心の休息｜メロウで雨、となりにコーヒー

朝のコーヒー時間。
仕事への切り替えのためではない、
朝の時間を楽しむための穏やかな時間。

いつもは駅近のカフェに行くけれど、今日は出勤途中に寄るには少し駅から遠いカフェにきた。朝に１時間の休みをとったからというのも理由の一つだけれど、ソファ席で喧騒から離れてゆっくり過ごしたかったから。

これから仕事に行くための束の間の過ごし方をする人はいない。
朝の時間を楽しむために、わざわざ来ている。

メロウな音楽は、雨の朝に合う。

残業が続いている最近は、家で過ごす時間がとても少ない。
朝の30分の準備時間、帰宅後に寝るまでの１時間。
家で起きている時間は、それくらいしかない。

睡眠は欠かさないようにしているから、思っているほど疲れてはいない。
だけど、やっぱり穏やかな時間が恋しくなる。

昨日は４杯のコーヒーを飲んだ。
私にしては多い。いつもなら２杯、多い日でも３杯だ。

コーヒーを飲んでいる間は、気持ちが落ち着く。
コーヒーを淹れる時間も好きだ。ふわっと膨らむ、そして、香る。

エスプレッソにたっぷりの砂糖を入れて飲むのもいい。
カルダモンを一振りすると、さらに幸せだ。

私は人が好きだけど、人の騒がしさは苦手だ。
その区別があまりついていなかったけれど、最近わかってきた。

仕事終わりはどこも騒がしい。
だけど、朝なら人の気配を感じられるけど、騒がしいことはない。

多くの人は、一人で過ごしている。

一晩眠った身体は、リセットされる。
コーヒーの香りも、空気の匂いも、温度も、夜よりも強く感じられる。

そんな朝こそ、心地よいで自分を満たしてあげる。

朝が一番、自分が自分でいられる時間。
心もリセットする時間。