あんずもち

アイデンティティを確立しきれない対人援助職。 面白かったことや意味のない考え事を書きた…

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アイデンティティを確立しきれない対人援助職。 面白かったことや意味のない考え事を書きたい。

最近の記事

5.13〜日記(短い初夏、自由とは、友達)

5.13(月) 仕事からの帰り道、昨日降り続いた雨が嘘のように晴れている。真昼のように、日差しがアスファルトを熱した匂いが空気中に漂っている。道端の紫陽花がたくさん葉をつけている。梅雨の前の、短い初夏の空気を、たっぷり吸い込む。 5.17(金) 最近、金曜日によく外食をする。今日はやよい軒へ。ホームページでメニューを見ると、チキン南蛮に熱烈なファンたちのコメントが付いており、これは間違いないと思い注文。 働き始めてから自由が減ったと、ずっと感じていた。確かに、学生の頃より自

    • 5.6〜日記(休む勇気、図書館通い)

      5.8(水) 今朝は体がだるく、胃がむかむかして、どうやってもスイッチが入らない状態。昨日、連休明けの1日を忙しく過ごしたことと、気圧やらの影響かなと思う。準備して家を出ることも出来そうにないので、急遽休むことに。 調子が悪い時があっても、高熱や頭痛などの明らかな症状がなければ、多少無理していた。そうして昼頃に熱が出れば、どこかホッとして途中で帰る。休むためには、自分だけでなく他人を納得させる理由が必要と思っていた。けれど今日は、自分の状態に目を向けて、休んだ方がいいと判断で

      • 4.29〜日記(田舎のパスタ屋、田植え、心と体の調子)

        4.29(月) 3連休の最終日。午前中から雨だけれど、前から行きたかったパスタにランチへ。車で30分ほどかけ、「峠」を超えて、家がポツポツとある田舎の風景に突然、小綺麗なログハウス風の建物が現れる。周りから浮いて、ここにだけ人が集まっている。前菜からデザートまでのコースを食べる。前菜のポテトサラダにちょっとハーブが入っていたり、ジェノベーゼが新鮮なバジルの葉そのものの香りだったりと、ひとつひとつに感動。全てがとてもおいしかった。 5.3(金) 夫の実家に行く。田んぼと山に囲

        • 4.22〜日記(自分の世界、夏みたいな日、休日ドライブ)

          4.22(月) 嫌なことがあるとよく、この世界に絶望するような気分になる。その嫌なことが世界の大半のような気がして。けれど、きちんと今に目を向けると、大切な、愛しい、好きな人や事がたくさんあることを思い出す。私の大切な世界は、いつも変わらずにここにある。 4.24(水) 午前中は雨だったけれど、帰る頃にはもうすっかり晴れていた。昼みたいに明るく、山が青々として、水色の空との境がくっきりしている。日差しはあたたかく、風が吹くと緑と花の香りがする。空気中に舞う色んな粉が気になる

        5.13〜日記(短い初夏、自由とは、友達)

          4.15〜日記(もやもやな日々、人に話すこと)

          4.15(月) 夫婦そろって気圧の影響を受けるので、体調がリンクしていることが多い。今日は曇りで小雨が降るくらいだったけれど、朝からふたりしてやる気が出なかった。10時のおやつにミルクティーとお菓子を補給し、何とか、作り置きや掃除などお互いの担当家事を終える。昼前だけれどお腹も空かず、ただ眠たくて、結局私は1時間ほど寝ていた。たまにこういう日がある。以前なら、何もできなかったと落ち込むばかりだったけれど、最近はこういう時は休むしかないと経験から知っている。その日の調子に合わせ

          4.15〜日記(もやもやな日々、人に話すこと)

          4.8〜日記(安心のために、唐揚げとサラダ)

          4.9(火) 今朝は、昨日から続いた雨で、風も強く寒かった。不安も湧く日で、もうだめかと思ったけれど、無事一日を終えた。 ここ数年、「今日一日、怖いことがありませんように」という気持ちで生きている。どこか安心しきれない日々が続いている。 怖いことがあると、自分の心や世界が脅かされるように感じる。何があっても、私の心はここにあるという事を、忘れずにいたい。 4.10(水) 自分そのものが、頭の中の思考にジャックされることがある。別の言葉で言えば、小さなフラッシュバックや予期不

          4.8〜日記(安心のために、唐揚げとサラダ)

          4.1〜日記(新年度、春の日、小さな世界)

          4.1(月) 新年度が始まった。職場には、例年のように新採職員や異動者が溢れている。みんながどこか落ち着かず、先週までと明らかに違う空気が流れる。 新しい人と出会うことに対して、高揚感や楽しみな気持ちある。けれど、周りの人々が変化に晒されている様子を見ることは、正直疲れる。 4.2(火) 何もかも、冬の寒さと暗さのせいにしてもいい。それくらい、日に日に暖かく、明るくなっていくにつれて、健やかに過ごせている。もう次の冬には耐えられないんじゃないかと、毎年思うけれど、特にこの冬

          4.1〜日記(新年度、春の日、小さな世界)

          3.25〜日記(不安の種、心の中の風景)

          3.25(月) いつからか、日々生きることが、どこか怖く恐ろしい部分がある。回避できないネガティブな出来事が、いつ身の回りで起こるか分からないから。毎朝、今日何か怖いことが起きるんじゃないかと考えて、落ち込む。別に、私の想像するような「怖いこと」があったとしても、死にはしないし、それが毎日続くわけでもないのに。 同時に、好きなことに没頭したり、自分の世界に浸るような感覚が、弱っていると感じる。どうすれば良いのか、分からない。何年もぐるぐる考え続けているように思う。 3.28

          3.25〜日記(不安の種、心の中の風景)

          3.18〜日記(適度な雑談、ガパオライス、低気圧)

          3.18(月) なぜだかよく人に話しかけられる日って、たまにある。今日がそれだ。朝職場に着いた時、仕事中、お昼休み中に、その場の流れというより「私」を目掛けて数人に話しかけられる。別に大笑いしたり、びっくりしたりする話ではない。ちょっとした嬉しい話や、普通の日常の話。こういう日は、なんかいい日だな、と思う。ちょうど良く、普通に、いい日。 3.20(水) 昼ごはんに、ガパオライスを作ってみようと思い立つ。レシピを検索して、家になかったナンプラーを購入。目玉焼きを焼いてから、鶏

          3.18〜日記(適度な雑談、ガパオライス、低気圧)

          3.11〜日記(雨で不調、夜のパスタ屋、不安と今)

          3.11(月)  13年前の今日、帰宅したらテレビで信じがたい光景の連続が流れていたことを、鮮明に覚えている。当時学生だった。テレビの前で、ただ、それを見つめることしか出来なかった。時が流れ、自分も社会も大きく変わった。あの時、テレビで見た光景の場所は、今どうなっているのだろう。場所も時間も遠いけれど、あの時から今は繋がっている。 3.12(火)  昨日からの雨が止んで昼から晴れると思って、洗濯機を回した。なぜだか眠気が酷くて30分ほど眠り目を覚ますと、雨が降っている。何も

          3.11〜日記(雨で不調、夜のパスタ屋、不安と今)

          3.4〜日記

          3.5(火) 2、3月って、こんなに雨が多かっただろうか。午前中の外勤をなんとかこなし、昼から休み。ひんやりした雨の日は、去年の京都音楽博覧会を思い出す。そうして何度も、「感覚は道標」を聴いている。京都の喫茶店の2階で食べたモーニングのサンドイッチ、梅小路公園の外に座って漏れ聞こえたリハーサルの音、カッパを着て雨の中座って聴いた槇原敬之。あの日のあの感覚が、確かに私の心に残っている。 3.7(木) 目が覚めると外が明るい。ちゃんと朝だ。真っ暗な中起き上がらなければいけない冬

          2.26〜日記

          2.26(月) 満月の日は過ぎたけれど、月明かりがとても眩しい夜。ベッドに寝転ぶと、ちょうど高い場所に月が見える。普段は寝付いた後に気が付けば朝だけれど、珍しく1時間後に目が覚める。私が少し寝ている間に、月はさっきよりもっと眩しくなっていた。隣で寝るぬいぐるみたちが光る。光に包まれ、安心した気持ちでまた眠る。 2.27(火) なんだか憂鬱な帰り道。美しさや穏やかさが分からなくなる瞬間がある、ということをぼんやり考える。こういう時は、言葉を聞きたくなくなる。いつもより空いた電

          2.19〜日記

          2.20(火) 職場で「ザビエル」というお菓子を貰ったことから、歴史上の人物の「ザビエル」の話になる。私が、「髭のところに点を2つ描いて、逆さにしてペンギンになるやつ」と話すと、その落書き文化を誰も知らなかった。カルチャーショック。これは地域的なものというより、もっと小さな集団でブームが起きていただけなのかもしれない。大人になってから、当たり前だと思っていたことが違ったと気付くことがたまにあるが、これはその最たる例だと思った。 2.21(水) しっかり雨の降る日。トラウマに

          2.12〜日記

          2.12(月) 街中の方に用事があり、6年前に一度だけ行ったことのあるカレー屋へ。なんとなく美味しかった記憶だけがある。南インドカレーという分類になるらしい。スープ状態の、スパイス強めの野菜カレー。最初から最後の一口まで、全く飽きずにずっと美味しい。母親と来店している園児くらいの姉妹が、お行儀よくカレーを食べているのも良い。お姉ちゃんは「ごちそうさまでした」と言って店を出て行った。私も「ごちそうさまでした」と店を出て、排気口から漂うカレーの匂いに、今さっき食べたのに「美味しそ

          2.5〜日記

          2.6(火) 帰り道、通りかかったや台ずしに、ママさんたちと4,5歳の男の子1人のグループが見える。男の子が立ち上がりバンザイしている。お寿司サイコー!なんだろうな。ふつうに幸せそうで、ちょっとうれしくなる。お腹いっぱい食べて、よく寝るんだぞ、と心の中でつぶやく。 2.8(木) 今日も、土井善晴さんのお弁当動画を真似るシリーズ。牛すき煮弁当。玉ねぎと牛肉、卵1個の牛すき煮をご飯に乗せ、横に紅しょうがを添える。至ってシンプル。牛丼は好きでは無いけれど、これは最高。ちょっとお腹

          1.29〜日記

          1.31(水) 先週スコーンをぎゅうぎゅうに詰めて焼いた10年ものの電子レンジを、ついに新調。前のは家電量販店の一人暮らしセットで買ったレンジだったが、パウンドケーキやクッキーや、時にはピザなど、結構無茶して使っていたから、そろそろ変えても良いだろうと思い切った。丸い皿がぐるぐる回っていた物から、回らなくて静かでおしゃれな電子レンジに。冷凍肉を解凍しても、火は通らず変な水分も出ない絶妙な加減で感動。また10年はお世話になります。 2.1(木) YouTubeの情熱大陸チャン