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人や暮らしのこと

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「個の時代」だからこそ焦点を当てたい、一人一人の人生・暮らしについて書いています。
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#これからの家族のかたち

血縁でも社縁でも地縁でもない、あたらしい「縁」

私のテーマ「50代からのリセット&リスタート」 に行きつくまでには、いくつかのきっかけになる本がありました。 そのうちの1冊について書いてみたいと思います。 衝撃的なタイトルですよね。 以前のこちらともつながる話です。 ※他の本については、以前こちらで書きました。 無縁社会 こちら読んでみると、 知らない間に日本が「貧乏な国」になってしまっていたのと同様、 既に私たちの「日常」になりつつある話です。 (この本は2010年出版ですから、事態はさらに進んでいると思われま

人は人で癒される

address生活を始めて一週間。 あるシェアハウスに泊まりました。 そこで感じたことを書いてみたいと思います。 誰にも会わずに一週間 addressは戸建てやシェアハウスやゲストハウス、旅館などと提携しています。 addressは「コミュニティ推し」だと思うのですが、 はじめてみたら、思いのほか人に会えません。 シェアハウスの住人や、他のアドレス利用者は「居ることは居る」。 しかし、話のきっかけって難しいですよね。 お互い遠慮するということもあるし、 話しかけてみ

50代からパートナーを探してみる?:結婚相談所

50代、 離婚した ずっと一人で来た 一人が好きなわけでも、 一人でいたいわけでもない。 今「ひとり」の50代女性に、パートナーは必要か? パートナー探しはどうすれば良いか? そんな話を書いてみたいと思います。 (みんな興味ありますよね?ね?) 「再婚専門」結婚相談所 先日、結婚相談所をされている方とお話しする機会がありました。 「再婚専門」結婚相談所をされている愛間さん。 愛を取り持つ愛間さん? すごいお名前! なぜ「再婚専門」? 「初婚」の人と、「再婚」の人

今年のクリスマスは誰と過ごしますか?

明日はクリスマスイブですね。 皆さんは、どのような予定ですか? 私たち50代は、クリスマスをどのように過ごしているのでしょうね。 普段と変わらない一日 去年のクリスマスの夜は、一人ランニングをしていました。 淋しくないと言うと、嘘になります。 しかし、若い時のように「淋しさにとらわれる」ことはありません。 クリスマスを一人で過ごすのは自分だけではないし、 今日一日も、一年の365分の一日に過ぎないと気づきます。 家族のためのクリスマス 子供が小さいときは「家族の

50代からのシェアハウスについて考えてみる

高齢者の「一人暮らし」の問題が、よく取り沙汰されますよね。 「65歳以上のひと」がいる世帯は、2019年ですでに 全世帯数の約半分(赤い折れ線グラフ、49.4%)です。 65歳以上世帯のうちの「一人暮らし」世帯は、28.8%、約1/3です。 「個」の時代にあって、一人暮らしは全体に増えている。 今後もさらに寿命は伸び続けると言われていますから、 さらに高齢者の「一人暮らし」世帯は増えますよね。 このままいけば間違いなく、私も仲間入りです。 「社会的」共同体のトラウマ

「子育ては期限付き」夫婦は最初から頭においておこう

よく離婚ネタを書いていますが、 離婚を推奨しているわけではありませんよ(笑)。 ただ周りを見ても、本当に多いんですよね。 50代になり、子育て卒業。 子供という「かすがい(表現古っ 笑)」がなくなり、二人になった時。 「これから30年?40年?この人と一緒にいられるかしら」と。 夫婦が「お互い向き合う」のは、 子育てが終わってからでは手遅れなのでは? これについて、書いてみたいと思います。 子育て期はせいぜい12~3年 前回こちらの記事を書きました。 ※UP日間違え

古い世代と若い世代の狭間の、私たち50代がすべきこと

「未来をつくるのは若者」 期待は、大いにしたいところです。 しかし、50代が「若者が活躍しやすい社会にする」 というのも一つの責任かなと思います。 前回の、50代が「前頭葉」を使う社会へ変えよう、 ということが一つ。 もう一つ。 「過去」の価値観と「今」の価値観の狭間にいる私たちだから、 出来ることについて書いてみたいと思います。 「古い」世代の価値観 私の兄はずっと賃貸住まいで、4年ごとに引っ越しをしています。 先日また引越しをするという話があり、母がぼやきました。

「仲が良い」は、家族において最も価値あることかも

人と「仲良く」する。 ごく当たり前に使われてきた言葉ですよね。 この「仲良く」することの価値について、 思ったことを書いてみたいと思います。 友だちをたくさん作っておいで 先日会った友人が、 「こんな記事があったんだよ。」と、 スピードスケートの小平奈緒さんの記事を教えてくれました。 勝負の世界で生きてきた人が、 このような考えを持ち続けてきたことに驚きますよね。   宮崎県小林市の高校で行われた講演会。 メッセージを求められ、こう呼びかけたそうです。 仲の良い家族

私たちはこれから、どこで何を「思い出」にしていくのだろう

先日、こんなニュースが流れていました。 「(東京渋谷)東急百貨店本店閉店」 たくさんの人が詰め掛け、別れを惜しんでいました。 昔からあるお菓子の販売終了。 「えー、無くなっちゃうの?残念!」 でも、最後に買ったのはいつ? 東急本店も、そんなに閉店を惜しむのなら、 「もっと買ってくれればよかったのに」と言いたいのでは(笑)? インタビューでの、80代の母と一緒に来ていた50代の娘。 「昔よく母と来ていたので。ありがとうという気持ちです。」 と。 みんな「思い出をありがとう

いろんな意味で学びの多かったシェアハウス生活

瀬戸内の「豊島」という島で、 10日間ほどシェアハウス生活をしました。 初めてのシェアハウス生活で感じたことを、 書いてみたいと思います。 シェアハウスでの生活 このような機会があったのは、 「豊島エスポワールパーク」という複合施設の お手伝い募集があったからです。 こちらに書きました。 住まいはシェアハウスが用意されており、 女性のみ定員4名、各個室はありました。 個室は充分な広さでしたが、布団しかありませんでした。 キッチンダイニングリビング、お風呂やトイレは共有で

「住まい」とコミュニティ:北欧の住まい【後編】

今回は北欧の、人が集まることで実現した「暮らし」に焦点を当て、 書いてみたいと思います。 「コミュニティ」の良さって? コーポラティブハウスの価値の一つが「コミュニティ」です。 この価値は、住んでみないとわからないんですよね。 「コーポラティブハウス」がいまいち普及しない理由も、 そこにあるのかな(-_-;) 「コミュニティ」という言葉に、抵抗がありますか(笑)? 「たまたま隣に居合わせた人と仲良くなる」って無理ですよね。 仲良くなるか、その深度も「ひとによる」。

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「住まい」とコミュニティ:北欧の住まい【前編】

「個」の時代に「長く」生きるには、 セルフマネジメントが必要と思います。 でも、それだけでは足りないと思います。 大切なこと=「人との関わり」です。 「人との関わり」を、 家族、友人、職場などだけではなく、 「住む」という面から考えてみてはどうでしょう? こちらで、住宅における「コミュニティ」の話に触れました。 日本では「家」って、「資産」面を重視しますよね。 不動産というとお金の匂いがする(笑)。。 北欧は、「暮らし」重視です。 今日は北欧の「住宅」と「コミュニ

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家族以外のだれかと暮らすということ

少し前ですが、ヤフーニュースでこんな記事がありました。 史上最大の独身人口となった「ソロの国・ニッポン」 「個」の時代は進んでいますね。 コロナで「人と会ってはいけない」なんてことになれば 当然出会いはなくなりますしね。 やっぱり、結婚はした方が良い? 結婚出来れば良いですが、出会いもさることながら 誰かと人生を共にするって、やはりハードルが高いですよね。 一人で暮らすか、家族と暮らすか? その2択しかないのでしょうか? そんな話をしてみたいと思います。 ゆるく集まる