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家族だからやっていたこと:十五夜の夜に

朝起きたら、田舎の母(84歳)からのライン。
「おはよう きょうは十五夜 買い物に行ってこようかな?と思っています?」
?の使い方が変(笑)

少し前にスマホに変えて、LINEが使えるようになり、
本当に助かっています。
安否確認です(笑)
基本は毎朝「おはよう」LINEをしています。

母のスマホへの切り替えの話も、note一回分書けるのですが(笑)
またの機会に。

十五夜の夜に、「家族で過ごした時間」に思いをはせてみようと思います。


十五夜のお供え


昔やっていました。
窓際に小さなテーブルを置いて。


ブドウ
ススキ
おはぎ
ふかし芋
あとなんだろう、、並べて。

「もう食べていい?」
そう聞く私に、
「お月さんが出てからだよ」と。
窓を開けて、丸い、ちょっと赤みがかった月を眺めて。
そのあと、おはぎを食べました。
本当に月にはウサギが住んでいると思っていました。
十五夜、楽しみだったな。。

母は今も、一人でも、お供えをしているのです。

こういった季節の行事
私も、娘が小さい頃はやっていました。


季節の行事


節分、ひな祭り、お盆、十五夜、クリスマス、もちろん誕生日、お正月。

節分には豆を買い、撒きました。
飼っていた犬がものすごい勢いで食べていました。

ひな祭りにはひな人形を飾り、菱餅とあられを飾りました。
ひな人形を買ったら付いてきたオルゴールの「うれしいひなまつり」
回転が速くて、調子狂ったなぁ。

お盆は、ご先祖様の墓参り。
実家の方ではお盆は一週間、墓参りをします。
小さな娘を連れ帰省していた頃は、
毎日夕方に墓参りに行っていました。

ある日、こんなことがありました。
町の人たちが一斉に墓参りに行くので、久しぶりに会う人がいます。

母より少し年配の女性でした。
私の娘を見て、母に聞きました。
「孫さんは一人?」

私には兄がいますが、結婚はしていますが子供はいません。
母が残念そうに
「たったの一人。」
その女性は言いました。
「私のとこは、いないんだ。」

みんなが結婚して、子供がいるのが当たり前
そんな時代ではなくなっていますね。


いつの頃からか、やっていない


節分の豆まきは、もうしません。
夢中で食べていた犬も、数年前に死んでしまいました。
ひな祭りのひな人形も、サブスクの保管サービスに預けたままです。
お盆も、コロナで帰りませんでした。
クリスマスツリーも、数年前に処分してしまいました。
誕生日は、プレゼントくらいはあげます。
お正月のおせち料理も、もう作りません。

どれも、娘のためにやっていました。

娘が小さい頃、クリスマスの日に買い物に行くのが嫌でした。
家族やカップルで「何にしようか」と相談している姿や、
家族向けの華やかなオードブルなんかを見るのが辛かったのです。

その頃の話はこちら

それでも精一杯、クリスマスツリーを飾って。
唐揚げくらいは作り、ケーキを買って。
二人でお祝いしていました。

余談ですが。
友人にこの「スーパーに行くのが嫌」の話をしたのです。
友人はその年風邪で熱を出し、それでも仕方ないので、
スーパーでローストチキンを2本買い、
夫と二人「無言で食べた」と言っていました。
「別に、少しも楽しくないよ。」と(笑)

そう、人は幸せに見えるもの(笑)

もうずいぶん前から、クリスマスもやっていません。
娘は、家族とクリスマスを過ごさなくてよくなってしまいました。
それも、最初の頃は寂しかったけれど。

その頃の話はこちら

ある日、ケーキもごちそうも用意していなかったら、
思いのほか、娘が早く帰ってきたことがありました。
友人と3人で店を予約していたら一人が熱で来られなくなり、
もう一人も怪しいということで止めた、とのこと。

「ママ、ケーキ買いに行こう。。」
ろくなケーキが無かったけど、久しぶりの二人のクリスマスの夜でした。
それももう7、8年前のことです。
それ以降も、娘はクリスマスに家にいることはなかったです。


家族だからやっていたこと


もはや家族でのお祝いは、必要ないのです。

家族には家族の過ごし方があるけれど、
家族じゃないところには、家族じゃない過ごし方がある。
そして一人で過ごすのも、それはそれであり(私)。

少し寂しいけれど、、
もう個の時代、「家族だからやっていたこと」は無くなっていくのかな。。

家族で過ごせた、幸せな時間。
お団子でも買ってきて
今日くらいは、月を見て思い出したいと思います。

※孫が産まれたら、孫のためには全部やります、たぶん(笑)

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