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さくらエフェメラル2022

花の季節はいつもエフェメラル。

写真は過去であり続けるが、過去はどういった形で存在しうるのか。
時間はリニアに進むので遠近が生じると考えるのが自然だろう。
とはいえ写真は時間をフラットにすることもできる。明確に時間をうつし込むとは限らないので、場合によっては遠い過去も近い過去も同じとすることもできる。写真はまた場所もフラットにできる。特定の場所で撮っているはずなのに、見ようによっては同じような要素を取り出して同じような風景とみなすこともできる。
つまり写真にしてしまえば時間や場所を曖昧にできる。それは何も悪い事でなく、現実でありながらどこか夢見心地、フィクションめいたものを想起させることもできる。

桜を見ているとただでさえも夢か現か迷いだす時があるのに、時間や場所がフラットになった世界に迷い込めばもはや現世に帰ってこれなくなるかもしれないー同じように見える桜の写真もそれが同じ場所で撮られた桜とは限らないし、そもそも今年の桜とは限らない。

さて、そんな桜のある風景で #エフェメラギャラリー

【エフェメラギャラリー】ツイッターやインスタグラムで見つけた作品をピックアップし、作品のストーリーを想像する仮想のギャラリー。


anmtgallery / 石橋実乃生

※今回は作品から連想するコメントでなく、すべて「さくらエフェメラル」と同じテキストを添える。上記の「時間と場所をフラットに」を体現する試みである。
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さくらエフェメラル

さくらエフェメラル

さくらエフェメラル

さくらエフェメラル



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