7/20 アラサーにして『グレート・ギャツビー』を読む/金井美恵子に震える

村上春樹訳『グレート・ギャツビー』を読み終えた。大変な傑作アラサー小説。そういえばこれも私の好きな小説である保坂和志『プレーンソング』もアラサー小説だったような……確かには覚えていないが。感想記事を書いた。

「ちくま」8月号が届いたので読んでいるが、相変わらず金井美恵子の文章が痛烈で痛快。曰く、

「第一戦で活躍する12人の知性による、圧倒的熱量の論集!」の中に女性執筆者が一人も入っていないので、書名であることを超えて『コロナ後の世界』(筑摩書房編集部編)には、女性は存在しなくなると、作った編集部は考えている(と、いう程のことではなく、まるっきりの無意識)のかもしれないこの本は昨年の九月に上梓されたのだが、

続いて書かれる、上記の本に収められた中島岳志の論考への、皮肉たっぷりの批判がまた、震えてしまう恐ろしさ。

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