぐラストじゃ。ロスになりそうなので完結したら1から再走しようかな。

 今更ですが、断章部分の大人たちの日常シーンはもう本当に見て欲しい。教授とゼンとユミたんをもっともっと好きになる!!!(こちらの感想では語り切れておりませんが、まじで萌えっとするシーンが多い)

 新しい星で、ユミとの子供が欲しい。←!!!!!!!!
 答えのないことも、わからないこともあるよね←達観してるw
 体力はないから、人工子宮よ←この一言、女として惚れる
 婚姻関係は俺だけにしてくれないかな?←萌え
 そうね、ううん、いいの。それが人間なの←やっぱり達観してるww

 上記は一部抜粋させて頂いた大人たちのやり取りですが、コシーロ教授の「婚姻関係は俺だけにしてくれないかな?」って発言に激萌えしたのは秘密です。
 こちらの世界は人工子宮で産めや産めやの世界なので、遺伝子さえあれば誰とでもベイビーが作れるのでしょう。だからこそのこの発言。教授可愛い。

 ここに書くか書かないか迷いましたが、12章でノボー先生がシーにD.I.V.Eします。
 今までのユーチューブはライブをしているメンバーが画像で使われておりますが、今回のロングバージョンは本当に「鳥肌」でした。随所でノボー先生がシーの精神にリンクしていき心を感じ取っているのですが、これがまた最高にいい。
 あまりにも良すぎたので、ついついコメントしてしまいました。なんか物語を止めちゃう気がして結構悩んだんですけど、愛が止まらなかった!
(ほんとごめんなさい;;)


 長編SFなので、読み手を選ぶ作品だとは思います。ですが、チームPJが作り上げた全員が主人公で各主人公の視点で物語が紡がれる最高の作品です。恋愛小説とSFドッキングした部門があれば間違いなくてっぺんを取れると思っているのですが……創作大賞さん、来年は『SF部門』作ってください。お願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?