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【レシピ】究極のペペロンチーノ。世界一簡単で世界一おいしい作り方

2022年元旦からブログを始めました。料理に関する知識やレシピなどを配信しています。ぜひご覧ください~

ニンニクと唐辛子で作る王道パスタ「ペペロンチーノ」。

シンプルなだけに、作り手の腕がもっとも試される料理といいます。

もし、プロ顔負けのペペロンチーノを、パスタを茹でるための鍋も水も使わず、フライパン一つだけで超簡単に超安定したクオリティで作れたらどうですか?今回ご紹介するのはそんなレシピです

究極のペペロンチーノに使う材料

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このレシピに必要な食材は、写真のものだけ。やばい、何もできねぇじゃん。大丈夫、ちゃんとできますから。

【材料】(二人分)
・ニンニク 一個
・唐辛子 一個
・塩 5g
・黒コショウ 1g
・パスタ(ゆで時間7分) 180g
・オリーブオイル 適宜
・水 600ml

作り方

■その1「フライパンに麺と水以外、全部ぶっ込む」

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え!? いいの!? はい、いいんです。ニンニクは潰すなり刻むなりしてくださいね。

【ポイント】
①唐辛子は生でも乾燥でもかまいませんが、種を抜いておいた方が吉。激辛が好きな人は種ごとでもOK。丸ごと入れるとまろやかな辛み、刻んで入れるとピリッと辛く、種ごと入れると激辛になります。

②国産や中国産のニンニクは青い芽が芯にある場合があります。焦げやすくエグみの原因にもなるので、できれば除去。気にしないならそのまま潰してGO。

■その2「オリーブオイルを50ml程度回しかけて弱火で加熱」

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オリーブオイルの量はテキトーで構いませんが、思い切って50mlくらいかけた方がしっとり口当たりのいい仕上がりに。5~6回まわしかけるイメージでしょうか。テキトーで大丈夫です。そして弱火でじっくり加熱します。

この作業は“テンパリング”といい、ニンニクや唐辛子、ペッパーの香りをオイルに移すのが目的。インドカレーなどで使われる調理法です。豆知識として覚えておいてドヤ顔しよう!

【ポイント】
ニンニクはくれぐれも焦がさないように!

■その3「水を全部ぶっこんで沸騰させる」

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ニンニクが写真のようにキツネ色になってきたら、水を全部入れます。大丈夫かって?大丈夫大丈夫。ただ、ビビッてちょろちょろ入れるとオイルが跳ねて危険です。心配なようでしたら一度火を止め、オイルの温度を少し下げてから水を入れてください。仕上がりに変わりはありませんから、ゆっくりで大丈夫ですよ。

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ちなみに、熱せられた油に水を入れると跳ねるのは、沸点以上の温度で水が急激に気化することによる水蒸気爆発が原因です。また一つドヤ顔知識が増えましたね!

【ポイント】
とにかく安全に配慮して行うこと。慣れてくれば一気にいけます。おそらく二回目からは大丈夫。勢いあまってたまにこぼすけど気にしない気にしない。

■その4「水が沸騰したら麺を入れる」

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重要なのは「麺を折って入れない」ということです。

麺を半分に折ってしまうと、食べる時にフォークがよく絡まず「もっと絡ませたいのに……」と残念な気持ちになってしまいます。「こいつ麺を折って入れたな……」と、分かる人には分かりますからね。ダサいでしょ、麺を折ったのがバレるのって。

また、沸騰する前に麺を入れてしまうと、麺が柔らかくなりすぎてうまくアルデンテになりません。必ず沸騰してから麺を入れること。

【ポイント】
麺を入れるときは、フライパンからはみ出た部分の麺がコンロの火で焦げ付かないよう注意!焦げると食感が固くなり味も落ち一気にマズくなります。

■その5「トングなどで混ぜ続けながら煮詰める」

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火は常に強火で、どんどん煮詰めていきます。このとき水分はどんどん気化して減っていくので、湯に浸かりきらない麺が出てきます。ある程度水がなくなってきたら全体にまんべんなく火が通るよう、フライパンを揺らしながらトングで混ぜてください。ただしトングで麺を傷つけないよう優しくね。

【ポイント】
①火は常に強火
②よく混ぜること

■その6「煮詰まったらできあがり」

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水分がなくなってくるにつれて自然と乳化されていき、ちょうど6分程度で完成します。麺の茹で時間の指定は7分ですが、このくらいで十分。ゆっくり丁寧に盛り付けをしてテーブルに運ぶ間に、ちょうどいい仕上がりになります。※麺の指定茹で時間により、水の量を適宜調整してください。

ペペロンチーノは乳化が命です。パスタの茹で汁を使って乳化させるのは、ご家庭ではなかなか難しいでしょう。この方法でしたらプロ顔負けの乳化が仕上げられます。勝手に乳化してくれるんだから腕も何もない、まさに“誰でもできる究極のペペロンチーノ”のできあがり!

まとめ!

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①フライパンに麺と水以外、全部ぶっ込む
②オリーブオイルを回しかけ弱火で加熱しテンパリング
③水をぶっこんで沸騰させる
④水が沸騰したら麺を入れる
⑤麺を混ぜながら煮詰める

たった五つの工程で、究極のペペロンチーノの完成です。これ以上のレシピはないでしょう! 実際にやっていただけば、あまりの仕上がりとあまりの簡単さ、そしてあまりのおいしさに驚いていただけるはず。

また、これをベースとして色々なアレンジも楽しめます。テンパリングの際にナツメグやローリエ、コリアンダーなどを加えたり、アサリを使って水を白ワインに変えればボンゴレ・ビアンコの完成。ローズマリーやセージなどのハーブを添えてもヨシ。シンプルだからこそアレンジは無限大。

ぜひあなたのアイデアで、究極のペペロンチーノを究極のオリジナルレシピに育ててあげてください!


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