7.1〜日記(おにぎり、七夕の餅屋)

7.3(水)
最近、無性におにぎりが食べたくなる。恐らく、原田マハの「生きるぼくら」という小説(米作りの話が出てくる)を読んだ影響が大きい。いつも朝食はパンだけれど、今日はおにぎりにした。何も具のない、海苔を巻いただけのおにぎりが、とても美味しい。夫の祖父が米作りをしていて、米をいつもいただいている。結婚前から私宛に送ってくれていて、米が大好きな私にとってとても嬉しいことだった。それにしても、茶碗に入れた米も好きだけれど、おにぎりの特別感は何とも言えない。不思議な食べ物だ。

7.7(日)
七夕だ。と言っても、毎年何もしないし、今年も何もしない。けれど、おやつに和菓子が食べたくなったので、車で少し行った所にある餅屋へ。餅屋ってあまり聞かないけれど、この店は餅菓子を作っている工場がやっている小さな直売所だ。七夕のパッケージの、柏餅と蓬餅のセットを買う。何度食べても、ここのお餅は美味しい。何というか、お餅の米感が強い。炊き立ての甘いご飯にも似た味がする。何となく七夕気分を満たす。
 季節に合わせた飾りや食事を、もっと楽しむ生活にも憧れる。けれど、まぁ今年はいいや、と思って、毎年過ぎていく。もうあと半年後にはまた年末が来るのか、とふと思う。そしてこの時間感覚に、自分が年齢を重ねたことを感じる。

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