見出し画像

50代からのリスキリングは、何をするのか

20代「これからの人生をどうしていこう」と思うのと、
50代「これからの人生をどうしていこう」

50代のほうがきついんじゃないかしら?

「若者が夢を持てない社会」とはよく言われますが、
50代のそれはもっと厳しい。
キャリア、スキル、気力体力、、
向上するのではなく、「下降」しますからね。。

みんな言わないだけ。

現実をぐっと噛みしめています。
人生の悲哀(笑)、みんな頑張ってる!

誰もが、60歳、65歳という年齢を前に、「仕事をどうするか」を考えます。
新しい仕事を探そうにも、年齢という壁が立ちふさがります。


メールアドレスをファックスしてください


今私は、ある仕事の求人募集と採用のお手伝いをしています。
そこで感じるのは、採用する側と応募する側の、認識のギャップです。

求人募集へ応募してくるのは職種がら60代、70代の方ばかりです。
長寿命な時代です。
70歳でもあと10年くらい、働けるものなら働きたいですよね。

しかし実際は、70歳ともなると「ずれ」を感じます。
履歴書を、求人サイトのメッセージに添付してくださいと伝えても、
「送付先の住所を教えてください」

先日は、こんなメッセージが来ました。
「メールで送りますので、メールアドレスをファックスしてください。」

60歳くらいでも、こういった方はいます。
長寿命&薄い年金を考えると、まだまだ働かないといけないのに。

PCがほとんどできなくて、
「教えてくれればやります。」
と言います。
会社は従業員の教育やマネジメントをするものと思っているようです。
PCも??

企業側からすると、若い人に教えることは将来の投資になりますが、
高齢者はそうではありません。


企業側にも問題が


企業側にも問題があります。

なぜ人手不足なのか?
なぜ応募が来ないのか?

応募が来てもなぜ他社内定へ行ってしまうのか?

「若くて優秀な人」が欲しい
この待遇じゃ来ないでしょ。

「資格を持っている人」が欲しい
経験がなければ取れない資格です。
若くして持っている優秀な人は、他にいくらでも選べます。

50代は?
子供の教育費がかかり、仕事も責任あるポジションにあります。
なかなか辞めませんよね。

そう、転職するのは60代なんです。
ずっと勤めてきたけど、先が知れている。
子どもの教育費も終わった。
早めに新しいところを探した方がいい。

しかし、企業側は高齢になると給与が下がる慣習にならっています。
すると、やっぱり「優秀な人」に選んでもらえない

これからは「60代の転職組」から優秀な人を確保し、長く働いてもらう
これに、企業の将来がかかっていると思うんですけどね。


高齢者は長く働けない?


人手不足、高齢化
これは紛れもない事実です。
今後も状況は進みます。

企業は、変わらないといけません。

まずは「高齢者はこう」という「思い込み」を無くすことです。

年齢で一律にはかるではなく、ひとりひとりを見ていく
ヒット率は、んー、、5%くらい(私の肌感覚、、笑)
20人に1人を見つけるくらいのきめ細かさ根気が必要です。

「これから長く働けない」という思い込みも。

若い人だからといって「長く勤めてくれる」とは限らない。
ずっと働いてくれると思っているのは、「希望的観測」ですよね。
若くても続かない一方で、70歳から10年働ける人もいます。

また、「雇用側がえらい」という思い込みも。
こういった「感覚」は、人は敏感に感じるものです。
企業は人を選びますが、同時に「選ばれる」企業でなければ成立しません。


何をリスキリングするか


「リスキリング」よく言われますよね。

学ぶことが目的の場合もありますが、
これから10年、20年「仕事をするため」であれば、
仕事に直結する学び方が必要です。

必要ならやります
教えてくれたらやります

それを「前もって」やる。
何を前もってやるかの「リサーチ力」が問われます。

自分のスキル
やりたいこと

そのギャップを埋めるものは何か

求人サイトの「求める経験」「資格」
目的さえ決まれば、調べる方法はいくらでもありますよね。

高齢化社会がさらに進んで、高齢者の雇用は拡大する一方です。
状況は少しずつだけれど、必ず好転します。

今からコツコツと積み上げていれば、数年後には大きな差が出ます。
筋肉と同じです(笑)

時代は変化し続けています。
現状だけを見てあきらめないこと。

立ち止まった時点で、あなたの時代は止まってしまいますから。

=======================
「50代からの未来をつくる」サービスを展開中
こちらも、ぽちっとご覧くださいませ。

=======================

※よろしければ他記事もどうぞ


この記事が参加している募集

採用の仕事

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?