5.13〜日記(短い初夏、自由とは、友達)

5.13(月)
仕事からの帰り道、昨日降り続いた雨が嘘のように晴れている。真昼のように、日差しがアスファルトを熱した匂いが空気中に漂っている。道端の紫陽花がたくさん葉をつけている。梅雨の前の、短い初夏の空気を、たっぷり吸い込む。

5.17(金)
最近、金曜日によく外食をする。今日はやよい軒へ。ホームページでメニューを見ると、チキン南蛮に熱烈なファンたちのコメントが付いており、これは間違いないと思い注文。
働き始めてから自由が減ったと、ずっと感じていた。確かに、学生の頃より自由な時間は少ない。けれどそれだけではなく、自分で自分を「こうしないといけない」と縛っていると気付いた。ご飯を作らないと、早く寝ないとと、今自分がどうしたいのかも考えずに、生活を回す事に必死になっていた。
今の自分に目を向けて、どんな状態か察知する。疲れてるのか、お腹が空いてるのか、遊びたいのか。そうして、自分が求めていることを叶える。それが自由なのではないかと思った。
だから週に一度くらいは、外食がいい。チキン南蛮は、間違いなく美味しかった。店を出た時の夜風は涼しく、学生の頃の夏の夜を思い出した。

5.19(日)
帰省して友達2人と会う。友達というより、幼い頃から近所で育った家族同然の2人。今は暮らしている場所も離れていて、年に数回会う程度だけれど、関係が薄くなるような感覚はない。久しぶりに3人で話すと、2人は変わらないな、と思った。自分だけ、変わってしまったような気がする。けれどきっとそんな事はなくて、それぞれ環境や考え方が変わってきていながらも、こうして当然のように関係が続いている事を、そしてこれからも続いていくだろうことを、ありがたく思う。

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