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#39.言葉の定義はその時々で違って当たり前!大事なのは…

例えば「大人」という言葉。
20歳以上を指す事も18歳以上を指す事もあるし、内面が成熟している事を「大人っぽい」と言ったり、「性的な」という意味で「アダルト」と言ったり、入園料/入館料/食べ放題料金とかで中学生~65歳未満を「大人料金」としている場合もある。本当にその時々。

本来大人料金を支払わなければならない高校生が、「未成年は大人じゃない」と反発した所で、「その場における大人という言葉の定義」が高校生を包含している以上、小人料金が適用される訳ではない。

分かりやすい例えとして身近かつ解釈が多岐に渡る「大人」という言葉をチョイスはしたが、他の言葉だって同じように定義がその時々で変わる事はある。

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大事なのは「今この言葉はこの定義で使っている」と共有されている事である。


例えば「自炊が節約になるかどうか」というテーマで話す時、「冷凍餃子を焼くだけ」が「自炊」の定義に含まれるのか否かは重要な判断基準の1つなので、予め解釈を合わせてから討論する必要性があるが、一度「自炊」という言葉の定義を定めたからと言って別の場面で同じ「自炊」という言葉が出てきた時に、その定義に一貫性を持たせる必要性はない。

自分だけが一貫性を持っていた所で話す相手が変わればその人と認識が合致しているかどうかは分からないので、解釈が割れる言葉を使う度に逐一「今この言葉はこの定義で使っている」と共有するしかないし、それが他人と円滑なコミュニケーションを取る上での重要なポイントの1つだと思っている。

逆にそこさえしっかりしてくれれば、積分定数だってCじゃなくてドラえもんでもウンコでも構わない。

元ネタ(ドラえもん)知ってる?w

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まぁとにかく「今この人が言ってる○○はこういう意味だな」ってのが伝わらないと話が先に進まない。
もしくは同じ言葉を違う解釈のままアンジャッシュ状態になったとしても、現実ではすれ違いコントみたいに面白い展開になる事は滅多にない。

だから私が書き手/話し手の時は「複数の解釈ができそうな言葉は予め定義を明示する事」を、
読み手/聞き手の時は「どういう意味で言ってるんだろう?と疑問が浮かんだ時点で立ち止まり質問する事」を心掛けている。

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「0を自然数に含むかどうか」
「メロンは野菜なのか果物なのか」
「リンス/コンディショナー/トリートメントって別物として捉えてる?」
「来週の日曜日って何日の事?」
「辛党って酒好きの事?辛い物好きの事?」

別に正解があろうとなかろうと知ったこっちゃない、こんなんどうせ人によって解釈分かれるよ!

それがたとえ誤用されがちな「間違った日本語」だと知っていたしても、相手も正しい意味で使っているとは限らないのだから、「正しい日本語を使う事」より「解釈の割れる言葉を相手と同じ定義で使う事」の方が私にとっては優先度が高い。
(言語たるものコミュニケーションの手段でしかないんだから、間違いに気付いたとて「何が何でも正してあげなきゃ」とは思わないし、どうしても指摘したい時は「ウザい日本語警察」にならないよう言い方に気を付けている)

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皆さんは「解釈が割れる言葉」を使う時に会話上気を付けている事や、深堀ってみたら実は同意見だったのに口論になってしまった事、面白いすれ違いコントがリアルに発生した事、積分定数をC以外で回答した事、日本語警察で疎ましく思われてしまった事などはありますか?←

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