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八聖道 10 ルアンポー•プラモート師

(⑨続き) 私たちは 基礎となるものを良くしたのならば、次にすべきことは「心」のことです。修習(カマターン)は心に対して為すべきことです。修習とは正しく努力することです。サティ(気づき)を正しく持つこと、サマーティ(集中)を正しく持つことです。
 
正しく努力するとは私たちが法の実践を何の為にするのか知らなければなりません。私たちが法の実践をするのは苦(ドゥッカ)から解脱する為です。苦の完全な滅尽の為なのです。煩悩によって苦が生じているとはっきり観る為なのです。ですから私たちが為すべきことは法の実践です。煩悩を減らすことです。善を徐々に高めることです。私たちの善(クソン)が十分になり、戒、サマーディ、パンニャー(智慧)の用意が整ったならば、サティを高め、智慧を高めていくのです。すると次には七覚支が満たされるのです、智慧と解脱が完全になるのです。
ですから私たちが法の実践をすること、チッタ(心所)の実践、心の実践、は七覚支を高める為なのです。(続き⑪)


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