2024年、若者から始まるネット・SNS革命の時代
皆さん、こんばんわ蒼葉レイです。
今回は今後、若者の間でネット・SNSに起こりつつある変化とそれによる「新たな時代の戦争の在り方」について「18歳の視点」から考えてゆきます。
SNSによる若者の"マイノリティ意識"と新たなマイノリティへの共感意識
日本では「若者というだけで社会の中では少数派(マイノリティ)」になる時代になりました。
それによる変化は「自分達には上の世代には分からない悩みがあり、それを多くの老害と言われる大人達が抑圧している」という強い意識。
当然、今までも上の世代と若い世代の軋轢は様々な意味で存在してきましたし、これだけでは特有の特徴ではありません。
大きく違う所は「自分達の悩みが他のマイノリティへの共感へ繋がること」。
これはSNSによって今までは問題とされなかった声もフォーカスされるようになった事で、そのような新たなマイノリティの問題にも"自分事として意見を持つ若者"が増えた事がその影響です。
これは例えば、直接差別されている立場に無かったとしても、同じく自分達にしか分からない悩みを抱えていたり、社会に抑圧されている人がいると感じる場合は、「同じ少数派として応援したい」と思う若者が増えていること。
また、「今までは誰も味方がいない」と思っていた感情を説明されるようになった事も変化でしょう。
僕の場合、SNS上で「HSP」という言葉を知った事で今までの自分の悩みに説明がつき、自分だけの悩みでは無いと知る事が出来たり、自分と同じように不登校を経験した人が抱える葛藤には仲間がいると知る事が出来ました。
「マイノリティの戦い」や「マイノリティの権利拡大は自分達の戦いでもある」というふうに捉える動きは日本の若者、そして海外でも様々な理由で同様の流れがあります。
差別や誹謗中傷を許容するSNS企業は批判され始めている
今までは誹謗中傷は、「誹謗中傷する人が悪い」という価値観でしたが、最近は「誹謗中傷出来るような環境に問題がある」や「誹謗中傷や侮辱行為を本人やそのフォロワーに見えてしまう事」に問題があるという批判の論調が若者に限らず、世界的に増えています。
アメリカではSNSによる未成年の性的搾取に関する問題について、SNS企業の幹部らを集めた公聴会が開かれました。
今後はAIの活用も含め、「そもそも誹謗中傷が出来ない」又は「本人やそのフォロワーに表示させない」事を目標にしてくるはず。
特にZ世代を取り込みたいスポンサーは誹謗中傷や侮辱行為にも広告が表示される事に抵抗感を感じ始めるかもしれませんし、スポンサーを中心にSNS企業に対して何かしらの制限を求めるようになるでしょう。
始まりつつある第三次世界大戦はかつてのマジョリティ(元多数派)とマイノリティの戦い
最近はよくアメリカの大統領選挙に関するニュースを見聞きします。
ここでも人種や経済、環境問題、安全保障の問題
を巡って、長らくアメリカで主流派だった保守派とZ世代を中心とした新しい考えを持つ人との対立があります。
勿論、若い人達だから民主党支持だという程単純な話ではありません。
アメリカでは人種や年齢によるギャップだけでなく、地域によっても大きな変化があります。
その上でアメリカのZ世代は高齢のトランプ氏もバイデン氏にも積極支持しないという人も増えているようです。
その中で今までの既成概念に囚われない第三の勢力を模索するような考えを持つ若者もいるそう。
とにかく、経済・軍事両面において世界で圧倒的な影響力のあるアメリカにおけるマジョリティ(保守派)とマイノリティ(Z世代)の対立は世界に大きな影響を与えますし、アメリカのトレンドは日本やヨーロッパ、アジアの諸外国にもSNSを通して直ぐに伝わってきます。
また、このSNSにおける若者の"マイノリティへの共感"を上手く戦争に利用する勢力もあります。
最近、Tik Tokでハマス(ガザ地区で台頭するイスラム急進派)を支持する人達が情報戦を仕掛け、結果的に一部の若者の中でイスラエルを非難する動きやイスラエルを支援する現政権への批判に繋がる例もあるようです。
(前提として、私はハマスの行動を支持する意図は一切ありません。)
これはウクライナとロシアの戦争でもSNSは大きな影響を与えたのも記憶に新しいでしょう。
マジョリティ(多数派)の保守反動運動
必ずしもマイノリティ有利ではありません。
それに疑問を呈す動きも進んでいます。
例えば、ポリコレという言葉をご存知ですか?
これはエンタメ業界におけるマイノリティへの過度な配慮やキャスティング、演出によって作品を評価する事への批判。
マイノリティヘ気を使いすぎた結果として、「私達の権利が侵されている」という味方をする人もSNSでは散見されます。
また、SNS企業はマイノリティの意見を過度に意識し、特定の意見を独占的な立場から制限する事への批判もあるようです。
マイノリティの時代が始まる
これからは若者を中心に様々な立場にあるマイノリティを「同族」として、共に戦う意識を持つ人が増えて来ます。
僕も不登校や通信制高校生というマイノリティを経験しましたが、最近は不登校や通信制高校生を経験する若者は増加傾向にあります。
これはコロナ禍の影響やSNSによってより自分らしさを模索する動き、不登校という選択に対する見方への変化があると思います。
僕も不登校になったのは、周りとの雰囲気や自分が学校に居場所を見出だせ無かった事が要因ですが、僕はその決断を後悔していません。
しかし、それは「辛い時代」になるかもしれませんし、「人類社会の進化」でもあるかもしれない。
この先にある未来が良い時代に出来るのかは、「僕達若者」次第でもある。
その上で、ミドル層(30〜50代)がかつてのマジョリティかマイノリティなのか、どちらに味方するのかも、この第三次世界大戦の勝敗を決する大きなポイント。
そうなれば、もはやマイノリティではなくなる。
次の時代が私達にとって良い時代になる事を祈ります。
今日も最後までお読み頂きありがとうございます。
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