米国政府がベネズエラの選挙結果を不正だとする中、現地の監視員たちはこの選挙をどう見たのか?
こんにちわ〜‼️
早速ですが、今回は
このミントプレス・ニュースの記事の翻訳記事となりま〜す!
前置き
7月28日にベネズエラで大統領選挙が行なわれました。
その結果、現職のマドゥロ大統領が勝利したのですが、これに野党側が「不正選挙だー!」と主張し出しました💦💦
その後大規模な抗議活動が発生したり
米国政府が野党側の候補であったエドムント・ゴンサレスを大統領選挙に勝利した人物だと言い出したり、相当な揉め方をしている訳で…💦
その根拠として挙げられていたのが出口調査とか、まぁ不正に行なわれたとする画像などですね。
普段は俯瞰でものを見る事に長けているWTMの方々も今回の件ではマドゥロ大統領が不正に手を染めた!という論調を展開している程に、米国でのベネズエラというのは"社会主義国家"であり"悪の独裁者がトップに居る"という印象が非常に強い様です🤔
ですが、おいらが普段Xでお見かけする方々のうちロシアの情報を追う方々の中に、中南米の事情に詳しい方もいらっしゃったりしたんです。
そういう方々の発信される情報などをよく見ている側としては違和感を覚えてしまい、調べていく中でベネズエラの人々が実際にはマドゥロ大統領の事をどう捉えているのか?という点などについて、WTMなどで伝えられるイメージと随分剥離が見られるという印象を抱きました。
今回はベネズエラ選挙に関する記事を翻訳させて頂くのですが、この記事からもうっすらと感じ取れるかも知れない中南米の方々の"米国に対する印象"というのが、そもそもトランプ大統領も含めて米国の事を丸っと敵として見ているというものです。
今回の記事でも、トランプ大統領の1期目の2017〜2018年にもベネズエラに対する制裁を行ない、それらも含めたベネズエラに対する米国の数多くの制裁によってベネズエラが崩壊寸前までいった事、そしてそんなドン底からマドゥロ大統領が自力である程度国家運営が出来るまでに回復させて来た事にも触れられており、少なくとも中南米については左右の価値観や様々な方針などと、人々がどの部分を支持するのか?という点について、普段WTMまとめ記事などでご覧下さっております価値観とは一線を画す部分を感じ取る事になるのでは?と考えております。
さてさて!
前置きが長くなりましたが、ここからは翻訳記事の部分に入りますぞ〜🫡
ベネズエラ:米国の政治家が不正を訴える一方、米国の選挙監視団は結果を支持
By アラン・マクラウド
米国にとっては残念な事に、ニコラス・マドゥロ社会党候補は日曜日、米国が支持するエドムンド・ゴンザレス候補とマリア・コリーナ・マチャド候補を7ポイント差で破り、3期連続の大統領として当選を果たした。
結果が発表された直後から、アメリカの政府高官たちは選挙を茶番だと非難し始めた。
アンソニー・ブリンケン国務長官は、日曜日の夕方の演説で、「我々は、弾圧に直面しながらも民主主義に尽くした【ベネズエラの人々】の勇気と決意を称賛する」と述べ、こう付け加えた:
「発表された結果がベネズエラ国民の意思や投票に影響を与えていない事に、我々は深刻な懸念を持っている。 すべての投票が公正かつ透明性をもって集計されることが重要だ。 選挙当局が直ちに野党や独立オブザーバーと遅滞なく情報を共有し、選挙当局が詳細な集計結果を公表することが重要だ。 国際社会はこの事態を注視しており、それに応じて対応する。」
長年のベネズエラについてのタカ派であるマルコ・ルビオ上院議員はさらにこう述べた。
「今日のようなベネズエラの大規模な投票率が、マドゥロの大敗につながる事は誰もが知っている。彼が勝つ唯一の方法は、大規模な不正行為だ。」
彼はさらに、マドゥロは40ポイント差で負けるはずであり、彼の支配を確固たるものにするために、(※マドゥロ敗北が決定的になった際には)即座に全国で通信封鎖を行うだろうと述べた(実現しなかったことだが)。
このような発言は、ベネズエラにいる何十人ものアメリカ人選挙監視員の証言と完全に対照的であり、その多くがミントプレス・ニュースの取材に応じた。
「私はマルコ・ルビオには賛成しません」と、国際人民会議代表のワイアット・スアーズは述べ、こう説明する:
「アメリカは、最近のベネズエラの選挙のほぼ全てを不安定にし、その正当性を損なおうとしてきました。 選挙に先立ち、彼らはいつも声明を発表し、メディアを賑わせ、選挙が行われる前から不正選挙だと宣言します。 しかし、私たちが今週目撃したのは、国民のマドゥロ政権への膨大な支持です。」
スアーズ氏はカラカス近郊のいくつかの投票所を訪れ、投票率は"非常に高く"、投票所内には常に数百人の人々がいることを指摘した。
「私たちは投票所に入って投票の過程を見ることができました。 すべてが手順通りに行われていました。 したがって、今回の選挙は正当なものである様に思われ、ベネズエラ国民が自らの将来を決める権利を私たちは全面的に支持します。」
アメリカ大陸タスクフォースの監視員のロジャー・D・ハリスは、ミランダ州の選挙センターを1日かけて視察した。
ハリス氏らはミントプレスに対し、野党支持者たちは喜んで自分の忠誠を公に表明し、政府に対する不満を表明していると語った。
社会主義に反対しているにもかかわらず、ほとんどの人は選挙制度に信頼を寄せていた。 ハリスは次のように指摘している:
「私はマドゥロに反対票を投じている人と話をしました。サンフランシスコで心理学を学んだ専門家です。 彼女は変化に希望を抱いていました。 しかし非常に重要だったのは、選挙プロセスは自由で公正だと彼女が考えていたことです。 全体として、私たちがさまざまな投票所に行った印象は、人々が私たち国際的な監視員をとても歓迎し、自分たちの国のために投票に行くことをとても誇りに思っているということでした。」
米国とは比較にならない
ミントプレスの取材に応じた多くの米国の監視員は、ベネズエラの制度を自国の制度と比較して好意的に評価した。
政治学者のジョディ・ディーン教授は、「このシステムの先進性には本当に驚かされます。特に米国の後進的な性質と比較すると、私は本当に感銘を受けています。」と語った。
「私たちはいくつかの投票所に立ち会いましたが、不正や不正行為を示唆するようなものは見かけませんでした。 この国の投票プロセスは、アメリカよりもはるかに厳格です。」と、スーアーズ氏はミントプレスに語った。「ここでは非常に優れたプロセスがあります。」
ロサンゼルスの借家人組合、ウニオン・デ・ベシーノスの代表であるエリザベス・バーリーは、選挙当日、ラ・グアイラ州で投票を監視し、投票システムが自動化されていること、地方間で完全に一貫していることなど、ベネズエラの民主主義の優れた特徴をいくつも指摘した。
さらに、ベネズエラの選挙はアメリカのように週の半ばではなく日曜日に行われるため、より多くの人々が参加できると彼女は述べた。
バーリー氏は、投票所の中に入ってすべてを観察することができたこと、政府・野党双方の立会人がいたことを指摘した。
左翼と右翼の有権者の間で数回の口論があった以外は、イベントは平穏に進行していたという。
しかし、ミントプレスは、午後6時にカラカス中心部の投票センターに100人以上の野党支持者の群衆が押し寄せ、投票所を時間ぴったりに閉めさせようとするのを目撃した。
群衆は遅刻者の投票を阻止しようとしたが、成功しなかった。
ドアをふさいでいた野党支持者のひとりは、「われわれ側の人間以外は投票させてはならない」と言った。
信頼できるプロセスを台無しにするメディア
西側メディアは米国政府と同じくらいに、ベネズエラの選挙を台無しにし、政争を煽ることに熱心だったようだ。
「ベネズエラの独裁者が汚染された選挙で勝利宣言」とニューヨーク・タイムズ紙は見出しをつけた。
BBCはマドゥロの祝賀パーティーを「演出されたもの」と表現し、彼が幅広い支持を得ていないことを示唆した。
ツイッターのオーナーで億万長者のイーロン・マスクは、アルゼンチンの極右政治家ハビエル・ミレイがベネズエラ軍にマドゥロに対するクーデターを呼びかけたツイートをリツイートした。
「独裁者マドゥロは恥を知れ」とマスクは言った。
ソーシャルメディア上でもフェイクニュースがあふれており、投票用紙が詰まった選挙用の箱を盗んだとされる泥棒の画像が出回っている。
しかし、それらの動画ではっきりと確認できるのは、巨大なエアコンユニットを持ち去る人々である。
ベネズエラの投票箱は茶色の段ボールでできており、かろうじて靴箱より大きい程度だ。
動画の中で泥棒が引きずっている巨大な白い電化製品は、投票箱とは似ても似つかない。
全国選挙管理委員会(CNE)本部のスクリーンがすべて"本当の"結果(野党の勝利)を示しているとされるデマ写真は、TeleSURのインフォグラフィックのスクリーンショットと同様に拡散した。
このスクリーンショットでは、3つの野党小政党が合計では無く4.6%の票を獲得したと誤って記載されていた。
つまり、TeleSURのインフォグラフィック上の得票率は109%となっていたのである。
この比較的些細なデータ入力ミスは、そのソースがCNEそのものではなく、単なるテレビチャンネルであったにもかかわらず、巨大な不正を証明するものとして、この画像が世界中に広まるには十分であった。
実際には、ベネズエラの選挙制度はおそらく世界で最も進んでいる。
投票するためには、有権者は国民身分証明書を提示しなければならない。
また、指紋もスキャンされる。
身分証明書と指紋の両方が国のデータベースに登録されているものと一致すれば、タッチスクリーンの電子投票機で投票できる。
電子投票はカラカスの国家選挙委員会本部に送られ、紙の投票用紙が印刷される。
有権者はその投票用紙を確認し、箱に入れる。
その後、投票したことを証明するために、親指をインクの滲みの上に置き、選挙人名簿の自分の名前の横にスタンプを押す。
その後、指紋の横に自分の名前を物理的に署名する。
投票が終わると、すべての政党の立会人の前で紙の投票用紙が集計され、電子投票用紙と比較される。
不一致があれば、完全な監査が行われる。 2013年、電子投票の精度は99.98%だった。
これは、ベネズエラ全土で、機械で投票した22人が紙の投票用紙を箱に入れなかったためである。
2012年、ジミー・カーター大統領(彼のカーター・センターは定期的に世界中の選挙を監視している)は、ベネズエラのプロセスを"世界最高"と評した。
ディーンは選挙プロセスについて、「すべてが退屈するほど落ち着いています」とし、次のように述べた:
「人々は喜んで、大勢の外国人が自分たちがやっていることを見に来て、自信を持って民主主義に心からの熱意を持って辛抱強く説明する事を歓迎しています。 実際、米国で民主主義に対してこれほど懐疑的な見方が多い理由のひとつは、人々がシステムを信用していないからだと思います。 そして、ここ(※ベネズエラ)での熱意の一端は、自分たちの声が届くという、自分たちのシステムに対する大きな信頼があるからです。」
経済的、政治的、心理的戦争
ニコラス・マドゥロは2013年、同様に厳しく監視された選挙で政権を握った。
その結果はほぼ例外なく世界的に支持されたが、アメリカは唯一、マドゥロの勝利を認めなかった。
マドゥロ政権が誕生して以来、ワシントンは彼の政権の首を絞めようと、執拗な経済戦争を仕掛けてきた。
現在、ベネズエラに対するアメリカの制裁措置は900を超える。
その影響は壊滅的で、アメリカの封鎖の重圧の下、ベネズエラの石油産業は崩壊し、国際収入の99%を失うことになった。
二次的制裁の脅威の下で、各国や企業はベネズエラとの貿易を拒否し、食糧やその他の必要物資の大規模な不足を引き起こした。
ワシントンのシンクタンク、経済政策研究センターが発表した報告書によると、2017年から2018年にかけて、アメリカの封鎖によって4万人以上が死亡したという。
同国を訪れたある国連の米国当局者は、この状況を"中世の包囲網"に似ていると表現し、アメリカは人道に対する罪を犯したと宣言した。
経済戦争は政治戦争と重なり、ワシントンはベネズエラを国際的に孤立させようとしている。
メディアもその一翼を担い、ベネズエラを独裁者が支配する破綻国家として絶えず悪者扱いしてきた。
日曜の夜の勝利演説でマドゥロ大統領は、この結果は嘘に対する真実の勝利だと主張し、マスコミやソーシャルメディアで繰り広げられているベネズエラに対する"汚い戦争"を非難した。
米国は、マドゥロとその前任者ウゴ・チャベスに対する複数のクーデター未遂を支援してきた。
またCIAは、NGO・学生団体・政党などの反対グループに何千万ドルもの資金を提供してきた。
マリーナ・コリーナ・マチャドはその典型だ。
この野党指導者が所属する"人権"団体スマテは、CIAのフロントグループである"全米民主主義基金(NED)"から資金援助を受けていた。
アメリカ帝国主義との戦い
ベネズエラが標的にされているのは、社会のあり方について別のビジョンを提示しているからだ。
ウゴ・チャベスの下、ベネズエラは巨大な石油産業を国有化し、その利益を医療、教育、住宅の無料化を含む大規模な社会福祉プログラムに充てた。
チャベスの下で、貧困は半減し、極度の貧困は4分の3減少した。
文盲は根絶され、学生人口は世界第4位にまで増加した。
ベネズエラは、特に多極化した世界を目指す運動を主導し、パレスチナ解放を無条件で支援し、また、ベネズエラ政府の好意により、無料または大幅な割引料金で自宅の暖房を利用できた米国の黒人やネイティブ・アメリカンの人々を含む、貧しい国や地域社会に石油を無償で提供したことで、世界中にインスピレーションを与えた。
アメリカの制裁はベネズエラを荒廃させた。
しかし、マドゥロ政権は最悪の事態をうまく切り抜けたように見える。
店舗は再び満席になり、インフレは落ち着き、ベネズエラは現在、消費する食料の96%を自国で生産している。
その上、マドゥロの代表的な住宅政策であるミシオン・グラン・ビビエンダ・ベネズエラは、500万戸目のアパート建設を祝ったばかりだ。
"ベネズエラは回復しつつある"というスローガンは、国中でよく使われている。
アンソニー・ブリンケンやマルコ・ルビオのような人たちは、ベネズエラの選挙プロセスを非難しているが、彼らの立場は、先週実際にベネズエラの現場にいた何十人ものアメリカ人たちからは支持されていない。
しかし、これらの監視員たちの言葉や証言が権力者たちの耳に入るかどうかは疑わしい。
結局のところ、アメリカ帝国にとって、真実の邪魔をするにはあまりにも重要な問題もあるのだ。
終わり
お疲れ様です!
如何だったでしょうか?
今回の記事では中南米の情勢に詳しいアラン・マクラウドという方の記事を翻訳させて頂きましたが、ここでもNEDの名前が出て来る辺り、外国への干渉も息をする様に行なっているという印象を抱きますなぁ😅💦
何と言いますか、独裁という言葉が凄く悪過ぎる印象を持って伝えられている様に思えます。
本来の字面ですと独断でアレコレ決める事"全般"を指すと思われますが、そこに"自国の人々の意向を無視して"的な意味合いを勝手に盛り付けている様な気がするというか。
そういう事も考えてしまいますなぁ、こうした事柄を調べたりしていますと💦💦
トランプ大統領の2期目では、こうした"丸っと反米である事を人々が望む国"に対してどう立ち回るのか?という点も注目したいところです🤔
1期目とは主だった布陣が相当変わるでしょうし、議会の反発も以前と比べると少なくなるでしょうし、ベネズエラの様な国々との向き合い方ももしかすると変わるかもしれません。
・普段の活動
おいらは普段、このまとめ記事の編集を担当される方々に混じって活動させて頂いております😊
そのまとめ記事はWe The Media(WTM)と言いまして、テレグラムというSNSに展開されている市民ジャーナリズムなメディアとなります😆✨✨
メディアに寄稿される方や元軍人な方など、様々なアメリカの"愛国者"達がひと味違うニュースを取り上げたり見解を投稿していっております😊
そのメディアを自動翻訳しているのが、ふたつ目のリンクWe The Media日本語訳(WTMjp)チャンネルとなります😁
ここから下は、その普段の記事でもテンプレ的に貼り付けております宣伝部分となります🙏
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