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2015年5月の記事一覧
ち◯こ野郎の思い出【人類学者の日常】
みなさんは、「◯◯学会が開催されました」というニュースを聞いた時、どんな場面を想像するでしょうか?スーツをびしっと着こなした紳士たちが、喧々諤々と議論しているシーン?それとも、白衣にメガネの集団が怪しげな宇宙語で会話しているシーンでしょうか?
学会の実態もちろん、分野によって学会の雰囲気は異なります。しかし、少なくとも、僕が参加したことのある人類学に関する学会では、上のふたつの例はどちらも当ては
ゴリラ考【人類学者の日常】
ゴリラ,と呼ばれて喜ぶ人はあるだろうか。気分を害する者の方が多いのではないか。
筆者がゴリラを見た記憶として印象深く残っているのは,小学生のころに校外学習かなにかで動物園を訪れた時である。そのときは一面の強化ガラスの向こうに,大きなオスのゴリラが一頭,のしのしと歩き回っていた。かれは我々子供たちに囃し立てられ,しばらく怪訝そうにしていたが,ついに拳を作ってガラスを叩いたのである。大きな音が響
なかなか決まらない話し合いのはなし
研究というのは色々なスタイルがありますが、人類学の場合は大学や研究所などでグループとして研究することが多いです。特に大学ではそのグループを「研究室」とよく呼びます。PI(Principal Investigatorの略)と呼ばれる、研究室のリーダーがいて(教授とか准教授などがこれにあたります)、その下に研究員や大学の学生なども所属しています。単に研究だけするのではなく、自分達の研究に近い論文の紹介
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