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まんがでわかるドラッガーのリーダーシップ論

今回は「まんがでわかる ドラッカーのリーダーシップ論」の中から、重要だと感じた二つの内容をシェアします。

ドラッガーの教えは、リーダーをされているどの分野の方にも役立つので、ぜひ参考にしていただけると幸いです。


1.メンバーが自発的に動くチームを作るためには

リーダーが初めに行うべきことは、自らの組織のミッションを考え抜き、定義することである。 -P.F.ドラッカー『非営利組織の経営』P.2
ミッション:「組織が果たすべき使命」「社会に対してどう貢献するか」

そして、ミッションを作り出すためには、具体的な数値目標だけでなく、何のためにその仕事をするのか、価値観を共有する必要があります

実は、「我々の事業は何か」との問いは、異論を表に出すことに価値がある。それによって、互いの考えの違いを知ることが可能となる。互いの動機と構想を理解した上で、共に働くことが可能になる。-P.F.ドラッカー『マネジメント(上)』P.98

つまり、ミッションを作ることで、それが仕事における行動の判断軸となり、メンバーが自発的に動く組織になります。その上で、メンバー間でのコミュニケーション(=価値観の共有)が必要不可欠なのです。


2.どんなリーダーも備えているべき重要な資質とは

リーダーシップが発揮されるのは、真摯さによってである。範となるのも、真摯さによってである。真摯さは、取ってつけるわけにはいかない。-P.F.ドラッカー『マネジメント(中)』P.109
何が正しいかよりも、誰が正しいかに関心を持つものをマネジメントの地位に就けてはならない。仕事の能力よりも人を重視することは、堕落であり、やがては組織全体を堕落させる。-P.F.ドラッカー『マネジメント(中)』P.110
いかに知識があり、聡明であり、上手に仕事をこなしても、真摯さに欠けるものは組織を破壊する。組織にとって最も重要な資源である人を破壊する、組織の精神を損なう、成果を損なう。-P.F.ドラッカー『マネジメント(中)』P.110

仕事上での真摯さとは、誠実で高潔で、信念を持ってブレない姿勢のことを指します。

組織の中で、お客様の信頼関係を損なう言動をしている人に対し、適切な処置を行える者こそがリーダーであるとドラッガーは言います。

リーダーシップとは、人のビジョンを高め、成果の水準を高め、通常の限界を超えて人格を高めることである。そのようなリーダーシップの基盤として、行動と責任についての厳格な原則成果についての高度な基準個としての人と仕事に対する敬意を、日常の実践によって確認していくという組織の精神に勝るものはない。-P.F.ドラッカー『マネジメント(中)』P.111

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