未経験の私が、取材案件をゲットした話
「取材やインタビューの仕事をしてみたいけど、実績も経験もなく、どこから仕事が得られるのかわからない」
こんなお声をいただきました。
私はまったくの取材未経験から案件をゲットした経験があるので、そのときのことを振り返ってみたいと思います。
私の経験はあくまでも一例に過ぎませんが、取材やインタビューに興味がある人の参考になればうれしく思います。
インタビュー記事案件を得る前の私
まず当時の私はライターとしても、まだまだ駆け出し。電子書籍も出版する前で、単価の低い仕事をちょこちょことやっているだけの状態でした。
ライターとしての収入も月数万円。
そんな状況でしたが、もともと人の話を聞くことが好きだった私は、「取材」や「インタビュー」という言葉になんとなく憧れを抱いていました。
でも、ライターとして少し仕事を始めたばかり。
ましてや取材やインタビューの経験なんてもちろんない。
インタビューって、なんかすごいライターさんが有名人にするやつでしょ?
私になんて絶対無理だよなぁ……
なんて思っていたのです。
そんなとき、ライターのオンラインサロン「ものがく」で、先輩ライターさんによる「インタビューライティング」の講座が開かれました。
全4回の講座に勇み足で参加!
そこで取材とはどんな流れでやるものなのか、相手とのコミュニケーションの取り方、インタビュー記事の書き方などについて学びます。
その中で「経験がない人は友達や知り合いにインタビューを実施して、その記事をnoteに書いてポートフォリオにするといいですよ」と教えてもらったのです。
自作のインタビュー記事を書く
「そんな方法でインタビューの仕事がゲットできるのか!」と思った私はさっそく実施しました。
そのとき書いた記事がこちら。
当時取り組んでいた電子書籍のネタにも使えるし、ポートフォリオとしても使えるなら一石二鳥だ!と思ったんですね。それでインド人へのインタビュー記事を作成しました。
今振り返って読むと、直したいところがいっぱいで恥ずかしい……
でも、とにかく実行しました。
本当だったら、お仕事をしたいメディアを探し、そのメディアのテーマやテイストに合ったものを作るとなおいいと思います。当時の私はそこまで頭が回っていませんでした。
「よーし!インタビュー記事を書いたから、今度は応募だ!」と、インタビューの仕事を探し始めます。
メディア直営業
ここでも、ものがくで学んだ方法で応募を開始しました。
「直営業」です。
直営業とは、クラウドソーシングを使わずに、メディアに直接営業すること。
メディアによっては「ライター募集」のページを設けているところもあります。そうではなくても「お問い合わせ」から、どんどん営業していくのです。
クラウドソーシングですら、ビビッてなかなか案件に応募できなかったチキンな私。ましてや直営業なんて、めちゃくちゃハードル高いと思いますよね。
でも、ものがくの先生がこう言うのです。
「大丈夫!駆け出しのようなライターさんでも、直営業でお仕事ゲットしている人もいます!直営業はそんなにハードル高いものじゃないですよ」
あっけらかんと言っている姿に勇気をもらいました。この言葉を胸に、私も直営業しよう!と思えたのです。
取材やインタビューができそうなメディアはないかな、と探していたとき、あるメディアで「ライター募集」と書かれているのを見つけました。
東海地方のお店を紹介するWEBマガジンでした。お店に取材し、店長さんなどに話を聞いて記事を載せるメディアです。
単なるお店やメニューの紹介だけではなく、店長さんのヒストリーやお店を作る想いなどを載せていて、「私もここで書きたい」と思ったのです。
そして過去のライターとしての実績、自作したインタビュー記事をポートフォリオに載せて応募。
zoom面談とテストライティングを経て、継続的にお仕事をいただくことに成功したのです。
まずはインタビュー記事を自作してみよう!
このように取材やインタビューの経験がなくても、インタビュー案件を獲得することは可能です。
他にも、継続していたクライアントさんから「これから取材の仕事が始まるのですが、ぜひやっていただけませんか?」とお話をいただいたこともあります。
今回は直営業について書きましたが、もちろんクラウドソーシングでも取材の案件はあります。私もクラウドソーシングでお仕事を見つけたこともありますよ。
でも、やはり大事なことは「とにかくインタビュー記事を自作すること」だと思います。書きたいメディアがあったら、テイストを合わせて記事を作成するとなおよいです。
クライアントさんの立場になってみても、あなたがどんなインタビュー記事が書けるのか、わからなかったらお仕事は頼みにくいですよね。
私の経験が少しでも参考になれば幸いです。
次回は、はじめてのインタビュー記事をゲットしてからのステップアップ方法について書いてみたいと思います。
お楽しみに!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?