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【実録】地元の工務店で建てよう

「マイホームをもちたいけど、建築会社はどうやって選べばいいのか?」

このnoteはそんな疑問をもつ方に向けて書いています。

◆はじめに:家づくりに大満足した経験

家を建てるなら、どの建築会社に依頼すればいいのか。

結論からいうと、タイトルにも示している通り、「地元の工務店」をおすすめします。

地元の工務店であればどこでもいいというわけではありませんが、家づくりの一つの基準になると思います。

本noteでは、なぜ地元の工務店で建てることをおすすめするのか、その理由を解説します。

わが家の場合、地元からは少し離れるのですが、地域に密着している工務店に施工を依頼しました。

土地74坪・建物31坪・坪80万の一軒家に住んで5年(引き渡しは2019年3月)が過ぎようとしていますが、マイホームに大満足しています。

建築会社に勤める知人に「マイホームに大満足している」と伝えると驚かれます。

驚かれる理由は、夢のマイホームを建てた途端に多くの人が後悔しているのに、後悔するどころか大満足していることが珍しいからだそうです。

マイホームを建てた「8割」のオーナーは後悔すると聞きました。

「3回建てると理想の家になる」とよく言われますが、わが家は1回で理想の家づくりができたと自負しています。

ですから、家づくりに成功した私にしか伝えられないことがあるのではないかと考えるようになりました。

また、建築家でもなんでもない一般オーナーの私が解説することで、第三者的な立場から解説できるのではないかと思い、このnoteを書いています。

いろいろな建築業界の方から見聞きした情報をまとめていますが、わが家を建てた工務店を宣伝するつもりはありません。

私が5年ほどかけて家づくりについて調べてきたことを30,000字ほどでまとめました。

プライベートな建築費用なども記述していることから有料記事にしておりますが、応援がてら読んでいただけると嬉しいです。

住宅に関する情報が更新されたときには、このnoteも随時アップデートしていきたいと思います。

以下、参考文献です。

・ 小林一元(2002)『住宅が危ない!シリーズ2「ローコスト住宅」が危ない!』、エクスナレッジ
・ NPO法人 家づくり援護会(2003)『「建てる前」に読む本』、作品社
・ 久保田紀子(2003)『新・改訂版 さらに「いい家」を求めて』、ごま書房新社
・ 山本順三(2003)『最新版 この本を読んでから建てよう―「断熱」「防音」「結露」、現場からの真実』、成甲書
・ 澤田 升男(2009)『ハウスメーカーと官僚がダメにした日本の住宅』、ザメディアジョン
・ 古橋裕一(2010)『土地に住みますか?家に住みますか?』、日本建築出版社
・ 川瀬太志・柿内和徳(2012)『資産価値の高い家づくり22の知識』、幻冬舎メディアコンサルティング
・ 早田宏徳(2014)『やがてこの子を守る家 低燃費住宅2』、いしずえ
・ 澤田升男(2017)『住宅展示場では教えてくれない本当のこと。』、ザメディアジョン
・ 市村 博・市村 崇(2017)『建てる前に読む! 絶対に後悔しないハウスメーカー&工務店選び 22社本音徹底比較!!』、廣済堂出版

【本noteの構成】


◆はじめに:家づくりに大満足した経験

◆第1章:コモディティ化していない住宅業界

◆コラム① 「持ち家」と「賃貸」のどっちがお得?

◆第2章:建築材料を知り、原価を知る

◆コラム② 失敗しない土地選び ~15のチェック項目~

◆第3章:「いい家」の条件とは?

◆コラム③ これで安心!地震対策

◆第4章:日本の木造住宅の寿命は短い

◆コラム④ 「フラット35」の固定金利を引き下げる‘S’にするには?

◆第5章:日本の住宅業界はビジネス・コスト至上主義

◆コラム⑤ リビングにテレビを置くデメリット

◆第6章:よい建築会社を選ぶコツ

◆コラム⑥ 唯一の後悔ポイントは「スイッチ」

◆おわりに:家づくりを「ビジネス」ではなく『文化』へ

◆第1章:コモディティ化していない住宅業界


満足した家づくりをするためには、できるだけ時間をかけて幅広く情報を集めることが鉄則です。

業者の言いなりにならないように、知識武装をするのです。

家づくりの準備期間は、「少なくとも2年」と提案するのは『NPO法人 家づくり援護会』。

家づくりを決意してから竣工まで、少なくとも2年程度の時間的余裕をもつのがよいとされています。

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