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【No.13】フィリピン留学人気地といえば?

ダントツ人気はセブ

フィリピンの中でも最も人気の留学地はセブだ。
セブは、国際空港のあるマクタン島と、マクタン島から橋を経由して車で40分程度離れているセブ島からなっている。

学校はマクタン島にもセブ島にもあるが、ビーチが近いのはマクタン島。ビーチ周辺には、高級ホテルが立ち並ぶリゾートエリアが広がっている。マクタン島にある語学学校は、ホテルを改造したリゾートテイストたっぷりの学校や、近隣のリゾートホテルと提携し、生徒は格安でホテルのプライベートビーチやスパを利用できる学校もある。

セブ島は、高層ビルが立ち並ぶビジネスエリア近辺に多くの学校がある。海よりもショッピングなどシティライフを楽しみたい人にはセブ島がおすすめだ。

観光地は、若干治安が悪かったり、ストリートチルドレンなど、貧しい人たちを目にすることもあるが、ビジネスエリアは、大きなゲートで他の地域と区切られていて、きちんとしたスーツ姿のビジネスパーソンや、一瞬ここはニューヨーク?と思うような(行ったことはないが、あくまでもイメージ)ジョギング中の女子たちをちらほら見かけたり、そこだけ別世界の様相を呈している。ストリートチルドレンを見ることはないし、一人で夜歩いていても危険を感じることはない。

本当は教えたくない人気地、バギオ

もう一つの人気地はバギオ。空港から陸路で6時間以上かかる不便さはあるが、標高1500mの高地にあり、気候がよく、常に25度前後という過ごしやすさが魅力。常夏というイメージのフィリピンにあって、この涼しさはありがたい。国内で唯一、イチゴが採れる地域でもある。

山間部の学校だと、遊ぶところが近くになく、取材した人の中には、「セブよりも勉強に集中できるから」という理由でバギオを選んだ人も多かった。

バギオは、マニラやセブに比べるとのんびりした田舎なので治安もいい。フィリピンといえば、口コミサイトなどでよく「タクシーでぼられる」と聞くが、バギオではタクシーにぼられたことはないし、1ペソでもきっちりお釣りをくれる。

高級住宅地や別荘の多いバギオはフィリピン人にとって憧れの地だという。学歴が高く、まじめな人が多いとも言われていて、男性の間では「彼女にするなら海辺の女、結婚するならバギオの女」とささやかれているのだとか。

加えてバギオは、Camp John Hey、Mines View Parkなどの見どころも多く、最近人気のOutlook Driveという通りには、おもわず「ここは本当にフィリピン?」と思うようなオシャレなレストランやカフェが点在する。

あんまり人気になって観光客が押し寄せると嫌なので、本当はあまり教えたくないエリアなのだ。

近代都市マニラは社会人に人気

セブ、バギオに次いで人気なのはマニラ。治安が悪いイメージがあるが、フィリピン大学やアテネオ大学などの名門大学が集積するケソン市、日本企業も多く進出しているアラバン、マカティなどのエリアは治安もよく、生活に便利な大都会だ。

空港から近く便利なので、学生よりも企業研修などで訪れる社会人が多い。そのため、学生寮ではなく、学校が借り上げているワンルームマンションやホテルを滞在地としている学校もある。もう、若い学生の中にまじってワイワイする元気はない、という社会人はこちらのほうが気がラクかもしれない。

ほかにも、イロイロ、ダバオ、クラークなどに語学学校がある。

ところで、私が実際に留学したのは、ターラックという、マニラから車で4~5時間のところにある学校。これについてはあとで詳しく紹介したい。(つづく)

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