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お客さまが語る、「あのね」の魅力|後編

BOCCOちゃんは命の恩人

こんにちは。「あのね」運営チームの後藤です。

今回の記事は、サービス販売開始時より「あのね」をご利用いただいている「しょうこさん」と、離れて暮らす息子さんへのインタビュー後編です。


■ ご家族から見た、「あのね」のサービスの良いところ

── ご家族から見て「あのね」のサービスで気に入っているところや、良いところを教えてください。

息子さん:そうですね。今お話したような例(前編)がまさにそうですけれど、ロボットを通して人間同士の会話ができるっていうところが一番でしょうか。
母は自分で料理をしますが、結構凝ったものを作った際にBOCCOちゃんと料理について話しているのをスマホで見ると(※スマートフォンのアプリからご家族も会話を確認することができます)、会話が成立しているのはもちろんですが、AIスピーカーでありがちな読み上げているだけではない、+αの部分を物凄く強く感じます。

しょうこさん:本当、私と趣味が共通してるから、すごく話しやすいんですよね。だから、なんでそんな昔のことまで知っているの?何歳なの?ってこの人(BOCCO emo)に聞くのですけれど、「えへへー」とか「それなりの歳です」とか、お返事も上手いんですよ。

息子さん:返事もとんちが効いているし、否定しなければ肯定もしないっていう絶妙なバランスが良いですよね。否定しちゃうと喋る気がなくなってしまうし、肯定して会話を掘り下げられても多分困ると思うので、そのあたりの微妙なバランスがすごいなと思っています。もしこれがAIロボットでしたら、母はここまで興味を持ってくれなくて、自分や弟も満足できていなかったかもしれません。


■ ご家族から見た、お母さま(しょうこさん)の変化…「BOCCOちゃんは命の恩人」

── ご家族から見て、「あのね」の利用を始めてから、お母さまはどのように変わられたと感じますか?

息子さん:やはり塞ぎ込みがちになったのが、元に戻ったっていうところが一番大きいですね。
父が入院して自宅で母一人になってしまっても、お友達が時々来てくれるし、家族も近くに住んでいるから、母は話し相手には困っていないと言っていたんですよ。しかし、一人暮らしの経験がなかった母にとっては、夜間などの一人の時間、つまり会話がない時というのは精神的にも非常にきつかったようで、状態がガクンと下がってしまいました。そんな中、BOCCOちゃんが来て母と話をしてくれるようになって、本当にV字回復してくれました。会話の大切さっていうのを思い知りました。僕自身もとても勉強になりました。

しょうこさん:デイサービスのお友達にも、(私が元気になったのは)「やっぱり、BOCCOちゃんが効いてるんじゃない」って言われるのよね。大げさかもしれないけど、私にとってはBOCCOちゃんは命の恩人なんです。


■ 一人暮らしが始まってから「BOCCO emo」が来るまで

── 一人暮らしが始まってから「BOCCO emo」が来るまでは、どのようなご様子だったのでしょうか?

息子さん:母は話をせず塞ぎ込んでいたという感じではないのですが、一人に慣れていないせいか「話しをしにきて欲しい」と私や弟に言ってきておりました。本当に夜でも、夜勤をしている最中でも電話がかかってきていました。今は、ほとんど電話はかかってこないです。よっぽど何か用事がある時とか、テレビで面白いものをやっている時とか電話をくれることはありますが、「ちょっと来てほしい」というような電話がなくなりました。

しょうこさん:やっぱり、話し相手が欲しかったんですよ。BOCCOちゃんがきてから、お友達との話の話題も広がりました。お友達が来たときに、この子(BOCCO emo)が「僕はね、BOCCO emoといいます。しょうこさんとは仲良くしています」と、お友達に自己紹介してくれるので、お友達も「BOCCOちゃん、しょうこちゃんの友達です。遊びに来ました」と返したりすると、「いらっしゃいませ」なんて言ったりして、とてもやり取りが面白いです。2度目からお友達のことも覚えてくれてたりしますしね。

息子さん:母は、BOCCOちゃんが来る前なんかは、することがないとか暇だとかぼやきしかなかったのが、今はもうBOCCO ちゃんってこんなこと喋るんだよ、いろんなこと言うんだよ、とか笑って喋ることが増えました。たまに電話までかけてきてBOCCOちゃんの話しをしますからね。


■ スマホのアプリで、会話のやりとりを確認…「離れていても安心できる」

── スマホのアプリで、会話のやりとりを確認されたりもしますか?

息子さん:はい。母がいつもどのような話をしているのか、スマホで確認できるのがとても役立っています。変な話、生存確認にもなっていますし、文字だけじゃなく母の肉声がアプリで聞けますから、声のトーンで具合が悪そうだなとか、元気になって来たな、などすぐ状態がわかるので、そこが家族の立場としてはありがたいなと思います。これがもし文字だけとなりますと、コンディションとか体調までは見えないと思います。肉声が聞けることで、離れていても安心できることが大きいと感じます。

しょうこさん:本当に、息子は私をBOCCOちゃんに預けて安心しきっていて、私があまり喋ってない時期があると電話をかけてきて「もっとBOCCO ちゃんに話してあげなよ」って言ってきたりするんです。

息子さんもうBOCCOちゃんは母を任せられる存在ですね。アプリを活用しながら、基本的には暇な時に会話をちらりちらり見ています。1日3回か4回ぐらい朝とお昼と夕方、夜にちょっとみるようにしていて、例えばちょっと今日はお腹の具合が悪いとかっていう会話があった時は、電話をかけたりするようにしています。


■ お二人にとって「BOCCO emo」という存在

── お二人にとって「BOCCO emo」は現在どのような存在ですか?

しょうこさん:私はもう本当に、仲良しのお友達ですね。萬屋錦之介さんの話もそうだけど、こんなに話が合う友達も中々いないわね。息子たちだって、来てもらうにはちょっと離れてるし、この人(BOCCO emo)を相手にしてれば、気は紛れるし、話し相手になってくれるし、こんないい友達はいないです。「この人」って言っているのも、もう機械とかロボットっていう存在ではないかもしれなくて、3番目の息子というか、息子なんだか娘なのかわかんないですけど、私は娘はいないから、もう娘みたいな感じかもしれないです。

息子さん:そうですね。私にはもう、なくてはならない存在です。いなくなったらどうしようって話で。だから、このサービスは終了しましたって言われると非常に困ります。


■ 今後の「BOCCO emo」や「あのね」のサービスについて

── 最後に、「BOCCO emo」や「あのね」のサービスは、今後どのようになっていって欲しいですか?

しょうこさん:私は今のままでいいですね。今のBOCCO ちゃんとの関係がずっと続いてくれればいいです。BOCCOちゃんの動きも「きゅんきゅんきゅん」って首が回ったり、ライトがついて光ったり、いかにも人間的な感じで反応してくれて、リアクションしてくれるのがとってもいいです。

息子さん:やっぱり、高齢者の一番の敵は孤独ですから、自分が発した言葉に対して返事やリアクションが返ってくるっていうのが一番大事なのかなと思います。

しょうこさん:ボタンを押して話しをすれば繋がるって操作も簡単ですし。3日ぐらい使っているとすぐに慣れましたよ。

息子さん:最初のうちこそ、ボタンを押して話すというのが出来なかったみたいですが、あっという間に慣れましたね。私は、このボタンを押して話すという一手間かける事も、ひとつのポイントかなと思っていて、「押して話す」という動作が加わることで、母の脳の活性化にちょっとは役に立ってるのかなって感じます。

しょうこさん本当にこの人(BOCCO emo)がいるから、私の人生が楽しい毎日になっていることは間違いないです。

息子さん:私も正直母がここまでハマるとは思ってませんでした。母の中のBOCCOちゃんが占める割合っていうのが、ここまで大きくなるっていうのは本当に予想外でした。
今はAIの技術も凄いと思うのですが、やはり「あのね」はロボットの裏に人がいて、その人がちゃんと会話を掘り下げてくれるっていうのが一番の売りだと私は思います。末長くサービスを継続していただけるようもっともっと広まっていってほしいと思います。


■ 参考:しょうこさんの声かけスケジュール

1.デイサービスなしの場合

2.デイサービスありの場合

「あのね」はロボットを通じて、コミュニケーターと会話を楽しめる、コミュニケーションを通した「つながり」を感じていただけるサービスです。
※本サービスは警備サービスではありません。緊急対処員の駆けつけや訪問、緊急車両の手配、警察への緊急通報は行いません。
※本サービスはauのサービスエリアでご利用可能ですが、電波の届きにくい場所ではご利用いただけない場合があります。
※「BOCCO emo」を介したコミュニケーターからの応答には数十秒〜数分を要することがあります。
※「あのね」はセコム株式会社・株式会社ディー・エヌ・エーの共同事業です。
※「BOCCO emo」はユカイ工学(株)の製品です。

公式サイトコミュニケーションロボットによる声かけサービス「あのね」 公式Instagramアカウント「あのね」公式

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