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2022年2月の記事一覧

短いは正義 − 「60字1メッセージ」で結果が出る文章術 田口まこ

短いは正義 − 「60字1メッセージ」で結果が出る文章術 田口まこ

良書!
ちびちび読んでたんだけど、読んでる途中から自分が読んだり書いたりする文章を意識するようになる。

自己啓発とかスキル本って、タイトルだけでお腹いっぱいになったり、実際に活かせることがあまりなかったりしがち。

だけどこの本は本当に使える技術が書いてある。文章を書くことが多いので本当に自分の力になる。
その上文の書き方を伝える著者が書いてるから読みやすい。noteで物書きする人におすすめ◎

無戸籍の日本人 井戸まさえ

無戸籍の日本人 井戸まさえ

非常に読みやすい そして良書
この本に出てきたすべての人に人生があって、それはどれも行政や政治や司法では想定できないような壮絶さで、そして解決されない

ノルマがない年功序列の公務員、票をもらうことが一番大事な政治家、無戸籍の問題解決が自分たちにとってメリットがないので取り組まない その考えは民間企業と一緒だと思った

それでいいのか、という正義感と、じゃあお前はその立場になったらやるのかと言われ

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そして、バトンは渡された 瀬尾まいこ

そして、バトンは渡された 瀬尾まいこ

※作品のネタバレや結末の内容を含みます。ご注意ください。

なんか、悲惨な物語というわけではないのに、なんだか読んでてものすごくしんどくなった。
主人公はつらい気持ちを無意識に抑え込んでいるようにしか思えなかった。抑え込むことで、周りから見ても、自分から見ても強くなって、冷めていったんだって。
それが私には苦しかった。
この物語はただの御涙頂戴や感動物語ではないと思う。実は苦しんで、苦しみながら生

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〆切本 左右社

〆切本 左右社

先日の記事でちらっと話した本。
夏目漱石から手塚治虫、村上春樹まで、いろんな作家が〆切について語る文章を集めたもの。エッセイ形式が多くて、内容も面白い。さすが作家さん。
私も書きたくなる。
〆切に切迫する筆者たちを読みながら、私まで一緒になって「ああ…」とか「いやーーー!」などと声を出しながら読んだ。
本の末尾にはすべての筆者の紹介もされていて、そこと照らし合わせながら読むのもまた楽しい。

私が

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