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短歌:祖母のポチ袋

亡き祖母が我が名を記したポチ袋
麻痺の手による20年前

部屋を整理していたら、
20年以上前に祖母からもらったポチ袋が出てきました。

祖母は脳梗塞で倒れてから、
右手が不自由でした。

でも、私の名前を一生懸命書いてくれた。
祖母はどんな気持ちだったのでしょうか。

震えのある字を見ながら、
当時、祖母の優しさに応えられなかった自分を恥ずかしく思います。