見出し画像

プロフェッショナルとはこういうことか -働く人のためのメンタルヘルス術-

こんにちは、あんなです。

先日私が勤めている会社でパワハラ騒ぎが勃発しまして、なんだか空気がギスギスしていました。

結論から言えば「業務上の指導」ということで落ち着いたのですが、その方は退職してしまったこともあり、なんとも言えない雰囲気だけがいまだに残っている感じです。

メンタルヘルスマネジメントとは?

以前からメンタルヘルスマネジメントの分野には興味があったのですが、最近の退職者の増加やパワハラ騒ぎを受けて、改めて勉強を始めてみました。

メンタルヘルスマネジメントは

  1. セルフケア

  2. ラインケア

  3. 産業スタッフによるケア

に分かれています。

社労士という立場から、企業全体にアドバイス出来たら良いな…という気持ちから、産業スタッフによるケアを勉強してきていましたが、やはり一番大事なのはセルフケアなんだろうなと最近色んな経験から、実感しています。

最近読んだ本

働く人のためのメンタルヘルス術はサラリーマンとして働いていた筆者が、とあることがきっかけで産業医となり、うつになった時の対応方法を詳しく記した本です。

読んでみて感じたのは、この本はセルフケアというよりは、うつになってしまった時にどんなふうに休んで治療すればよいのかについて書かれた本です。

今でこそメンタル不調が身近になってきていますが、実際になった時にどうしたらいいかまでは知らない人が多いですよね。私もその1人なのですが。この本では治療のおおまかな流れと、その時々にやるべきこと等が書いてあります。

信頼できる医師の選び方や薬についての知識なども紹介されていて、この本に書かれている内容を知っているかどうかによって、「うつ病です」と診断された時の心の持ちようがかなり変わるなと感じます。


本は終始わたしたち(読み手)に寄り添って書かれています。易しく優しい言葉で書かれているので小学生でも読める感じの本。


こういった本を手に取る人は疲れている方が多いと思うので、そこに最大限配慮されている気遣いを感じます。精神科医として、産業医としてのプロ意識を感じます。

プロフェッショナルとはこういうことかと、感動すら覚えます。

私は職場のメンタルヘルス対策にとても興味を持っていますが、私の立場からできることはあまりないのが現状です。でも今から医学部に通って産業医になるなんて、ちょっと難しい。けれど、志の高い先生の気持ちを学び、現場へ伝えることはできる。

私にもできることを、できる範囲でやってみよう。プロ意識をもって、できることをやってみようと思いました。

日々の暮らしで「なんかしんどいかも」と思ったことがあったら、ぜひこの本を読んでみてください。少し心が楽になると思います。

※ブログでも同じ記事を投稿しています

この記事が参加している募集

noteが気に入りましたら、サポートいただけると嬉しいです。いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます。