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キュウシュウチームが語る「宴」

開業まであと2週間を切りました✨
店舗に商品が並びだし、胸の高鳴りが止まりません!

開業を彩るキュウシュウ展はどのようなお店になるのか気になる方も多いはず。今回はキュウシュウチームにキュウシュウ展のコンセプトとステートメントについて話を伺いました!
これを読めばよりいっそうキュウシュウ展を楽しんでいただけること間違いなしです🔥

▶アナザー・キュウシュウ「コンセプト・ステートメント」

キュウシュウ展のコンセプトは、

“キュウシュウという宴が、あなたを待ってる。”

私たちがこのコンセプトとステートメントを聞いたのは4月27日の研修の時でした。3月末に初めて顔合わせをしてからこの日まで、約23時間にわたる淳さんからの講義を受け、エリア出張へ出かけていた私たちですが、経営を学びはじめて1ヶ月でコンセプトを決めなくては間に合わない状況だったキュウシュウチームは、本当に焦りでいっぱいだったはずです。しかし、キュウシュウチームのコンセプト発表からは不安なんて1ミリも感じられず、コンセプトを聞いたときには鳥肌が立ち、ステートメントを聞いたときにはざわめきが起こったことを鮮明に覚えています。「宴」という言葉にはキュウシュウらしさが溢れており、コロナ禍で「宴」が禁じられ活気がなくなっている今だからこそ、キュウシュウの宴で日本を明るく元気にできるのかもしれないということに心を躍らされました。今回はそんなアナザー・ジャパン開業の中心となるキュウシュウチームの晴ちゃんに、宴誕生の秘話を伺っていきたいと思います!

キュウシュウのエリア出張記事でもコンセプトを推敲するキュウシュウチームの様子を記してありますのでご一読下さい👇


▶宴という言葉はどうやって思いついたの?

宴は、車の中で思いつきました(笑)
開業トップバッターだったのでとにかく短時間で全て進めていかないといけなくて。
はじめての九州出張のとき、エリアメンターのかつあきさんが「せっかく九州に来たんだから、たくさんの人と会って話して。コンセプトの壁打ちは車の中でやろう!!」と言ってくださいました。移動中は、もうずーーーっと話してましたね。長距離、長時間運転してくださったかつあきさんとしおりさんには、感謝してもしきれません…総移動距離338キロ分の議論から生まれたコンセプトです。
壁打ちする前、「つながり」「あたたかさ」「ふるさと」みたいなワードは3人での議論の中で出てきてたんですけど、別に九州じゃなくても言えちゃう言葉だよね・・というところでずっと悩んでいました。それをかつあきさんに相談したときに、「九州って日本のなんだろうね。もし明日九州がなくなったら、日本から何がなくなると思う?」という問いかけをいただいて。そこから連想ゲームみたいに言葉を出していった中で出てきたのが「宴」でした。「え、これじゃない??いけるんじゃない!!??」みたいな。「宴」って言葉が出てきたときに、店舗づくりのアイデアとかまで一気に話が広がったんですけど、そういう風にアイデアがどんどん生まれるのはいいコンセプトだよと研修の時にも教わっていたので、これで行ける!!みたいな確信は3人とも持ってた気がします。それこそ宴会みたいに話が盛り上がって、みんなでキャッキャしてました。

車の中で話し合う3人

▶どうしてキュウシュウって宴だと思ったの?

キュウシュウは日本の○○連想ゲームの中で、私たちそれぞれの地元での思い出話をしたんですよ。例えば長崎の精霊流し。お盆の最終日、ご先祖様が極楽浄土に帰る日に船をつくってご先祖様を送りするんですけど、そこで大量の爆竹を鳴らすんです。お墓ではみんなで花火したり、親戚やご近所の人と日暮れまで話して、結局誰かの家に集まることになって宴会。亡くなった人のことを思い出す寂しい日のはずなのに、すっごいにぎやかで楽しいのが長崎のお盆です。

(安見)上京して数多くの友人に「九州の人ならお酒強いでしょ」と言われてきました。確かに両親含め親戚一同お酒が好きで、我が家には芋焼酎が常備されています。福岡に帰省した時には家族でよく晩酌しますが、まさにこれが宴らしさなのかなと。お酒好きな九州の県民性はイメージ通りで、関東にも根付くってことは相当ですよね。皆で一緒に円卓を囲んで盃を交わす文化が根付いた九州の魅力は「宴」のなかに詰まっていると思います。

(比嘉)私の母方の実家は最低でも毎月一回は集まって食卓を囲むんです。祖父母、おじ、いとこなど総勢21人で家に集まり、ご飯やお酒とともに延々と、少しも会話が途切れることなく話します。この日常の風景を車内で思い返したときに、思ったんです。まさに宴だと。賑やかで、濃いその時間は私の大好きな時間です。

3人ともの思い出に「宴」があったんですよね。そのにぎやかさとか明るさ、そこに集まる人のあたたかさとか、おいしい料理とお酒とか…そのひとつひとつの要素が「九州らしさ」につながっているんだと気が付きました。歴史的に見ても、九州は「天岩戸隠れ」という宴の起源ともいえるような神話の舞台になっています。「宴」がこんなに似合う地域は九州以外にないと思いました。

▶ステートメントはどうやって作ったの?

これは、電車の中でつくりました。
さっきから車とか電車とか乗り物ばっかりなんですけど…(笑)
正直なこと言うと、ノリでつくったんです。「宴」のイメージを自分達の中でもう少し具体的にしておきたくて「ポエム書こうよ!!」みたいな。スマホのメモに勢いで書いて、15分くらいだったかな・・
最終的には、それぞれがつくったポエムを組み合わせて1つにしました。
結果論ですけど、ステートメントつくらなきゃ!!とかじゃなくて、楽しみながらリラックスして書けたのが良かったと思います。コンセプトプレゼンの場でこれを発表した時「おおお」ってどよめきが起こったんです。思いが伝わったんだなと思って嬉しかったですね。

▶コンセプト発表会まで本当に時間が無かったと思うんだけど、3人の素晴らしいプレゼンには驚かされました!短時間でプレゼンの準備まで行うのは非常に大変だったのでは?

そもそも、出張から帰った次の日がコンセプト発表だったんですよ。それを1週間前に知らされて。なんとしてでもコンセプトを出張中に固めるぞという気合いはすごかったですね。かつあきさんたちとの壁打ちを経て決まったのが「キュウシュウって宴だ」で、これが最初のコンセプト候補だったんですけど、発表前日の23:00に、すずが「これはキャッチコピーであってコンセプトじゃないんじゃないか」という意見をくれて。たしかにそれはそうだな…と。空港から帰る電車の中でメッセージのやり取りしながら話してました。
ビジョンは私たち視点のものですけど、コンセプトはお客さん視点のものなので、今のままではお客さんにとってアナザー・キュウシュウがどういう場所であるのかがわかりにくいのではないかということが議論の中心で、そこからコンセプトを練り直して深夜2:30くらいに話がまとまりました。すでにその時点でもう発表当日になっているという…今考えてもヒヤッとします。だけど、店舗の魅せ方のアイデアだったり、コンセプトをもとにした商品セレクトへの展開は、「宴」という言葉にたどり着いたときにある程度イメージが3人の中で固まっていたので、あとは発表資料をつくるのみの状態でしたね。
次の日の11:00くらいに渋谷に集まって作業して、みんなで分担しながら資料作りをしました。
茜音ちゃんがすごいレイアウトとか上手で、「やっぱお姉さんすごい」ってなったのは覚えてます。たしか、すずはそのあと渋谷から大学行って授業受けて研修来たんじゃなかったかな。スケジュールは本当にギリギリでした。なんとか17:00の研修に間に合って、19:00からコンセプト発表。トップバッターなので、自分たちのコンセプトのクオリティが全ての基準になるというプレッシャーはありました。だからこそ頑張れた部分もありますけど。
結果としては発表も成功して、私たちが九州で感じてきたことが伝わったことがとても嬉しかったです。かつあきさんとしおりさんもすごく喜んでくださって、活動を多くの方に支えていただいていることに改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

▶最後に開業まであと少しですがどんな気持ち?

すごく楽しみです!店舗内装が出来上がって、私たちが選ばせていただいた商品が店頭に並んでいる景色を見て、ようやくここまできたんだなと。商品を見るとご協力くださった事業所様のお顔や九州で見てきた景色が浮かぶんですけど、改めて本当にありがたいことだなと思っています。
ここからがスタートラインですし、私たちのお店をお客様がどんな風に感じてくださるんだろうと思うとドキドキしますけど、うまくいかないことがあっても、それを乗り越える過程も楽しめたらいいなと思います。淳さんからは「ここからがおもしろいところだから」とも言われているので、前向きに取り組んでいきたいですね。
アナザー・キュウシュウの宴でたくさんの方に明るい気持ちになっていただけるよう、精一杯頑張ります!

キュウシュウチーム
左から安見 茜音・比嘉 涼夏・山口 晴

キュウシュウメンバーについてもっと知りたい方はこちらから👇


▶ついに8月2日オープン!

私たちのアナザー・ジャパンは8月2日にオープンします!!キュウシュウの宴をお客様によりいっそう楽しんでいただけるように、毎日18人で準備を進めております。週末にはワークショップも開催され、小さな子どもから大人まで思う存分楽しむことができる店舗になっております。キュウシュウの食材を使用したカフェも併設されていますので全身でキュウシュウの宴を満喫していただきたいです!
それでは8月2日のオープンまでお楽しみに~👋

本日のライター:Satsuki Ikeda(チュウブ)
        Sei Yamaguti(キュウシュウ)

#アナザージャパン #地方創生 #学生経営 #研修 #コンセプト  #ステートメント #開業 #宴


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