思い通りにいかない日が、未来にかがやく？

久しぶりのしっかりとした休日、少し雨の降る湿った空気をよそに、お気に入りの神社へ出かけることにした。

県内ではあるものの、車で１時間ちょっとの少し離れたその場所は、地元の方が朝お散歩しがら立ち寄るような、こじんまりとした神社。

ただ、とにかく空気が綺麗で整えられた小さな庭がついている。

寝起きに「よし、今日はあそこへ行こう」と思い立ち、通り道のフライドポテト屋さんでポテトを買おうと、１日のスケジュールも決まった。

早速、着替えと支度を済ませ車を暖める。

まずは、「ポテトや」だと渋滞に流されながら国道を走る。

見えてきたポテトやさんの看板にウキウキしたのも束の間、、、準備中。。

オープン時間を確認し忘れていた。
そりゃそうだ、こんな朝から、、
ポテト一択になっていた私の胃袋は１日が終わってしまったような、喪失感のような感覚に見舞われ、通り過ぎた先のコンビニへ車を止めた。

ペットボトルのお茶を買い半分は来てしまった道のりを、「こんなこともある」と気を取り直して神社へ向かうことにした。

お参りをして、公園のベンチに座る。
庭を横切る人を眺めながら帰り道のポテトで脳内は噴火しそうなほど、盛り上がっていた。

同じ道のりを走りながらポテトの看板を目指す。
朝から待ちに待った時間。

信号の先に見えた看板に、、準備中の文字。

。。。。。

まさかの臨時休業。

ここまで、すれ違うんか？とどうにもならない脱力感に、人生そのものみたいな１日な気がした。

上手くいかないことの方が断然多く、思い通りになることの方が奇跡。

だからきっと、ようやく辿り着いた上手く行った日とか、願いが叶った日がかがやくんだなぁと。

ポテトとすれ違いを繰り返した帰り道、未来に希望を残すことにした。

次回、ポテトにありつけた日は、きっと思い通りに過ごせた輝いた１日になるに違いないから。