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会社の課題をITで解決。コーポレートソリューションの求めるもの

こんにちは、アドミングループの金子です。

鹿島アントラーズでは社内のIT環境を整える「社内IT」のスタッフを募集してきましたが、このたび、そのポジションタイトル(職種名)を「コーポレートソリューション」に変更しました。採用活動をする中で改めてチームのミッションを考えていくと、「社内IT」というタイトルではクラブが期待する役割を正しく表現できていないと感じたためです。

採用市場においては、「社内IT」や「情シス」のような言葉が伝わりやすいと思ってきたのですが、入社していただきたい方のイメージにより近づけるためにタイトルを変更することにしました。

今回のnoteでは、「コーポレートソリューション」に込めた想いと期待、そして、改めてどんな方と何を一緒にやっていきたいかをまとめました。

なぜ社内ITではなく、コーポレートソリューション?

偏見かもしれないですが、これまで採用活動を続け、プロフットボールクラブの社内ITと聞くと、基本的に受け身の仕事で、誰かのサポートをするようなヘルプデスクっぽいイメージを持たれているかもしれない、という不安がありました。今回のポジションタイトル変更の検討にあたり、社内ITに類似した案として、CSE(コーポレートソリューションエンジニア)という名称も考えたのですが、その響きはエンジニアリング寄りすぎて、アントラーズが今募集しているポジションとは合わないような気がしていました。

DXの重要性が謳われ始めた2019年に日本CTO協会から発表されリバイスされ続けている、このDXCriteria(https://dxcriteria.cto-a.org/)でも記載されているのですが、これからの組織運営はITが無くては生き残れないですし、DXを実現するには組織文化も変容させていく必要があります。そういう意味で、コーポレートソリューションを担う我々は単なるITソリューションだけの提供ではなく、経営視点や運営視点での情報設計まで手掛けるべきだと考えています。

今回募集しているポジションは、会社の課題をITの力を使ってどう解決するかをプランニングできる方をイメージしています。もう少し具体的に説明すると、会社にある膨大な情報の流れをコントロールし、シンプルになるように整理・設計していくことができる方、またはそういうことに強い興味がある方です。

既存のシステムやシステムを使った業務などに対する分析を行い、組織全体と個別の業務とのバランスを見ながら、適切に社内で使うクラウドサービスを取捨選択し、整理・設計していくことをチームとしてやっていきたいと考えています。会社のITのプランニングをして意思決定をするCIO(Chief Information Officer)の役割を、このコーポレートソリューションチームでチームとして取り組んでいくイメージです。

コーポレートソリューションチームで解決していきたい直近の課題

コロナ禍でリモートワークが進んだ中、書類決裁などの押印をどうDXするかなども一時期話題でしたが、そのような目に見えやすいものだけでなく、コーポレート業務の中身はまだまだ解決すべき課題が多いと感じています。アントラーズのコーポレートソリューションチームで直近取り組みたいことはたくさんあるのですが、その中でもイメージしやすいものをいくつかピックアップします。

課題1)社内で利用するクラウドサービスの整理

アントラーズでは、ペーパーレス化が進んでいる一方で、社内で利用しているクラウドサービスが増えてきて各システムの連携が取りづらくなっている課題があります。どう統合管理をするのか、どう自動化していけるのか、そもそもサービス1つ1つが必要なのかも踏まえて、整理していきたいと思っています。

課題2)チーム関連業務のDX

アントラーズのアカデミーでは、選手の練習や試合でのスタッツデータ、出場試合や映像を含めた選手個々のデータを蓄積しています。トップチームに昇格するような選手はどのようなデータを残していたかを分析することで、育成に活かしていくことが目的です。しかしながら、そのデータをまだ活用しきれていません。統合管理、分析、適切なフィードバックができるようにしていきたいと思っています。

課題3)フロントスタッフの業務のDX

コーポレートソリューションチームが他のチームの業務により深く関わり、フロントスタッフ業務の簡素化もしていきたいと思っています。アントラーズのフロントスタッフは所属チームや職種に関係なく試合日には試合運営に関わっていたり、1人で2役3役4役をこなしているメンバーが多くいます。それぞれの役割を減らして、仕事の質をあげていくことやスタッフのワークライフバランスの向上に貢献するなど、組織のメリットにつなげていきたいと思っています。

また、契約〜売上計上〜請求書管理〜支払〜経営分析の一連の流れをできる限り自動化したいと思っています。特にアントラーズの経営管理はまだまだ改善できる余地があるので、ここは特に力を入れていきたい分野です。通常の経営管理はもちろん、細かい施策、試合毎のPL管理・分析など、もっと改善できれば、試合運営やマーケティング部門への強力なアシストが出来るようになりますし、さらにその先のファンやパートナー企業へより良い体験が還元できると考えています。

どんな人に応募してほしいか

必須条件
・鹿島アントラーズのミッションとブランドへの共感
以下のいずれかのご経験
・社内SE、社内IT、情シス、ヘルプデスク(ITサービスに関わる)のご経験
・IT系コンサル、システム導入プロジェクトの参加経験

必須条件は記載の通りです。今回の募集に際しては、シニアレベルの経験は必須条件にしていません。社内ITまたはIT系コンサル、システム導入プロジェクトでの参加経験がないと難しいものの、経験年数やマネジメントの経験は問いません。

・既存のものにとらわれずに、本質を考えて仕事に落とし込める人
・新しいソリューションを考えることが得意な人から常に新しいものを考えられる人

こんな人が合うイメージです。目的に向けて最短距離で進もうとする、効率重視で良い意味で手を抜くことができる人は活躍していただけるイメージがあります。何が正しいのか本質をとらえて新しい解決方法を考えていける方と一緒に働きたいと思っています。Go Boldなアイディアは、ウェルカムです!

どんなキャリアを歩んでいくイメージ?

コーポレートソリューションチームのメンバーには、ITをベースに様々なプロジェクトを経験して、自分の適正を見つけ、活躍の場を生み出し、コーポレートソリューションチームから飛び出ていっていただきたいと思っています。

例えば、人事チームと人事システムの入れ替えをしていたら人事をやりたくなった、ファイナンスチームとシステム化を考えていたらファイナンスのスキーム作りをやりたくなった、などがあれば、チームを変えて活躍してほしいと考えています。自動化するスキルやITのバックグラウンドなどを持った上で、人事やファイナンス、マーケティングなどの専門性をアドオンしていけたら希少性も高いですし、各分野で重宝される人材になるのではないかと思います。

DX目線での、アントラーズの組織変革には10年以上かかりそうですが(笑)、理想を言えば、最終的にはアントラーズの全ての社員がITスキルをベーススキルとして持ち、その上で各チームが作られているのが当たり前な状態にしたいと考えています。その状態ができたら、コーポレートソリューションチームの解散もあり得るかもしれないです。

出向社員としてDXに貢献する小林さんのnoteも是非読んでください!

アントラーズで働くことの楽しさ

アントラーズは組織が小さく、階層も少ないため、意思決定がスピーディーです。また、自分の体感として、プロフットボールクラブだからなのか?フロントスタッフの動きも速く感じます。理解してから実行までのスピードが速く、想像以上のスピードでPDCAが回っていきます。自分の仕事が目の届く範囲で、スピーディーに、課題解決に役立っていると実感できる職場なのでコーポレートソリューション冥利につきると思いますし、楽しいと思います!

ご応募お待ちしております!

少しでも興味をお持ちいただけましたら、ご応募いただけると嬉しいです。また、周りの方にアントラーズのコーポレートソリューションに合っていそうな方がいたらオススメしていただけると、大変、大変ありがたいです!

それでは、また次回のnoteで!


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