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摂食的思考の変化の軌跡(前編)


摂食に戻らないダイエット。
今のところお菓子を食べちゃう日もままあるけど、なんだかんだ楽しくやれている。
アスペ的に手軽に視覚化されているのが大きいと思う。
となると、やはり現代ツールの便利さは侮れない。

摂食の兆し(中学生・初ダイエット)


大体みんな女の子はこれくらいから意識し始めます。ダイエット。
私も当時別に太っていたわけではなく、いわゆる美容体重くらい。
成長途中でのそこからのダイエットはあんまりよくないんだと今更ながら思う。
もっと早い子は小学生のころから意識してるんだろうけど、意識すること自体はたぶん普通。問題は中身。

最初はとにかく運動をしようだった。
あと、ごはんのおかわりをしないこと。

なんて健全!
…と思うでしょ?

それが意外とそうでもないから、世の中の親御さん方には本当に気を付けて見てあげて欲しい。

私がやりだしたのは、腹筋100回と家の中をひたすら歩く(毎日最低1時間)。
当時そこそこ長い廊下のある家に住んでたのでそこをひたすら往復していた。やべえ。

2ヵ月くらいで5キロほど落としたんだと思う。
毎朝体重計に乗るのが楽しみで仕方なかった。

給食を食べなくなる(拒食っぽさの始まり)


ある程度までいくとやっぱり落ちなくなります。
そこでカロリーとか意識しだしちゃうんですよね。

で、給食の献立表。
あれ栄養素に関してはあんまり詳しく書いてないんだけど、いっちょ前にカロリーだけはちゃんと書いてある。
1食当たり600~900くらい、結構日によって差があるんだけど、でも1人前800とか見ると「あ、これ食べなければ痩せるじゃん」ってなってくる。

ちなみに元々あんまり給食好きではなくて、ソフト麺の伸び切って味が全然染みない感じとか、揚げ物の下の方の衣が油吸ってべしょべしょな感じとか、牛乳も当時あんまり好きじゃなかったので結構残していました。

あと今でもそうなんだけど、私他人といるとお腹空かないみたい。
アドレナリン出まくっているのか。

だから給食食べるの辞めました
ゼリーとかフルーツポンチみたいなやつは食べてた。
給食始まって「いただきます」しても周りにあげるか、残飯入れの食缶に捨てて「じゃあ」って大抵図書室に行ってた。
(当時は給食食べ終わった人から昼休み、食べるの遅いと休みなく掃除の時間みたいなシステムだったので)

当時の担任の先生に「牛乳だけは飲みなさい」と言われた記憶があるが、単純に牛乳は嫌いなので嫌ですと答えた気がする。
あ、コーヒー牛乳の日は飲んでたよ。

そんな感じで中学卒業時までは結構細身を維持しました。

太る(高校生・過食期?)


続いて高校生。

給食がなくなったので、購買とか学食とかお弁当で自分で好きに選べるようになりますね。
私は菓子パン中毒でした。あと学食のから揚げ棒。

そして極めつけはバイト先がお好み焼き屋さんだったこと。
バイト終わりは30%引きでしかも分量とか無視して適当に作ったりできちゃうんですね。
そして毎週末(飲まないけど)飲み会にも参加していました。

せっかく中学時代に痩せた体重も元通りです。
お帰り普通体型。

まぁでも、よく食べよく動く。そんな感じ。
食べても若さなりの代謝と運動である程度相殺されていたんだと思う。
ばんぎゃる活動もお盛んで、ライブも頻繁に行っていたし、その度に生まれたての小鹿みたいになっていた。当時の私タフだなぁ。

アパレルバイト時代(拒食期)


ここから本格化する。
高校を中退して、アパレルでバイトを始めた。

隣の店にすごく細くて綺麗なお姉さんがいたのだ。

私は1人の時はカロリーを摂るのをやめた
他人と遊んだりするときは我慢しないけど、1人の時の主食は海藻とサラダ。

半年くらいでモデル体重くらいまで落とした。

襲ってくる過食期


そんな痩せ方して、痩せるだけ痩せて終わるわけないんですよ。

やってきました過食期です。
もうとにかく食べた。
夜中に米を3合炊いて朝までに食べつくしたこともある。

もちろん太る。
アパレルのバイトはやめた。
隣の店の綺麗なお姉さんに私を見られるのがとてつもなく恥ずかしかった

吐けばいいじゃん!


ここでこれである。

食欲は止められない。食べるのはやめられない。
そう、だったら吐いてなかったことにしてしまおう。

もう当時はインターネット普及済みですし「痩せるには」みたいな方法で検索してると結構出てきましたし。

吐けない人が吐く人になるまで


そう、何を隠そう私は吐けない人なのだ。

風邪をひいて気持ち悪くなっても胃がひっくり返ってくれない。
…この表現でわかる人がどれくらいいるんだろうか。
ずっと気持ち悪くてぎゅるんぎゅるんしてるんだけど、指を突っ込んでオエッてなっても胃が途中まで持ち上がりかけては戻る。

弟はすぐ吐く方のタイプだったので、小さい頃は同じ風邪をひいても弟の方が重病に見えて心配されるのがうらやましいと思っていた。

よく「吐き方」とかで調べてましたが、割り箸を使おうがラップを使おうがスプーンを使おうが吐けないものは吐けない
お酒も吐けませんでした。

ひっくり返らないもんはひっくり返らん。


続きは後編で


ということで、ここまでが私がカショオになるまでのお話。
ここまでの段階ならまだ戻れる、たぶん。

次回、吐けない私がカショオになる話を書こうと思うのだが、今吐けなくて悩んでる人を吐けるようにしたくはない。
吐けない人は吐けるようになるのが救いだと思うんだと思う。
私はそれをよく知っている。

でも、本当に本当にやめた方がいい
吐けるようになっていいことなんてなにもない。

一旦は痩せるかもしれない。
でも、それは幻影だ。

トイレに何百万、いやもう一つ桁増えるかもしれない。
それくらいの金額を流すんなら、脂肪吸引しよう。マジで。
それも勿体ないと思うけど、トイレに流すよりはましよ。

そんなわけで今日はここまで、また次の機会に(´・ω・`)
後編は有料にするかも。

社会に貢献します、とか偉そうなことはいいません。貰ったらハーゲンダッツを食べたりヒトカラしたり、いっぱい貰ったら新しいパソコンを買ったりして「私が」幸せになります。