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保護猫をお迎えしました。

まずはプロローグ

ぼんやりと、けれど真面目に
いつも猫を飼うことを考えていた。

人が何かを決断しようとする時、
明確な理由や考えとはまた別に
「自分の為になるような気がする」とか
「こうした方が良い人生になる気がする」
とか、そんな漠然とした、いわゆる
直感のようなものに突き動かされる時が
ありますよね。

私の場合もそれに似ていて
私には生活に「猫」が必要なのかもしれない。
と、漠然としているのに何故か確信に
近いものが長年あって。

どちらかといえば動物が苦手だった私が、
小動物と暮らした経験から、動物は心を
癒してくれることを日々体感し、その日々は
かけがえがない事を知りました。

古い集合住宅で、鳴き声などを考慮すると
犬よりも猫が最適のような気がしていました。

猫のエッセイや漫画も大好きで、猫との暮らしが書いてある本を沢山読みました。
それは猫を飼う時の知識として、とても
役に立ちました。

ある本の中で、辛い出来事があった女性が
海外で健気に1人で頑張って暮らしている。
その女性に友人が
「そういう人には猫が一匹必要です。」
という内容のお手紙を書く描写があって、
言い得て妙だな、とそれがずっと頭に残って
いました。

それは、ペットが一緒に居ることで、
辛い気持ちが緩和されたり、心細い1人の時間を癒してくれたり、笑ったり、笑顔が増えることで心を豊かにしてくれることを、端的に
しかも的確に表している、と感じたから。

「なぜ保護猫を飼うのか」

私はペットショップで売れ残った動物の、
その後や最期を考えると、とてもいたたまれ
なくなるので、保護された猫や、子猫が
産まれたけれどこれ以上は飼えない、という
事情のある猫を飼おうと決めていました。

ペットショップには、ペットのご飯が並び、テレビや動画サイトで、その商品のCMを流す。CMが流れている番組は、そのスポンサーで
番組が成り立っているから、当然 その局では、劣悪な環境のペットショップや、動物が酷い扱いを受けているブリーダー
の問題など、ペットショップを敵に回す
ようなニュースを取り上げることは難しい。

ペットショップで借りてきた動物を番組で起用したり、ペットショップに可愛らしい動物をタレントが見に行く番組がお世話になった場合も、ペットショップの悪い部分を取り上げにくい、という背景が
あるかもしれません。

利権があれば、ペットショップの闇が表に出ることは難しい、というのは想像がつきます。

売れ残った動物達を、お金を貰って引き取る業者があると聞きます。
田舎や山奥で、自由に余生を過ごしている、と思いたいですが、現実は、大量の売れ残った動物の世話は大変です。ご飯代もかかります。

引き取り賃だけで生涯まともに飼えるはずも無く、病気になっても治療費を出せるわけもなく、衰弱死するような劣悪な場所に置かれているだけ…。

殺処分だけでなく、こういった問題や、酷い環境の中で無理やりな繁殖を重ねる悪質なブリーダーの問題もあります。

ペットショップは、生まれて間もない小さな動物が好まれるので、本来なら親犬や親猫の母乳を飲んで、免疫力をつけるのに必要な日数を待たず、親から引き離して店に出される可哀想な子もいます。

この問題について、世良公則さんが愛護法の改正に動いたニュースを
見たことがある方もいるかもしれません。

あの高額な動物達の値段を見て、
売れ残ったらどうするんだろう?と疑問がよぎったことがあると思います。
どんどん値段を下げても売れ残った命のその後を、ほんの少し想像してみませんか?

飼い主に愛情を注がれることもなく、ほとんどの時間を狭い透明の箱に入れられて、最後は人間の身勝手な方法で処分される命。

私は猫達のご飯やトイレ砂など、必要な物は、生体販売をしていないお店で買うようにしています。
ネットでも、動物は繁殖、販売していないけど、猫のご飯などを扱っているお店が沢山あります。

これを下書きした後に、YouTuberの「せやろがいおじさん」が、動物愛護法の
改正について叫んでくれています↓
https://youtu.be/Tran_lCssSY

少し話しがそれましたが、ペットショップで働いている人達が悪いわけではありません。

今のペットショップのあり方、法律が間違っているんです。
命を最初から最後まで大切に扱うことは、当たり前のことだと思います。

ペットショップで買って、大切にされている方も、次に飼う時には保護犬や保護猫も視野に入れてあげて下さい。

ペットショップで生体販売することが良いことではない、という世論が広がれば結果的に、巡り巡って、命を救うことになります。

さて、私の話に戻りますが、
以前飼っていた小動物は、知り合いが引っ越すことになり、引越し先ではペットを飼えないので、引き取り手を探しているけれど、見つからなかったら可哀想だけれど森かどこかへ捨てるしかない、という切羽詰まった状況だったので、急きょ預かったのがきっかけでした。

捨てるなんて酷い!! と言うだけなら簡単だけれど、人間の都合で捨てられるペットが沢山いるのが今の日本で、それが現実ですよね。

身勝手な理由や、どうしようもない事情や、それぞれ理由がある事も確かなので、簡単に飼うことを決めるべきではない、と
ずっと考えてきました。

なので良いタイミングが訪れるのを待ちました。
引越しを機に、猫を飼っている友人達に、保護猫や飼えない猫の情報があれば教えてね、と伝えていました。

引越しが一段落した秋に、タイミングよく「保護猫がいるよ」と連絡が来ました。
保護猫活動をしている人を友人に紹介してもらい、メッセージのやり取りが始まりました。

見せてもらった写真の中で、子猫じゃないけれど、仲の良さそうな兄妹猫に目が止まりました。

左が兄、右が妹です。

これまた直感が働いて、私が出掛けた時に一匹でお留守番させるより、兄妹で遊んでくれていたほうが出掛けやすいな、何より、2匹を同時に飼う人は少ないから兄妹を離されるより、一緒の方が良いと
思いました。

保護活動の方にも、2匹とも引き取ってもらえることは少ないので有難いです、とお礼を言われたので、やはりこの直感は合ってたみたいです。

ちなみに、引き取る際に、トライアル期間として2週間がありました。

その期間内で最後まで大切に飼えそうもない、と様々な理由で飼うのを諦める人や、保護活動の方達が、渡したくないと思うような人もあり、実際に引渡しをお断りしたこともあったそうです。

そんなわけで、兄妹で保護された猫は、やり取りから1ヶ月後に我が家に来ることが決まり、その1ヶ月間で脱走防止の柵を網戸の内側に取り付けたり、お迎え準備をしました。
(100均に売ってる網と突っ張り棒で簡単に作れました)

保護猫活動の方々は、猫達の避妊手術や各種ワクチン、ノミ取りなど全て済ませて下さり、飼うのに必要なケージやトイレなど、最初に必要な物は全て準備して、猫達と一緒に持って来て下さりました。

そして、2018年12月2日から、無事に一緒に暮らしはじめました。

つづくฅ•ﻌ•´ฅ

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