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【参加者インタビューVol.2】NEC 本多さん|MILEに参加して変化した視点とは?

こんにちは。ダイバーシティ&インクルージョン推進を組織と人の側面から支援する株式会社An-Nahal(アンナハル)です。

このマガジンでは、An-Nahalのビジョンに共感し、ワークショップや研修に参加してくださったみなさんの原体験や学びを紹介していきます📚

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『多様な人材が協働する社会を作る人はどんな人?』の第2回は、An-Nahalが実施している異文化メンタリング「MILE」に参加された、日本電気株式会社(NEC)で働く本多宏江さんの体験です。

MILE参加後、職場において外国人社員とのコミュニケーションに取り入れた工夫と、そこから見えてきたことを伺いました。


本多宏江さん
日本電気株式会社 ピープル&カルチャー部門 インクルージョン&ダイバーシティグループ

写真左が本多さん。MILEでパートナーを組んでいたAliさんと

メンタリングは両者を成長させるパワフルなツール

NEC社会起業塾の卒塾生でもある代表の品川さんに社内セミナーでインクルーシブについて講演頂いた繋がりから、今回「MILE」を紹介していただきました。

私が今回MILEに参加したのは「異文化メンタリング」という点が気になったからでした。過去に海外留学する大学生たちのメンタリングを行った経験があり、メンタリングは、メンティー側だけでなく、メンター側にも大きな価値があることを知っていました。

学生など自分と異なる立場の人々とコミュニケーションすることで、新しい視点を得られるだけでなく、彼・彼女らが挑戦する姿を見てエネルギーを感じることができました。

外国人をパートナーとするメンタリングは経験がなかったので、これまでの経験を活かし新しい視点が得られると期待してMILEに参加しました。

社内でもインクルーシブリーダーを育成したい

また、参加した理由としてもう1点あります。
私はI&D(Inclusion & Diversity)推進の担当として、社内におけるインクルーシブリーダーの育成を目標としています。MILEへの参加を通じて、どのような資質や能力を持つ人がインクルーシブリーダーとして活躍しているのか、そのポイントを発見したいと思いました。

📚インクルーシブリーダーとは、多様性のあるチームが成果を出すために必要な資質を持つリーダーのことです。詳しくは以下のリンクから。

また、メンタリングはその運営方法やプログラムの内容によって大きく異なります。
An-Nahalのような専門家が運営するプログラムから、効果的なメンタリングの方法を学び、社内でのI&Dの取り組みに取り入れることを目指していました。

MILEはみんなが平等に参加できるプログラム

MILEを通して特に心に残ったのは、英語のスキルやグローバルな経験の有無などは関係なく、そこにいる全員が平等に参加できる雰囲気があったことです。

MILEの雰囲気は全員がオープンに話すことができる、とてもあたたかいものでした。英語に自信がなくても、言語が違っても、お互いにリスペクトを感じる環境でした。私自身も英語に対するコンプレックスを持ってましたが、このプログラムを通じて、心配することではないと気づきました。今後の仕事やキャリアにも、この経験はきっと役立つと思います。

また、様々な背景を持った留学生や日本人のビジネスパーソンと、お互いのことを深く理解し合う時間が持てたのはすごく良かったです。異なる経験や年齢、国籍を持った人たちと話す中で、お互いから学ぶことが多くありました。

特に、メンタリングパートナーのAliさんとの会話で学んだことは多かったですね。留学生が日本でキャリアを築く上での難しさや、言語の壁、文化の違いなど、彼らが抱えるリアルな課題を知ることができました。

MILEに参加して、職場でもこのようなインクルーシブな雰囲気を作りたいと思いました。

社内の外国人材とじっくりと対話し、新たな関係性を構築

MILEでは、サーベイだけで判断するのではなく、じっくりと対話することの大切さを学びました。その経験から実施したのが、社内にいる外国人社員を対象としたオンラインヒアリングです。どのようなことで困っているのか、実際にじっくりと話を聞き、具体的な解決策を検討しました。

ヒアリングの結果「聞いてみないとわからない」ことがたくさん見つかりました。考えてもみなかった課題が浮き彫りになったり、逆に私たちが大きな問題だと思っていたことが、実はそうでもなかったり。意外な発見がありました。

実際に話し合うことでお互いに相談し合ったり、協力しあう関係ができたのはすごく嬉しいです。彼らからI&Dの活動に関して、ERGとしてどう動けるかという提案ももらえて、本当にありがたいなと感じていますよ。

🎥NECでは、外国人社員が部門を超えて集うERG=Employee Recource Group活動が活発に行われています。

新たな視点を得られる魅力的な場所

外国人社員の方とのメンタリングに不安を感じる人や、グローバルに活躍したいけど自信がない人もいるかもしれません。でも、MILEでは言語力を気にせず参加することができるのでおすすめです。

多様なチームをマネジメントするという「想い」を持っている人や、もともとグローバル経験があるけど、新しい視点やポイントに気づきたい人にとって、とても良い機会です。

またグローバルな経験がある方でも、日々の仕事の中で留学生と直接コミュニケーションをとる機会がある人は少ないと思います。

ずっと同じ組織や環境にいると、新しい視点に触れるチャンスを逃してしまうこともあるかもしれないので、この場は新たな視点との出会いの場としてとても魅力的です。

編集後記

いかがだったでしょうか?
MILEを通して実際に社内の外国人材とコミュニケーションを取ったというのはとても大きな変化だと感じます。

本多さん、ありがとうございました!


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