4.29〜日記(田舎のパスタ屋、田植え、心と体の調子)

4.29(月)
3連休の最終日。午前中から雨だけれど、前から行きたかったパスタにランチへ。車で30分ほどかけ、「峠」を超えて、家がポツポツとある田舎の風景に突然、小綺麗なログハウス風の建物が現れる。周りから浮いて、ここにだけ人が集まっている。前菜からデザートまでのコースを食べる。前菜のポテトサラダにちょっとハーブが入っていたり、ジェノベーゼが新鮮なバジルの葉そのものの香りだったりと、ひとつひとつに感動。全てがとてもおいしかった。

5.3(金)
夫の実家に行く。田んぼと山に囲まれた、文字通りの田舎。うぐいすの鳴き声が、いつも聞くものと全然違って、エコーをかけたみたいに響く。さすが田舎のうぐいす、レベルが高い。いつもお母さんに気を遣ってもらい、大した手伝いもできていない。田植えの休憩にみんなで外で昼ごはんを食べるので、そのためのたこ焼き作りだけ手伝う。小学生の子どものお手伝いみたい。たこ焼きなんて、何年ぶりに食べただろう。小さい頃はあまり好きではなかったけれど、自分でくるくる回して焼いたたこ焼きはおいしかった。

5.5(日)
ここ数日、心の調子が良くなっている。そう言葉にするのが怖いくらい、何ヶ月も調子が悪かった。頭の中の記憶や感情のコントロールが効かず、そのせいで目の前のことに集中したり、心置きなく楽しんだりする方法が全く分からなくなっていた。連休中に久しぶりに会う人たちと話したり、自然に触れたり、おいしいものを食べたりしたのも良かったみたい。けれどそれ以上に、体の調子が整ってきたことが大きく影響しているように思う。
いつまでこの暗闇が続くのだろうと思っていた。それが、ふっと、水を堰き止めていた石が掃除されたみたいに、あたりまえの様に流れはじめた。頭でいくら考えても、この変化は起こせなかった。今回の気付きは、「心のコントロールが効かない時は、抗わず、休んで待つしかない」ということ。石が自然に取れるのを、休みながら待つ。その時がいつか必ず来ると知っているだけで、救われる。


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