桜色の盛りの頃
少し遅くなってしまったが、今年も桜を撮りに行ったので桜アルバムがわりに書き残しておく。
ここのところ春をテーマにした話ばかり書いているが、この時期が好きなのでお許しいただきたい。
4月1日、今年はエイプリフールもせずに、朝から着物を着て、スカートを履いて京都に出かけた。目的は醍醐の桜。秀吉が愛でた景色だ。
一先ずランチをする為に、儀兵衛へ並ぶ。今回は待ち合わせの時間が遅かった為2時間近くも(!)待つことに。こんなに待ったのははじめてである。お天気は悪くなく、寒くなかったのが幸いした。
ここに来るといつもご飯を3杯食べる。本当に美味しいのでいくらでも、あっという間に平らげてしまうのだ。
それから京阪に乗って醍醐まで。醍醐に行くのははじめてである。閑静な住宅街を過ぎると、美しい桜景色に出会えた。
平日だったが、なかなかの人出だった。とりあえずでたどり着いたので、何も考えずにこの道でテンションが上がりきってシャッターを押しまくるわたし。
のんびり写真を撮っていると、お寺の中に入る時間があと小1時間しかないことを知り、慌ててチケットを購入して中に入った。3箇所を各20分で回る羽目に。調べないからそんな事になる。相変わらずの行き当たりばったりだ。
ようやくメインの五重の塔に辿り着き。桜が爛漫に綻ぶ姿は、秀吉も愛でたのだなぁと思うと、時代なんか関係なくそこに佇む桜の樹に畏怖すら感じてしまう。
桜を撮るためにどこかに足を運ぶというのは、心に充足感をもたらし、幸福とはこういう事なんだな、と噛み締めたりする。胸いっぱいに春の空気を吸い込んで、夢中でシャッターを切る時間は何にも変え難い時間だ。そして飽きもせずシャッターを押し続けるわたしに付き合って、一緒に居てくれた友人にも感謝。1人でも撮りに行けるけど、美しい景色はやはり誰かと愛でたい。
さて、次はどこへ行こうか。
今年はできるだけカメラを持って出かけたいな、と思う。
Anne
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