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あんなに曇りのマークだったのに雪


 今日、再び雪が降った。
 天気予報ではどう見ても曇りのマークだったし、雪雲の存在もなかったように思う。だけど、今日は雪が降った。午前中。
 

 積もるほどの雪ではなくて、雨と混じった、というか雨が、なるつもりはなかったけど雪になりました、みたいなそんな雪だった。昼を過ぎた頃に見たら既に止んでいたようだった。ひたすら窓が曇っていて、結露で水溜りができそうだったのでこまめに拭いた。気づくと猫がその窓を舐めて水分補給していた。
そんな妙な癖を身に付けさせた覚えもないし水入れには綺麗な水をちゃんと入れてあるのにわざわざそれを舐めて飲むので、もう放ってある。お腹壊すよ、と伝えたけれど満足そうなのでそれ以上言えない。

 久々に実家で過ごしたのだけれど、自分の部屋の居心地の良さよ。基本は実家暮らしのはずなのに、自分のメンタルの関係で家を空けていたものだから、本当に久々だなあと嬉しくなった。座り慣れた人をダメにするクッションにすっぽりハマって、気兼ねなく読書ができて、ちゃんとリラックスができるのは最高だと思った。私はやはり、一人で過ごす時間がどうしても必要だと思った。

 猫は久々に会えて嬉しいのか私の部屋から出ようとしなくて、実際は私がつけるストーブがメインではあるのだろうけど、ずっとそばにいてくれるのが嬉しくて、つい余計に構ってしまう。両手で顔を包んだまま撫でられるのは嬉しいらしくじっとしている。だが体を撫でられるのはあんまりお気に召さないらしく、しまいにはめんどくさそうに出ていき廊下まで行くが、ストーブのことが恋しいのかすぐに帰ってくるのだった。そのうちに天地を逆にして眠っている(人で言うと仰向けなのだろうか)のを見て、その世界が本来は正しいのかもしれないよ、と思いながら見つめていた。寝てくれているだけでしあわせです、私は。

 読書はあまりせずに今日はひたすら短歌を作ろうと思っていたのだけれど、日中というのは何が起こるかわからないのと家族との付き合いもあったりで結局自分の時間をとれたのは夕方からだった。最近多いな、自分の時間が確保できないの。

 そうしてなんとか夜は一人きりになれたのだけど、一旦自分の短歌はぼんやり考えつつも好きな歌人の歌集をひたすら読んでインプットすることにした。紙に書いてはどういう作りになっているのか、音の開きはどうなっているのか、どこが美しいのかを書いているうちに時間はすぎていった。

好きな歌集たち。ひたすら読んでおこうと思う。時間はもうわずかだけれど。

 短歌は、とても楽しいことではあるが、頭を使う難しいことでもある。最近になってやっとどうやって作ってゆくかわかってきた気がする。まだぼんやりだけど。
 Twitterにて元々ほぼ一人ぼっちに近い形で勝手に呟いていた創作アカウントがあったのだけど、基本的に一人でえぐえぐしているだけの物だったので、(もちろんフォロワーはいるけれどもう、一人とか二人だった。私の根暗呟きをサシで見るのは鬱陶しかったかもしれないと今更思う)創作活動している仲間と繋がることにした。違うジャンルでそれぞれ頑張っている人たちからの熱意を分けてもらいつつ自分の刺激にしたいと思ったから。創作根暗アカウントとしての本領を発揮しているのを見られて嫌われたくない一心だったけれど、頑張って行くうちに前向きになれたらいいなと思っている。なれるだろうか。わからぬが。

 
 今日はあまり書くことがないのは全く読んでない上に全く外出していないから。内心の変化はたくさんあったし、いい刺激を与えてくれた1日ではあったと思う。

 次の外出は火曜日の通院日だろう。それまでは篭ってひたすら作ろうと思う。と言っても後1日じゃん。なんならもう日曜日終わってるんだった。なんなら深夜1時をとっくにすぎていることに今気づく。本当に日曜日って溶けてるね。おかしいよ。溶けてるから絶対。


 明日(今日)こそ早起きしてちょっとでもたくさんの時間を生きよう。


 おやすみなさい。

 

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