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家族面談3

人をひとり壊してしまうなんて簡単なことだと思った。
外泊から病院に戻ってからの消えてしまいたいという気持ちが凄まじい。
希死念慮が心体中にこびりつきどうやっても離れない。

外泊後の家族面談だというのに。。。
まともな面談は出来なかった。
家族と言っても来てくれるのは母だけだ。

朝、夢に子ども達が出て来るのだ…
コントロールなんて出来はしない。
目が覚めるとそこは病室のベッドの上。
孤独感…いや言葉では表現出来ない何か…

心体はまさに硬直し、思考も停止。
ただただ貝のようにして効いているのかわからない薬を飲んで、時間が過ぎるのを待つ。

病院だから恐らくこれですんでいると思う。
医師、看護師、他の患者の目があるから。
そして、家族面談で7月3日退院予定になった。
最初は6月末だったが家族の日程調整で3日延びた。
急だが、主治医が退院させたいらしい。
これ以上長く居ても変化はあまり望めないだろうからという理由。
確かに見た目ではうつ状態なのか全くわからないし、会話も普通だ。
夕刻になればいつもこうやって駄文を書き殴れるくらい。

それとこれは邪推だが、私のような家族背景が厄介な患者は早く外に出してしまった方がよいという総合大学病院の結論なのだろう。
長くして何かあったら責任問題になりかねないから分からなくもない。
それにあまり長く居ては病院の医療点数もよろしくない。
しかし、約二カ月の入院でこれ程までに環境が変わってしまった人もそう多くはないだろう。

あと退院迄10日。
私は入院中に何が出来るだろうか。

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