【自己紹介】限界だった保育士の今。
たくさんの記事の中から、目に留めてくださりありがとうございます。
河北あおいと申します。
元保育士で、今はフリーランスのコーチとして活動をしております。
今日は改めて自己紹介をしようと思い、この記事を書きはじめました。
自己紹介を書く理由は、私のことを知ってもらいたいなぁと思ったからです。この記事を最後まで読んでくださったあなたとはマブダチになれる自信があるのです!!
この記事ね、ちょっと長くなりそうです。
休憩しながらでいいので、読んでいただけると嬉しい。
いつかあなたのこともたくさん教えてくださいね。
お話できる日を楽しみに、書き進めますね。
まえおき
本題に入る前に、私がどんな仕事をしているか書かせてください。
今の仕事をひとことで言うと、クライアントさんの”幸せな働き方や人生を一緒に考えたり作ったりすること”
でっかい悩み、一見小さく思えてしまう悩み、いろんなものと一緒に向き合いながら、幸せな人生を作る作戦会議をしているイメージです!
最近は、「河北さんみたいな仕事って私にもできますか?」とクライアントさんが言ってくれたことをキッカケに、私の経験を元に起業のサポートなんかもさせていただいています。
数年前、保育士をしていた私からは考えられない未来です。
保育士として人生を捧げるも働きすぎてパンク
「ひまわりみたいに周りを明るく照らせる先生になりたいです!」
保育学校の入試(面接)でそう豪語した私は、小さい頃から夢だった保育士への1歩をあゆみはじめました。
晴れて保育士になるも、ずっとまわりから懸念されていた”まじめすぎる性格”が災いし、いろんなものを背負いこんで早々にパンク。
おまけに、組織の中で働くことにうまくチューニングを合わせられず「なぜみんなと同じように働けないのだろう」と自問自答する日々。
仕事が大好きだったはずなのに、だんだんと”自分”と”仕事”のバランスがぐちゃぐちゃになっていきました。
気付けば、大好きだったはずの子どもが自分の視界に入ることすら許せなくなり、怖くて怖くてたまらなくなっていったのです。
ずっと夢だった保育士。
それ以外の道なんて知らない。
子どもが怖くなったことで
生きていくすべが完全に途絶えてしまいました。
仕事を変える前に自分を変えなければならない
それでも心を殺して保育士として這いつくばりました。保育士以外の仕事を自分に取り入れることができなかったのです。
これまでの経歴をざっと挙げるとこんな感じ。
幼稚園、保育園、こども園、院内保育所、保育園のマネジメント会社…
お分かりいただけるかと思いますが「子どもと関わる仕事」ばかりです。
保育士をしている方の中には「この仕事しかできない」と感じている方も多いのではないかと思います。
「いちど保育士から離れたけれど、保育士しかできないからまた戻ってきた」
「ずっとこの仕事を続けていけるか不安だけど他にできることがない」
こう言った声も、よく聞かれる気がします。
もれなく私もそうでした。
とにかく自分が心地よく働ける場所を探し、”保育業界”という枠の中で職を転々と。
はじめのうちは「職場が合わなかっただけ」「あの人とウマが合わなかっただけ」と自分に言い聞かせることができました。
ですが、転職を繰り返すうちに「これはもしや私自身の問題なのでは…?」という疑問が浮かびました。
自分を犠牲にして働いちゃう癖
完璧主義で失敗が許せないこと
人間関係がうまく築けないこと
思い当たる節はたくさんありました。
これらを解消させないと、きっと私はどこへ行っても失敗する。
よくよく考えると今までの人生を振り返っても
ずっとなんだか生きづらかった。
職を変える前に自分を変えなければ!!!
そう思い立ちました。齢29。
よくある”それっぽい”言葉じゃ腑に落ちない
だけど一人ではどうすることもできなかったのです。
「ポジティブな人の考え方」
「幸せになれる100の方法」
「自己肯定感の上げ方」
こういった記事は、ネットで調べるとたくさん出てきました。
たしかに”それっぽい”ことは書いてある。
ですが、その一瞬は救われたとしても
自分自身は全然変われませんでした。
一人で考えて何年も答えが出なかった私は
人を頼ることにしました。
一人では苦しくて辛くてどうしようもなくなったのです。
そこで流れ流され、たどり着いたのが”コーチング”
当時はコーチングの”コ”の字も知りませんでしたが、どうやらコーチングを受けると「自分が本当はどうしたいのか、どうなりたいのか」という本音に気づけるというのです。
”なんかよくわからんけど、コーチングっちゅうもんでみんな幸せになってるっぽいなあ…”
”これで私がこれからも保育士を続けるべきか答えが出るっぽいなあ…”
なにもわからないまま勢いでセッションを申し込み、コーチングを受けることになりました。
ですが、このあとコーチングを受けたことで私はどんどん苦しくなっていくのです。
(自分の過去と向き合うことになったのですが、対峙することがあまりにも苦しくてどうしようもなかった。この過程も大事なのですが、当時はもちろんそれを知らず、どんどん落ちていった)
幸せになるために受けたはずのコーチング。
思ってたんとチガウ・・・
そこで私は、より経験が豊富で権威性があって上級のコーチにコーチングをお願いしました。コーチングを知り尽くしたコーチなら、私を救ってくれると思ったのです。
だけど、私はなにも変われなかったのです。
(あとに書きますが、私のコーチングを受ける姿勢が悪かっただけでコーチは何も悪くありません)
藁にもすがる思いで受けたコーチングでした。
私は、幸せになる手段を失ったのです。
このまま一生幸せになれないかもしれない
いよいよ、どうすればよいかわからなくなりました。
「このまま一生私は幸せになれないんじゃないか…」
そんな感情で頭も心も支配され、毎日泣きはらすことしかできませんでした。
でも不思議なことに、対話への可能性を諦められなかったのです。
そして紆余曲折あり、その後9ヶ月間お世話になるコーチと出会うことになります。
彼女と出会い、やっと腰を据えて自分の幸せと向き合うことができるようになりました。幸せなルートへ駒を進めていくことができるようになったのです。
ここで少し余談ですが・・・
彼女に出会うまでのコーチとは、なかなか前に進めなかった。でも彼女となら進めた。
この私自身のクライアント経験から、コーチング(対話)においてなにが重要なのかということがわかるようになりました。あくまでも個人的に、ですが。
先ほど「私のコーチングを受ける姿勢が悪かった」と書きましたが、それにも関係しています。
私の対話の核となっている部分でもあるので、この機会に知っておいていただけると!(読み飛ばしてくれてもOK)
限界保育士、フリーランスになる
その後、頭の片隅にふよふよと浮かんでいた”フリーランス”という働き方に歩みを進めることに。
ずっと信じ、私自身も心の底から救われた”対話”を仕事にしたい。
そんな思いがふつふつと熱くなっていったのです。
手持ちのカードは「保育士資格」のみ。スキルも特技も人脈も、なにもありません。
でも不思議と不安はありませんでした。
「私は絶対成功する」
根拠のない自信だけを胸に秘め、活動を開始しました。
舐めてたよフリーランス
ここまでを見ると、
「限界保育士が新しく見つけたフリーランスの世界で幸せに生きていく」という、シンデレラストーリーに見えているかと思います。(見えてなかったらすみません)
ですが、まったくもってそうはいきませんでした。
私はフリーランスを舐めていたのです。
保育士として仕事をすることが苦しすぎて「保育士(会社員)よりもしんどいことはこの世にはないだろう」と思っていました。
誤解を恐れずにいうと、私はこれまで保育士(会社員)として、わりと仕事ができちゃった方でした。「仕事ができるね」という言葉に自分の価値を見出し、誰かに認めてもらうことを正解として働いてきたのです。
そんな保育士生活を通し「エッヘン!私はできる人だ!」と自分を過信していたように思います。
保育士が苦しすぎたこと、そして自分への過信から、「フリーランスは余裕だろう」と思い込んでいたのです。
会社員もフリーランスも”仕事”という意味では同じです。ですが頭の使い方がまるで違う。その頭の使い方(考え方)がわからなくて、やらなければいけないことは分かっていても、やり方がわからなくて。
私はフリーランスになった途端、なんにもできなくなったのです。
「あれれ・・・・おっかしいなあ・・・・」と思うようなことばかり。
わかっていても、動けない。
わかっていても、やりきれない。
うまくいくことがひとつもないのです。
私よりもあとに起業した人が、一人、また一人と成功していくたび情けない気持ちでいっぱいになっていきました。
「もう諦めた方がいいのかもな…」
「保育士をしている方がよっぽど楽だったな…」
布団に入り、天井を見上げながら
そんなことを何百回と考えました。
フリーランスの道は険しすぎた
そんな私を今のコーチはずっと見ていてくれました。
たしか、フリーランスを目指し始めて1年ほど経ったころ。
「もう本当に無理かも」と心が折れかけていた…いや、折れていた私は、ふとコーチに尋ねたのです。
「今日はじめて私と話すとしたら、私になにを伝えますか?」と。
コーチからの返事はひとこと。
「絶対諦めんなよ」
保育士(会社員)としてうまく働けなかった私にとって、フリーランスという働き方は救済措置でした。フリーランスになることは、ただ働き方を変えるという話ではなくて。
私にとって、フリーランスになることは「幸せに生きること」と同義。
私は、わたしが幸せに生きることを諦めそうになっていたけれど、コーチは諦めていない。
私ひとり、勝手に諦めそうになっていたことを恥じました。
こうして意を決して何度めかの奮起をすることになったのです。
それでも・・・それでもうまくいかなかった
壁、壁、壁。
何枚乗り越えても、壁は私の前に現れてフリーランスへの行手を阻むのです。
道のりはとんでもなく険しくて、思うように進めない自分がじれったくて…
こうして私は起業を一時休戦することにしました。会社員に戻ることにしたのです。
一時休戦と言いつつも、「もしかしたら会社員としてうまくいって、起業の世界とはおさらばすることになるのかもな…」という気持ちも、実は半分くらいありました。
しかしこのフリーランス休戦物語は、想定の何倍も早いわずか4ヶ月で終了することとなるのです。
私は早々にフリーランスの世界へ舞い戻ることになりました。
きっかけは、入社した会社でガリガリ働いてバランスが取れなくなってしまい(またやん)、そのタイミングで家族が事故に遭ったこと。
今はすっかり元気に回復したのですが、生死をさまよう大きな事故でした。
この事故をきっかけに「生き方」とか「人生」というものに向き合わざるを得ない状況になったのです。
私の幸せってなんだっけ
上司に機嫌よく働いてもらうことだっけ
休日を返上して働くことだっけ
大切な人の、LINEひとつ返せないほど疲れるまで仕事をすることだっけ
なんだかもう、仕事に行けなくなりました。
そのままそっと退職届を出しました。
ああ、もう起業するしかない
数えきれないくらい、何度めかの一念発起でした。
もうやるっきゃない。
そこからは、あんなにくすぶっていたのが嘘のように、いろんなものの歯車がカチッと合いはじめました。
フリーランスを目指しはじめてからずっと、壁と戦ってばかりだった。
だけど今回は、一念発起してからわずか1ヶ月半たらずで素敵すぎるクライアントさんと出会うことができたのです。
保育士をがんばっていなかったら
生きることに絶望した過去がなければ
起業を諦めていたら
出会えなかった人たちです。
今までの自分の人生が、すべて報われた気がしました。
だからクライアントさんにもまた、私と関わるからには絶対報われてほしいし絶対幸せになってほしいのです。
保育士時代に悩んでいたことは
フリーランスになり、気づいたことがあります。
それは、私が仕事を通して悩んでいたことは、保育士(会社員)として働いている中では解消できなかったということ。
大きな悩みも小さな悩みも、そのどれもがフリーランスになったことで解決しました。
そして仕事だけではありません。
保育士として過ごす中で、私は
自分を嫌いになってばかりでした。
自分を犠牲にしてばかりでした。
当然、自分の価値を低く見積ることとなり
自分をないがしろにする生活。
人生においての幸福度が、とてつもなく低かったのです。
コーチングを受けたこと、そしてフリーランスになり「自分で自分の仕事を作れたこと」は、私にとって人生を変えるものでした。
こんなにもあたたかい人生が歩めるとは思ってもいませんでした。
きっと保育士としてガリガリ働きながら骨を埋めるのだろう。いつも何かを犠牲にしながら働く毎日だろう。
そんなふうに思っていたので。
私は過去の自分の経験をもとに、こうして発信活動をしています。
ですが、
保育士(会社員)を辞めよう!フリーランスになろう!と言いたいわけではありません。
私が伝えたいことは”幸せに生きようぜ”ということ。
”幸せに生きる”という目的が叶うのなら、手段は保育士でもフリーランスでも会社員でもなんでもいいのです。
保育士をしていて幸せならそれでいい。
フリーランスにならなくても幸せならそれでいい。
人それぞれによって幸せは違うから。
私と関わってくださる方には、
優しい世界にワープして
絶対絶対幸せになってほしいと思っています。
幸せに生きる道を探そう!!
既存の世界になければ作ろう!!
それを一緒に追い求めたいと思っています。
ここまでお付き合いいただき本当にありがとうございました。
河北という者は、こんなことを猛烈に考えながらも、日々ゆるーく生きております。
この記事を読んで「河北と仲良くなれそうだ!」と感じてくださったあなたとは、きっと仲良くなれると思っています。そんなあなたとお会いできる日を楽しみに、この記事は終わりにしたいと思います。
長い文章、読んでいただきありがとうございました。
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