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会社を辞めて"世界の暮らしを巡る旅"へ #1

2024年6月末、新卒で約2年勤めた会社を退職した。

勤めていたのは森林土木コンサルタント会社。
簡単に言えば、森の中が荒廃していないか調査し、それに応じてダムなどの構造物を設計する仕事である。
現場は関東メインに北海道から九州まで全国津々浦々。
様々な場所へ行くことが好きな私にとって飽きの来ない仕事であり、またありがたいことに、会社のメンバーにもとても良くしてもらい居心地のいい環境で働くことができた。

去年仕事で多くの時間を過ごした上越市

そして社会人と共に始まった、憧れの東京生活。
平日は友達と仕事終わりによくご飯へいき様々なグルメを堪能したり、加えて週末は散歩をし色んな街の表情に触れたり、近くの農園へ行き土に触れたり、面白そうなイベントへ行ったりするなどした。

仕事終わりに友達とご飯
赤坂の野菜が美味しいお店で!

東京で新たな生活が始まり、多くの出会いをし、とても充実した日々を過ごすことができた。
だがこの生活に終止符を打った。

なぜか?

それはズバリ…
世界を旅したいから!!

地元愛知での小中高時代
教科書にある地図を眺めては行ったこともない外の世界に思いを馳せていた。
クラスメイトの在日ブラジル人やフィリピン人の子と仲良くしていた(私の故郷には製造業などに携わる在留外国人が一定数いる)。

そして地元を離れ、長野の大学へ
入学早々、世界中から集まった留学生と話しまくった。
当時は英語も全然喋れなかったが、それよりも背景の全く異なる人たちと意思疎通することが純粋に楽しくて、だんだん英語で話すことに慣れていった。

いろんな国の留学生たちと鍋パ

また大学生になってからよく本を読むようになった。
ユーラシア大陸を陸路で横断した沢木耕太郎さん、アラスカの美しい自然を伝える星野道夫さん、ユーコン川を愛犬ガクとカヌーで下った野田知佑さん、バックパッカーで世界一周をした人々等、色んな旅人に出会った。
本の中で私も旅をしては、わくわくし、さらに彼らの生き方はとても自由に思えて、憧れた。

本片手にいろんな世界へ寄り道

大学1年の冬休みには、ホームステイをしながら台湾で初めて一人旅をした。
台湾ではホストの方とのご縁で、現地の学校へ行き英語が話せない子供たちと身振り手振りで交流したり、また台湾の街中をバイクで駆け巡ったりした。
さらには台湾に住むムスリムの方にも出会い、初めて宗教というものを意識した。
この旅では、人の優しさにたくさん触れ助けられた場面が何回もあった。そしてその度に私も暖かい気持ちになると同時に、困っている人がいたら助けたい、人に優しく接したいという気持ちが強く芽生えた

それ以降も旅や日常を通して、人は人との出会いから多くのことを学ぶんだなと強く思うようになった。
人との出会いを通して様々な気づきがあり、自分自身を見つめるきっかけにもなる
そして自分自身が生まれ変わり、それに対しとても充足感を覚える

お気に入りのゲストハウス
色んな人が交わる場所

そんなことを思いながらあっという間に就活。
当時はお金もなく、コロナ禍だったこともあり、日本で就職しようと思っていた。
そして一度、会社で働くのはどんな感じか経験してみたかった。
といっても、正直私は社会の中で何がしたいのか?何ができるのか?わからないまま。
そこで、いろんな場所に行けて、大好きな自然に関われて、専門科目である土木を活かせる仕事はないか?と思い、森林土木コンサルタント会社で勤めることになった。

その一方頭の片隅には…
いつかは旅に出て、色んな世界に触れたい!!という思いがあった。
具体的には2,3年間働きお金を貯めて旅に出ようとぼんやり思っていた。

そんなこんなで、約2年働き、東京での会社員としての旅を終えた。

出会っては別れ、また出会う
人生もまた旅!

そして私はまた新たなる旅へ出る。
世界の暮らしを巡る旅へ!(続く)

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