見出し画像

柔軟な精神力を持つために - 現代の仕事とキャリアにおける心の強さ-



私は現在、システム開発の会社で働いています。働き始めて半年、業務理解も進み開発以外にも労務管理や営業など、様々な仕事に取り組んでいます。

今日ここで語りたいのは、自身のキャリアを創る上で欠かせない「精神的な強さ」について。

弱い精神とは何か


私が働いている会社には、ある特定の悩みを抱えた人達がいます。
「夜眠れなくて、昼間の仕事中どうしても起きることができない……。」
「開発したシステムのリリース前になると、仕事ができないくらい体調が悪くなる」
「辛くて会社の人とチャットで話すことができない。メッセージを見ることもできない。」
社員さんの中にはそういう方々が一定数いらっしゃいました。
要するに、彼らは人一倍大きな精神的なダメージを仕事で負ってしまい、仕事が手につかなくなる、生活リズムが激しく乱れる、という状況に陥っていたのだと思います。(中には精神科に通院するケースもありました)
これが、私の定義する「弱い精神」です。

弱い精神とキャリア

彼らもやる気がなくて業務中に眠ったり、仕事を休んだりしている訳ではないのです。体調が良いときは、仕事に前向きで、才能あふれた尊敬すべき社員さん達なのです。

前置きが長くなりましたが、私はここで考えました。
私の働く会社は中小企業で、大企業に比べたらお給料も高くないですし仕事内容も案件の規模もスケールダウンします。
冒頭で述べた精神の悩みを抱える社員さん達は、仕事面では本当に優秀なエンジニアです。特に新卒で入社した社員さんは、大企業に引き抜かれても不思議でないくらいの技術力の持ち主です。

弱い精神を会社は嫌う、、?



どうしてうちの会社を選んだのか、と不思議に思い新卒入社の社員さんに聞いてみました。
「就活のときはそれこそ〇〇(自社)以外にも色んな会社を受けたんだけど,最終面接で落とされてしまってね……。履歴書に通院歴を書いていたんだけど、それが精神科だと分かったところで……」
話を聞いて自分の中で合点がいきました。

(少し口調がきつくなりますが、ご容赦ください。)
企業からすると、精神を病みやすい・病んだことのある人は厄介な存在なのでしょう。
だって、プレッシャーがかかったり辛いことがあったりするといきなり体調が崩れて仕事ができなくなってしまうから。しかもそういった状態が数日~数週間続くのです。
仕事のできない時期が急に来て、しかもそれが何日も続く……。ケガをして入院し、仕事を離れる場合以上に会社(他の社員)は嫌がります。

特に、スケジュール命の仕事(システム開発とか)では、話になりません……。その人が故意にやっていないとしても、仕事を任せられないですよね。

ここまでのまとめ

ここまでのまとめです。
「精神を病む・病みそうな人 と会社が判断した人は、高確率で切られるor遠ざけられる」
昨今では「多様性を重視して色んなタイプの人を受け入れます」と謳っている企業が増えていますが、とんでもない。企業側は、基本的に精神面で脆弱と感じた人は遠ざけるのです。

社会(会社)が求める強い精神とは

感情がこもってしまいましたが、最後にどうしたら強い精神(精神が脆弱でない)を持てるのか、考えます。
結論は、「しなやかな精神を持て」です。
城壁のようにガッチガチの高硬度を持つメンタルではなく、豆腐のように崩れやすいメンタルでもない。
ゴムのように柔軟で、それでいてなかなか切れない「しなやか」なメンタルを持つのです。

柔軟なメンタルは色んなことを素直に受け止めて吸収する力、適応する力の源です。それと同時に、強いストレスが発生した時に上手にそれをいなす力にもなるのです。(柔軟な動きでストレスをよける感覚)
強靭さも、真正面からストレスを受け止めるのに必要です。全部避けていては成長できませんから、多少の傷は必要です。

終わりに

というわけで、自分語りを長々しましたが、将来これを見返した自分がつらい状況に陥っても立ち直れることを、これを読んだ誰かが(もしかしたら)参考にしてくれる可能性を、夢見て終わります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?