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極みでないけど、南の大陸へ。

オーストラリアなう。

日本から出発して南に南に進路をとって果てまで行けば、憧れの南極大陸。
でも、それよりも手前には広大な砂漠とコアラの大陸オーストラリアが広がっている。
そして、僕は今そんなオーストラリアにいます。
RPGとかも最後のボスダンジョンに向けて手前のダンジョンから攻略していくし、そんな感じかも。

着陸した飛行機からの景色

シドニーに着陸した飛行機からタラップに出て、すぐに感じたのは、冷涼で乾燥した冬の風。蒸し暑い日本からの避暑にはもってこいの空気。
海外に出るのは、2019年12月のホノルルマラソン以来だったので、日本とは違う気候の場所にテンションマックス。

Iは何しにオーストラリアに?

今回オーストラリアには遊び…ではなく、留学にやってきました。
これは面白い・参考にしたいと思った論文の筆者が、指導教員の先生の友人ということが判明して、実験手法やそれ以外のことについても勉強するための1か月の短期留学をさせてもらえることになったのです。

オーストラリアの壁

眠気を振り払いながらシドニーを後にして、南の町へ。

海だ―――!

あいさつのため大学に足を運ぶことに。
先生の部屋が2nd floorにあるというので、階段で一つ階を上がってみるも部屋は見当たらず。近くにいた人に尋ねてみると、そこは1st floorだという。
そう、地上階=grand floor、一つ上=1st floor、更に一つ上=2nd floor。うーん海外だ…。

挨拶は無事にできたし、お土産も渡せた。
ただ、疲れのためか、自分の能力の限界か。先生たちの英語が半分くらいしかわからない…。半分もわかってないかもしれない…。
明日からは研究のことなども始まるしで、色々心配はあるけれど、なるようになるしかない…。
(バスの運転手さんは英語しゃべってるのかどうかすらわからなかった)

最後に少し愚痴。

物価たかーーーーい!!!!
水1Lx6本で1200円するんですね。
ガソリンスタンドの中の売店で売ってるパンとかも1個500円とかする。
全体的に日本の倍くらいという感じ。
日本が諸外国と相対的に見て経済成長してないって話が身をもってわかる…。
学振の海外PDで全然お金が足りない話は聞いていたけど、納得感。
ホテルも正直快適ではない…。大学の規定などで選べる選択肢がここ以外になかったので決めたけど、ドミトリー並の設備で1泊1万する…。

見方を変えよう

英語力だったり、物価だったり、宿のクオリティに嘆いてもしょうがない。
今ここに生きてるんだから。
英語力はこれを機会に伸ばせばいいし、物価は日本で一人暮らしをしたことで(実家暮らしの学部生時代にしたヨーロッパ旅行では気づけなかった)物価の相場観が身に付いたということだし、宿は「生活の普通」を再設定する能力を身に付ける機会かもしれない。

実際、南極観測船「しらせ」の船上だったり、南極のフィールドなら日本での「普通」が通用するわけない。それに博士号取得後は数年くらい海外でポスドクをしたいとも考えてる。そういう時に備えて生活の水準を変動させる能力を身につけましょう…。そうしましょう…。

とはいえ(少なくとも最初は)ストレスがかかること間違いなし。健全な心身を保つために、誰かに話をしたり、しっかりと休養をとったりして生きてゆかねば。
旅行だと詰め詰めでもいいかもだけど、今は仕事というか研究の勉強をしに来たのがメインだから無理をしすぎないようにせねば。

頂いたサポートは、南極の植物を研究するために進学する大学院の学費や生活費に使わせていただきます。