「寿命とボケ」を左右する"スペルミジン"

 人の細胞だけでなくウィルスなどにも存在する「ポリアミン」。
"ポリアミン"は、細胞分裂やたんぱく質の合成に関与する重要な成長因子です。

 そのポリアミンの一種の"スペルミジン"が、人間の「寿命とボケ」を左右する成分として注目されています。

 テキサスA&M大学におけるスペルミジン投与の動物実験で、人間に換算すると「20年の寿命延長効果」が実証されました。

 また、長寿の人間にはスペルミジンがたくさん含まれていて、健康で長寿な人では2倍のケースも。

 また、スペルミジンには、細胞の古くなったゴミを除去するオートファジーを活性化させる効果がわかっています。つまり、スペルミジンを増やすと、脳のゴミも除去されボケ(認知症)も予防可能というわけですね。

 その貴重な"スペルミジン"を多くふくむ食材は、なんと
★「納豆
 なんです。発酵食品(味噌、ヨーグルトなど)に多く含まれていて、特に納豆はダントツ。
それ以外では、キノコ(しめじ、エリンギなど)、ブロッコリーなどですね。

 余談ですが、スペルミジンの名前は精子(スペルマ)から命名されていて、スペルミジンは精子の原料です。


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