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仕事辞めずに世界一周ひとり旅してみたら人生ちょっといい感じになった話

2016年に、長年の夢だった世界一周旅行をしてみました。
妻を家においてひとりで。(当時はまだ子供はいませんでした)

有給休暇15日間での、9カ国10都市弾丸ひとり旅です。

世界一周のルート&全費用や旅行内容については既に別で記載していますので、今回は「世界一周旅行をしてみた後の自分の変化」について書いていきたいと思います。


>>世界一周のルート&全費用
「仕事辞めずに短期間で世界一周するなら、ビジネスクラス世界一周航空券がおすすめです(全費用まとめ)

>>15日間の旅行内容
「世界一周ビールの旅!15日間10都市弾丸ひとり旅 #全10回」


はじめに

まず最初に、2016年に世界一周して以降の自分自身の大きな転機については以下の通りです。

2016年 世界一周
2017年 希望していたマーケティング部門へ異動
2018年 第一子誕生、逗子移住
2019年 会社を代表するブランドのマーケティング担当に
2020年 外資系企業へブランドマネージャーとして転職
2021年 第二子誕生、約半年間の育児休業取得

2011年に日系企業に新卒入社し、その後は主に営業系の仕事をしていました。
ただ、入社時からいつかは製品開発(マーケティング職)をしたいと考えていたので、2017年に希望が叶った形です。

2018年には待望の第一子が生まれたのを機に、都内から逗子へ移住しました。
2020年には、とても悩みましたが新卒入社した会社を離れて外資系企業へ転職。
2021年に二人目が生まれて、長期の育児休業を取得しました。

書いていて自分でも調子いいなあと思うくらいにやりたいことができているのですが、振り返ると思い切って世界一周旅行してみたことが少なからず影響してる気がしてます。

もちろん「世界一周すれば全てうまく行くよ」という話では全くないのですが、自分にとってこの世界一周旅行による大きなインパクトが2つあったと感じています。

それぞれについて、書いていきます。


1)周囲への感謝

一人で世界一周していた15日間は、毎日が新しい刺激で溢れており、夢のような時間でした。

ただ、世界をぐるっと回ってみて、自分の現実も全然悪くない、むしろ心底好きだということに改めて気がつくことができました。

「帰る場所があるからこそ、旅行は楽しい」

どこかで聞いた言葉ですが、まさにその通り。

安心な日本に住み、おいしいものを食べ、毎日せっせと稼ぎ、好きな人と楽しく家で過ごせている。

特に長年行きたかった世界一周旅行の背中を押してくれた妻と、仕事を調整して休みをくださった当時の会社には、帰国までの間にふつふつと感謝の気持ちが湧いてきました。

日本へ帰る飛行機では、「自分が楽しく15日間を過ごせたのは、帰る場所(家族と仕事)があるからだな」と、強烈に感じました。

帰国後は、15日間休んだ以上の貢献をしたいと今まで以上に仕事に励んだつもりですし、妻に対してもちょっと接し方が変わった(はず。笑)です。

妻をおいて一人で旅しておいてあれですが、これから先は「どんな時でも家族を一番に考えて生きていこう」と、世界一周の最後に決意しました。


2)我慢しないこと

いきなり何?と思われるかもしれませんが、自分にとって旅行後のとても大きな変化のもう一つが「我慢しないこと」でした。

そもそも控えめな日本文化の中のさらに「我慢するのが美徳」みたいな地方で生まれ育ったため、自分で言うのも何ですが、元来けっこう控えめな性格だと思います。笑

ですが、「行けたらいいなあ」くらいに思っていた世界一周旅行を思い切って実行して心底楽しめたことから、自分自身の中で不思議な感覚が芽生えました。

「もし今日が人生最後の日だとしたら、今日これからやることは、自分が本当にやりたいことだろうか?」

ご存知の方も多いと思いますが、Steve Jobsの有名なスピーチの一説:If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today? の和訳です。
Jobsは毎朝鏡の前で自分自身にこの言葉を問い、「もしもNoが数日続くようなら生き方を見直さなければならない」と考えていたそうです。

英語学習の中で何度も聞いていた言葉ですが、旅行中にこの言葉がすっと腹落ちしたことを覚えています。

短い人生、こんな風に自分が本当にやりたいことをやり切っていくことが大切なんじゃないか、と。

自分が本当にやりたいことをするためには、仕事でもなんでも、結構大変ですよね。

そもそも周囲があっての自分の役割だったりしますし、気が乗らなくても自分の意見を強く押し通さないといけないことも多々あると思います。
すんなり意見を聞いてもらうためには周囲からの信頼が必要ですし、その信頼を得るためには日常からハードワークして結果を出し続ける必要があったり。

実際、旅行のために15日間の休みを調整するのも、長期の育児休業を取得するというのも、権利こそあれ、そこが一番のハードルだと感じる方も多いのではと思います。

自分の場合は、本当に自分がやりたいと思っていることを「我慢」だとか「チームのために」とかいう言葉で隠して、逃げていた気がします。

自分がやるべきこと(Must)だけに集中して、自分がやりたいこと(Will)を無視していたような感じです。

これからは逃げずに自分が本当にやりたいことをやるために頑張ろう、と考えて行動するようになりました。


おわりに

ここまで書いてきて改めて感じましたが、「周囲への感謝」と「我慢しないこと」という内面の変化は、「家族最優先&所属組織への貢献」と「逃げずにやりたいことをやり切る」という行動の変化へつながっています。

これらは自分の人生の選択における大事な指針にもなっています。
旅行後の仕事や転職、さらには育児休業取得など、自分にとっての大きな判断をする際に、立ち戻って考えるようにしています。

もちろんこれまで出会った数々の先輩・同僚・後輩・友人、家族、さらには全然知らないSteve Jobsさんとか、そういった人たちからの影響も多々あってのものですが、ひとり旅で日常から離れるなかで、自分が大切にすべきものが固まっていく感じがしました。

もしもずっとやってみたいけど我慢していることがある方は、ぜひ思い切ってやってみることをおすすめします。

絶対に楽しいですし、きっと、何か良いことが起こるはずです。


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