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預流果の景色 ルアンプー・プラモート師

今日集まっている皆さんの中で

「来世は今よりも良くなっていると

自信を持っている人

手を挙げて下さい」



放逸ですね(笑)


それは

不確実ですね

ダンマを習得した人は

不放逸なのです

その人は確実なのです

もしも

まだ預流果に至っていないのであれば

まだ不確実なのです

しかし

一つ言葉があります

それは

チュラ・ソーダー(預流果)と言います

チュラ・ソーダーはまだ預流果に入っていない人です

しかし

生じるものは全て滅すると

観えているのです

それが観えるのです

すべての物ごとには

原因があると

知っているのです

ですから

原因が滅すれば

結果も滅するのです

しかし

まだウィパッサナーの智慧が生じていないのです

その部分が観えるのがチュラ・ソーダーです

チュラ・ソーダーに至ると

もしもその状態が減衰せずに

死んだならば

次の生、一回だけですが

悪業を生じさせなくなるのです

次の生では

生まれた瞬間に

修習(カマターン)も忘れてしまいます

しかし

もしも預流果に至っているのであれば

減衰しないのです

次の生に生まれても

修業の結果は減衰しないままなのです

しかし

まだ預流果に至っていないのであれば

修業してきたことは減衰してしまうのです

ですから

不放逸でなければなりません

「良きことをしていれば

必ず天界に行ける」と

信じてはいけませんよ

「必ず」という言葉には

一つ言葉が抜けています

それは

「不確実」ということが確実だ

ということです

この世は

不確実な事とだけなのです

ですから

信仰してはいけませんよ

不放逸でなければなりません

信仰することも減らしていかなければなりません

善き事も増やしていかなければなりません

それは十分になるまでです



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