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精子をプレゼントする動物


動物は種を守るため、子孫を残していくため、子どもをつくります。そのうちの1つの手段として交尾があります。

過去の投稿で1日50回交尾する動物1回で確実にするために性器が進化した動物を紹介しました。

それほど動物にとって、交尾は重要なものです。

交尾と言えば、オスとメスが交わることがほとんどなのですが、例外の動物がいます。

驚くことに、その動物はオスがメスに精子をプレゼントして子孫を残していたんです。


■精子をプレゼントする動物

交尾をせずに、精子をプレゼントする、
その動物とは



タコ


タコは、

オスが精子の入ったカプセルのようなものをメスに渡し、メスがそれを受け取り、そして体内に吸い込むように精子を取り込みます。

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めずらしいプレゼント


■どうやってプレゼントするか

【精子を渡すための腕】
タコはこのプレゼント(精包)をメスに渡すとき、8本のうちの1本の腕を使います。

それを交接腕といい、その先に精包を持ち、渡します。

この交接腕はほかの7本と全然ちがい、先のほうの吸盤がなく、つるつるです。

これは精包が吸盤にひっかからないようにするためです。

このつるつるな交接腕はスーパーのタコにもあります。


タコの中にはこの腕ごとメスの体の中に入れて腕を切り、子どもを残す種もいるとか
激しい…



■精子プレゼントは人生で一度

タコはこの精子プレゼントを一生で1度だけしかできなく、プレゼントの後、多くのオスは死んでしまいます。

いろいろ重たいプレゼントです

でもそう考えると今生きているタコや、私たちが食べてるタコってみんな

童、


■関係ないこと


【タコの足の先は食べてはいけない?】
よく言われる「タコの足の先は食べてはいけない」。これは正解です。

タコの足の先は吸盤が小さく密集しているので雑菌が溜まりやすいから

ただ毒はないので、食べてしまっても大きな問題はないです。

また調理すると先は、タコの特徴的な食感が良くなくなるので捨てていたことの名残…ということもあります。

【オスとメスで吸盤がちがう】
タコの吸盤はオスとメスで違いがあります。

オスの吸盤は大小さまざまで、並び方もばらばらです。

メスの吸盤は全て少し小さめで、並び方は2列で整っています。

これは、ナワバリ争いやメスをめぐっての争いといからオスの吸盤が大きくなったり、ばらばらになったという説があります。

■まとめ

動物の中では、珍しく交尾をしないタコ。精子をプレゼントするとはびっくりでした。
今回は変な紹介になりましたが、海の賢者とも呼ばれるタコは、まだまだすごい生態を持っているので、また紹介します。

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