【学研まんが】SDGsのひみつ⑦ オススメ度:★★★(1〜5)
テーマ
学研ひみつ文庫の特別編に位置づけられている「SDGsのひみつ」シリーズの最新作です。発電やエネルギーを全般的に扱いつつ、後半は最新式火力発電・水素発電がメインになっていきます。
実用性
知って損はない・知るべき内容ではありますが、実用性は低め。クリーンエネルギーの実践のために、具体的に何をどうすればよいかは学べません。電気のムダ遣いをやめよう、くらいです。
水素発電のような新しい発電方法だけでなく、既存の火力発電の効率アップを図るGTCC(ガスタービンコンバインドサイクル)の取り組みも紹介されています。ガスタービンによる発電に加えて、その排熱で蒸気タービンを動かすことでも発電する、リサイクルな発想が興味深かったです。
ストーリー
工場見学パターン。主人公の従兄が理科の先生として着任し、学校・家で解説、工場見学にも同伴します。理科の先生って、電磁石を持ち歩いてるのが普通なんでしょうか…?
落雷による停電イベントはあるものの、全体的にストーリーの起伏は小さめ。他のひみつ文庫よりもページ数が30ほど少なく、さらに前半20ページは図版が続くので、ストーリーは展開しにくいのかもしれません。
ファンタジー
なし。リアル路線です。見学先のガスタービン製作所の所長が若そうな女性で、ガラスの天井を軽くブチ破ったガチの天才なんだろうなーと妄想してました。
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いつも図書館で本を借りているので、たまには本屋で新刊を買ってインプット・アウトプットします。