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140字小説「双子と星」

夜ごと空を見上げる双子がおりました。
ある晩二人は仲良く並ぶ双子の星を見つけました。
僕たちみたいなお星さま。
僕らが見えているかしら。
試しにランプで合図を送ると、星がランプと同じ瞬きを繰り返すではありませんか。驚いた二人はそれから毎晩合図を送り、やがて星とお喋りできるようになりました。

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