「ひとりの人」の感覚をたもつ大切さ:嵐のドキュメンタリーを見て
普段「アイドル」の類は全く興味がないのですが、
「嵐」のドキュメンタリーを見て、
思わぬ感動をした話を書いてみたいと思います。
「ARASHI’s Diary -Voyage-」(アラシズ ダイヤリー ボヤージュ)
日本時間2019年12月31日17時よりNetflixで配信開始された
嵐のドキュメンタリー。
28か国語にて全世界190か国で配信。
「嵐」の活躍
2018~19年、デビュー20周年を記念した全国ツアーが行われます。
「活動休止」の発表
活動休止に関しての、5人のそれぞれのインタビュー映像が流れます。
大野君の言っていた「自由になりたい」。
そして、「もう38なんだよ。」という言葉。
「この20年を、もしもう一回やりたいかというとやりたくない。」
というニノの言葉。
ツアーで、一度に5万人が集まる「狂騒」。
大きな経済を動かし、関係するスタッフの数も膨大です。
自分たちのコントロールの範囲を超えるほどに
大きくなってしまった影響力。
それを「辞める」という決断。
そこに至るまでに、どれだけの葛藤があったことでしょう。
アイドルは着せ替え人形だと思っていた
ドキュメンタリーは、ツアーの制作風景から始まります。
松潤が、ステージのクリエイティブのディレクションを行っています。
選曲
曲順
流れ
衣装
演出
サイネージなどのビジュアル
これらを一から。
選曲からはじまり、構成を組んで流れを確認し決めていく。
何日も何日もかけて。
「アイドル」というと、全てをお膳立てされた
「着せ替え人形」のイメージでいました。
そこには、「40前」の「(地道に)仕事をしている」男の姿がありました。
キャパを超えるものをもってしまったとき、どう自分を保つのか
何万人もの歓声に、答え続ける日々。
どこに行っても「キャーキャー」と言われる存在。
自分のキャパを超えたものを手に入れてしまった時に、
どうしたら自分を保てるのでしょう。
ドキュメンタリーでは、一人ひとりのプライベートにも触れています。
相場君は「ボクシングジム」に通っています。
ジムのトレーナーの方が言っていました。
「アイドルというと、最初は違うイメージを持っていた。
しかし、コンサートのアンコールが終わった直後に
“明日の7時半はどうですか”と連絡をよこしたり。
紅白の司会の日の朝も来た。
本当に、ルーティーンの人なんだなと思った。」
最後まで前を向く
活動休止まで1年半を残した2019年夏の、
「世界進出」にむけての動きが、映し出されています。
5人の、「最後まで前を向こう」という姿勢が見て取れます。
ともに「仕事をする」ということ
私が応援しているジャズグループのライブにいったときに、
メンバーの一人が言っていました。
「このメンバー(3人)で何年もやってこられたことに感謝している。
バンド活動をずっと一緒にやっていける人を見つけるのは、
結婚相手を見つけるより難しい」と。
ステージのディレクション、「世界進出」も
松潤がメンバーに提案しています。
嵐のプロデューサーは松潤だったんですね。
他の4人は松潤を尊重し、立ち位置を守りながら全力で協力します。
20年もの間、同じメンバーで「会社を継続する」ことが難しいことは、想像できます。
嵐を成長させてきたのは「メンバー自身」だったのですね。
最後は人間
ラストステージでの大野君の言葉
※こちらのnoteでラストステージのことが書かれています。
(引用させていただきました。ありがとうございます!)
感動しますよ!
どんな人であっても、ひとりの人間。
彼ららしい、人生の新しいステージを見せて欲しい。
心から応援したいと思いました。
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