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函館 北海道旅行4日目

8時。机の上の固定電話が鳴る。フロントから「朝食はどうされますか」と聞かれた。今から行きますと伝えて、とりあえず服を着る。朝食無料券を持って部屋を出た。

ホテルで朝食

カフェテリアに行くとスタッフ以外は誰もいない。かき揚げ丼と味噌汁と大根のサラダを出してくれた。

部屋に戻る。まだ9時前。ずっと部屋にいたい。外寒いし。とりあえずケータイを見ながらベッドでダラダラする。

10時。流石に時間がもったいないと思って、軽くアイメイクをし、服も着込んで外に出た。

函館朝市

とりあえず朝市に向かう。店を見ているとおばちゃんに話しかけられた。帆立の貝柱がおすすめとのこと。買う予定はなかったけど、なんとなく買わないと悪い気がして帆立を2種類買った。

焼きホタテは300円くらいで貝柱は千円くらいだった。

朝市を離れて海辺に向かう。赤レンガまで歩いていけそうだ。

赤レンガ倉庫

建物は複数ある。

倉庫の中には、お土産やオルゴールなどの手工芸品が並んだお店がたくさんあった。美しいステンドグラスに心を撃ち抜かれて、買おうかどうか真剣に悩んだけどやめた。

こんなのが部屋にあったら素敵
かわいい。。。ほんとにかわいい。
可愛すぎ。

Hakodateだって!買わなかったけど。欲しい物を全部買ってたらキリがないからなあ。

赤レンガ倉庫を後にし、辺りをふらふら歩く。寒いのでカフェで紅茶を飲む。あんまり美味しくなかった。

ラッキーピエロ本店

函館に行くと伝えると全員が一言目にラッキーピエロ!と言うので来た。

ラッキーピエロ
人気のやつ

昼食にチャイニーズバーガー。日本人受けしそうな味だ。ただ、マヨネーズが嫌いな人は好きじゃないかも。私は大丈夫だけど。

北海道第一歩の地

こういう歴史的な所に自分が今立っていると思うと不思議な気持ちになる。

八幡坂

イルミネーションで有名だけど明るいうちに登った。

天気は優れない。

教会群

八幡坂を通り、教会が集まっている地域へ。いくつかの建物は改修中だった。

もう少し映える写真の取り方がある気がする

歩いているだけで街並みが心を楽しませてくれる。

干し柿~
最近こういうポスト見ないよね。

出会いと縄文の話

教会周辺をぶらり歩いていると、面白そうな店があったので入る。地元の人の手作りの物を売っている素敵なお店。手編みの靴下や手作りのキャンドル、アクセサリーやステンドグラス、絵画などが置いてあった。作品について尋ねると店主が詳しく説明してくれる。

その中で目に止まった作品があって、解説してもらっていると、「こうやって話しているとこれを作った作家が今にも現れるかもしれませんよ」と言った。

その数分後、本当に来た。

たい焼きを持ってきたその作家は、わたしにも一つ勧めると、椅子に座って話し始めた。なんでも、趣味で縄文のことを研究しているとか。私は縄文に全然興味がないけれど、これも出会いだと思って話を聞くことに。話は2時間ほど続いた気がする。私としては本業の作品についての話が聞きたかったのだけれど、聞けずじまいになってしまった。自身が書いた縄文の本を無料で私にくれた。

途中で新聞記者が来て、店でやっているイベントについて取材をしていた。
取材には近所のダライ・ラマ似の住職(チベットで実際に間違われたこともあるらしい)も来た。洒落た服を着た住職は「何宗とかじゃないんだ、皆の衆なんだ」と主張していた。要するに、宗教とか宗派とかじゃなくて普遍的な愛なんだということなのだろうか。黒いハットに黒のロングコートと派手なスカーフを垂れ流しに首にかけたその住職はヤのつく職業と言われてもおそらく驚かなかっただろう。

私は作家の絵葉書を買い、インスタを交換して店を後にした。インスタは縄文専門のようだった。

カトリック元町教会

カトリック教会の中を見学する。

建物の中は撮影禁止だった。
教会の中にいると胸の内にフォーレのPie Jesuが溢れてきて、建物を出た後歩きながら歌った。この曲はクリスチャンじゃなくてもクラシック音楽愛好家には人気がある曲。

十字街

十字街まで歩く。
途中で立派な建物の中にあるカフェでコーヒーを飲む。

同じ建物の中に市役所的なサービスもあるようで、後ろで移住相談をしている女の人がいた。

ロープウェイで夜景を見る

カフェを出て、ロープウェイの駅まで歩く。16:20にロープウェイに乗る。

夜景が美しい。これは一度登る価値はあると思う。


しばらく展望台で過ごす。街の夜景も綺麗だけど、夜の海に浮かぶイカ釣り船の灯りにも心が惹かれた。写真だと全然上手く伝わらなくて残念。

ロープウェイで山を降りる。帰りは八幡坂のイルミネーションを見て、ライトアップされた教会と赤レンガとクリスマスツリーも見て、ホテルに戻った。

石畳。好き。
赤レンガ倉庫
八幡坂

夕飯と出会い

夕ご飯がまだだけど、全然外に出たくない。もう朝まで寝ちゃおうかな。いや、私は毎日海鮮を食べると決めたのだ。自分を鼓舞して外に出る。

函館駅前をうろつく。大門横丁でものすごい客引きにあう。綺麗なお姉さん、どうですか?と言われて悪い気はしないんだけど、私は海鮮が食べたいの。ウニとイカとイクラとエビが食べたいから、ごめんなさい。

全然店が決まらず、駅の違う方面に足を伸ばす。ある店の前でメニューを見ていると、さっき通り過ぎた女の人が戻ってきて私に声をかける。

「函館の人じゃないですよね?ここもいいんですけど、そこを曲がった所にあるお店がおすすめですよ。私も今そこから出てきた所なんです。いつも北海道に来た友人を連れて行くんですよ。メニューは少ないですけど、何食べても美味しいんです。」

だそうだ。そこまでおすすめされたら行くしかない。お姉さんに途中まで案内してもらって別れた。

店を開けると、真ん中の大きいテーブルに女性が2人座っている。

席に着くと2人が話しかけてくれた。私はてっきりお友達同士だと思ったのだが、今日会ったばかりとのこと。2人とも1人旅で関東から来ているらしい。私もそうです〜!となって盛り上がる。お店の人も話に入ってきてくれて、色々話した。

函館の日本酒
ホタテとエビのカルパッチョ

私が英会話講師をしていると言うと、1人がレッスンを受けたいと言う。函館まで来て生徒をゲットするとは思わなかった。

2人とも函館には何回も来ていたり、長期滞在していたりするので、色んなおすすめの場所を教えてくれた。

そして私の英会話レッスンを受けたい人は、なんと、先程カフェでコーヒーを飲んでいた後ろで移住相談をしていた人だった!2度も会うなんて運命ですかね〜。

美味しいご飯とお酒をいただいて、良い人達にも恵まれて、最高の一晩だった。

10時頃店を出てホテルに戻る。
シャワーを浴びて、ベッドに潜り込む。
今夜もよく眠れそうだ。

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