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人や暮らしのこと

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「個の時代」だからこそ焦点を当てたい、一人一人の人生・暮らしについて書いています。
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血縁でも社縁でも地縁でもない、あたらしい「縁」

私のテーマ「50代からのリセット&リスタート」 に行きつくまでには、いくつかのきっかけになる本がありました。 そのうちの1冊について書いてみたいと思います。 衝撃的なタイトルですよね。 以前のこちらともつながる話です。 ※他の本については、以前こちらで書きました。 無縁社会 こちら読んでみると、 知らない間に日本が「貧乏な国」になってしまっていたのと同様、 既に私たちの「日常」になりつつある話です。 (この本は2010年出版ですから、事態はさらに進んでいると思われま

50代、人間力のリスキリング真っ最中!

address生活は、4か月が経ちました。 ここまで、あっという間でした。 毎日が発見と鍛錬(笑)の連続です。 音に気を付けたり 帰宅時間に気を付けたり キッチンやお風呂を使う時間に気を付けたり addressの家への道が急坂で、 これなら荷物を送ったほうが良かったなとか。 食材が使いきれなくてもったいなかったなとか。 冷蔵庫や電子レンジがなくて、食事をどうしようかなとか。 先日泊ったaddressの家は、民泊と併用していたんですよね。 外国人の方が泊っていて、 流ち

誰かが何とかしてくれる?長い長い高齢期

私たち50代の多くが直面する、親の介護。 私たちの時は、誰かがやってくれる? 親の姿から、思うことについて書いてみたいと思います。 こんな時だけ意思を示す 私は今、青森の実家に帰省しています。 86歳の母は、食事をしたり、トイレに行ったりという 「自分のこと」は出来ます。 しかし、それ以外のこと(家事全般)はほとんどできません。 私は、帰省するたびに「今回は怒らないぞ」と心に決めています。 でもやっぱり「怒る」ことが起こるんですよね (洒落じゃないです 笑)。 今回

地味で目立たないくらいがちょうど良い

こんなことを書くと怒られそうですが、、 26歳の娘の彼は、私から見ると「ちょっと頼りない」人です(笑) 娘と話して感じる、 昔と今の「相手に求めるもの」について書いてみたいと思います。 ちょっと頼りない 私は今、娘と二人暮らしていたマンションを出て、 addressを利用し、ホッピング生活をしています。 マンションには、娘と結婚未定の彼が住んでいます。 私と娘と娘の彼で、ちょくちょくご飯を食べたりしています。 私が、娘の彼を「頼りない」と感じるところはどこだろう?

老いへの嘆きを聞きながら、「死の受容」について考える

重いテーマですみません。 内容はそんなに重くないです。。 1か月半ぶりに実家に帰省しています。 そこで感じたことを書いてみたいと思います。 母の現状 私の母は86歳で、青森で一人暮らしをしています。 前回から1か月半しか経っていませんが、 地元で高校の同窓会があったため、また帰省しています。 母は、60代半ばからの「骨粗しょう症」、 ここ数年の「首下がり症」に加え、 最近「パーキンソン病」の診断がつきました。 服薬を始めて、少し症状は良くなっているようですが、 本人

40年前の高校生だった私たちへ

高校の同窓会に12年ぶりに出席しました。 かつての高校生は、40年経ったいま 立派なおじさんおばさんになっていました。 そこで感じたことを書いてみたいと思います。 40年経ったかつての高校生たち 私は青森県出身です。 その中でも、特に田舎の出身です。 高校には、自宅から列車で一時間ほどかけて通っていました。 同窓会は、4年に一度のオリンピックイヤーに開催されていましたが、 前回はコロナで中止、前々回は欠席したので、 私は12年ぶりに出席しました。 「(人に)会える時

おしゃれリノベの街で思う、「ゆっくり」から生まれるもの

addressで、あちこちホッピング。 歯医者通いはまだ続いていて、次の予約までの間に東京を離れています。 栃木県の那須塩原市に、5日間ほど行ってきました。 那須と言えば「御用邸」。 軽井沢と並んで、「避暑地」として有名です。 宿泊先は、新幹線の「那須塩原駅」の一つお隣の駅「黒磯」。 「裏那須」と呼ばれ、最近話題の街のようです この街で感じたことを書いてみたいと思います。 ゲストハウスに泊まる addressは、全国300か所以上ある拠点のどこにでも泊まれる、 「家

【番外編】一人でも多くの人に読んでほしい話

今日は、あるお話をそのまま紹介します。 ORANGE RANGEの廣山 直人さんのFBの投稿です。 ぜひ、一人でも多くの人に読んでもらいたいと思います。 20240622 FB 廣山 直人 戦争体験記 〜その時私は14歳でした〜 屋良富美子 ======================= ※よろしければ他記事もどうぞ

人生後半に大切なのは、家事力ではなくマネジメント力

人が最後まで「自分で暮らす」には何が必要か。 私の母は、86歳で青森で一人暮らしをしています。 4か月ぶりに実家へ帰省し感じたことについて、 書いてみたいと思います。 介護は「オペレーション」 「家と暮らし」相談アドバイザーをしていた時のお客様。 閑静な住宅街の立派な家。 50代の兄と妹、施設から時々帰ってくる高齢のお母様の3人暮らしでした。 相談は妹さんから、家のリフォームについてでした。 お母様は10年以上前から介護が必要な状態だった。 数年前に施設に入るまで、

布団何組あるの?:私の実家の片付け

4か月ぶりに、実家に帰省をしています。 私の母は86歳で、青森で一人暮らしをしています。 恥を忍んで(-_-;) またまた実家の片付けの顛末について、書いてみたいと思います。 この布団、いつから洗ってない? 寝起きし、ご飯を食べ、トイレに行く。 母は今のところ、こういった「自分のこと」は出来ます。 しかし、それ以外のことはかなり難しくなってきています。 実家は、新幹線の新青森駅から、 在来線を乗り継いで2時間かかる田舎です。 比較的乗り継ぎよく行ける時間を選んでも、

address生活、1か月経ちました!

addressであちこち移動する生活も、だいぶ慣れてきました。 最初はどうなることかと思いました(笑) 約1か月経った今を、書いてみたいと思います。 addressの実感 addressは、一戸建て、シェアハウス、ゲストハウス、旅館などと提携しています。 行ってみると、addressの家は本当にいろいろです。 ベットがギシギシだったり エアコンがホコリまみれだったり 共有のキッチンがすごく汚かったり 最近見ないなーという柄の布団だったり(-_-;) (ということもある

休日の正しい過ごし方

address生活を始めましたが、 歯の治療があり、定期的に東京に戻ってきています。 合間に東京を脱出しています。 交通費が掛かるので、あまり遠くへは行けません。 信州で山を走ってきたので、今度は海を走ろう! 5日間ほど、神奈川県茅ケ崎市のaddressの家に滞在しました。 そこで感じたことを書いてみたいと思います。 サザンのまち 茅ヶ崎と言えば、「サザン」ですよね。 サザン通り、サザンビーチ、サザン神社など。 いたるところに、“サザン”の付いた地名などがあります。

ちゃんとしないと生きていけない?

address生活を始めて、少しずつ人との出会いが増えています。 私もちょっとだけ、コツがわかってきました。 自分から話しかけてみると、チャンスは広がります。 何でも、経験ですね。 そこで感じたことを書いてみたいと思います。 理解できない ある日の、娘からのラインです。 私が出たマンションには、娘と娘の彼(結婚未定)が暮らし始めています。 「おばあちゃんに久しぶりに電話したら、 結婚もしていないのに(彼と)一緒に住むなんてどういうことだ! って怒ってた。」 私の母は

人は人で癒される

address生活を始めて一週間。 あるシェアハウスに泊まりました。 そこで感じたことを書いてみたいと思います。 誰にも会わずに一週間 addressは戸建てやシェアハウスやゲストハウス、旅館などと提携しています。 addressは「コミュニティ推し」だと思うのですが、 はじめてみたら、思いのほか人に会えません。 シェアハウスの住人や、他のアドレス利用者は「居ることは居る」。 しかし、話のきっかけって難しいですよね。 お互い遠慮するということもあるし、 話しかけてみ