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書くことがないときに僕の書くこと

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読むこと、書くこと、教えること、生きることについて
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2021年7月の記事一覧

7/29 つらさを比べる

「生存をめぐる問題」に「承認をめぐる問題」をぶつけているから、「お互いつらいですね」にな…

朝霧
2年前
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7/27 『極北』を読む

マーセル・セロー『極北』を読む。 どこかで見たような設定、どこかで見たようなシーンの多い…

朝霧
2年前

7/22 私の「文化」概念のアップデート

一橋大学の令和3年度入試問題で、鶴岡真弓「「芸術人類学」の誕生――「根源からの思考」」と…

朝霧
2年前
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7/21 『若い人のための10冊の本』、結果としてのブックリスト

小林康夫『若い人のための10冊の本』を読み始めた。ちくまプリマー新書だから、「若い人」とは…

朝霧
2年前

7/20 アラサーにして『グレート・ギャツビー』を読む/金井美恵子に震える

村上春樹訳『グレート・ギャツビー』を読み終えた。大変な傑作アラサー小説。そういえばこれも…

朝霧
2年前
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7/16 久々に国語の仕事

夏休みの講習に向けて、計画を立てたり教材を作ったり、久々に国語の仕事をしている。授業の準…

朝霧
2年前
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7/14 「病気は彼らの実存にかかわる問題」

…ずいぶん前に診察室で出会った小学生に、「いやだ、病気が治ったらボクじゃなくなる!」と言われたことがある。…そういえば、「センセイの言うことを聞いて薬を飲んだら、あたしが負けることになる」と言った女子中学生もいた。  そんな子どもたちにしてみれば、病気は彼らの実存にかかわる問題なのであろう。いや、もともと精神科の病気にはそういう側面がある。その問いのなかで成長していってくれるならば、病気もまた彼らのクスリになるといえよう。 引き続き山登敬之『子どものミカタ』を読んでいるが、

7/13 好きな本を聞く/『グレート・ギャツビー』『子どものミカタ』を読んでいる

今学期最後の授業で、残った時間で生徒たちに好きな本を発表してもらった。書いてもらったわけ…

朝霧
2年前
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7/12 「狭山」を生きている/「ニューヨーク」を生きられない

映画『そうして私たちはプールに金魚を、』を見た(短い感想をブログに書いた)。狭山を舞台に…

朝霧
2年前
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7/8 『グレート・ギャツビー』を読み始める

何となく過ぎていってしまう日々を過ごしている。新しいものごとは何もない。……強いて挙げれ…

朝霧
2年前
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7/2 友人と酒を飲む

久々に東京に出てきて古い友人と酒を飲み、二十時に店を追い出され、友人の住む中野の狭い部屋…

朝霧
2年前
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