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【学級経営】新年度スタート!学級担任の先生は絶対チェック!学級開きで助かったオススメ文房具3選

こんにちは、渡部です。
記事に興味をもっていただきありがとうございます。

前回記事について

本題に入る前に3月31日の記事に対して多くの「スキ」をくださり、ありがとうございます。
公立学校を退職するということで、読者の皆さんがどんな反応をされるか不安もありました。
しかし、先生方が肯定的に捉えてくださっていることに、心から感謝申し上げます。
これからも読者の皆さんにとって有益な記事をあげていきますので、引き続きご愛顧ください!

今回のテーマ

いよいよ新学期のスタート。
私は職場が大きく変わったこともあり、大丈夫かなといつも以上に緊張しています。
先生方も期待と不安が入り混ざった気持ちではないでしょうか。
学級担任を持たれている先生方は新たなクラスをスタートさせることになるので、それぞれに準備を重ねていることでしょう。
そんな今だからこそ、学級開きで私が役立ったと感じる文房具を紹介します。

学級開きは準備は9割

学級開きは準備が9割だと思っています。
準備ができていれば、学級経営は80点くらいは誰でも取れると感じます。
初めて担任をする先生でも準備が良ければ、1週間何とか乗り越えることができます。
ベテランの先生より学級開きがむしろスムーズな2年目の先生を見たことがあります。
その先生は準備を入念にして、始業式を迎えていました。
準備の重要性を私はその先生から学びました。
今回紹介する文房具もその先生から教わったものです。

便利文房具3選



私があって便利だと思ったアイテムは以下の3つです。

①色鉛筆
②のり
③油性ペン

この3つを私は「学級開き三種の神器」と呼んでいます。
1つずつ紹介していきます。

①色鉛筆

1つ目は色鉛筆。
これは欠かせないアイテムです。
色鉛筆は年度はじめによく使用されるアイテムです。
自分の目標を書いた紙を掲示するときに、「色をつけてね」と指示します。
学校で配布されるプリントの多くは白黒の紙です。
それをそのまま貼ると色合いが良くない。
そう、それを彩るのが色鉛筆。
色鉛筆で色がついた紙は、ちょっと特別。
書いてある文字のレベルを上げるすら上げる気がします。
私はダイソーで下の商品を5個買って教室に置いていました。
使いたい色がなくて、生徒が妥協するのを避けるためです。
妥協して書いた作った作品は生徒の思い入れも少なくなりますもんね!
昨年は同僚の先生から頂いた色鉛筆セットを追加し、万全な状態で一年を乗り越えました。
「色鉛筆」、生徒の掲示物のレベルを上げる超重要アイテムだと私は思っています。

②のり

のりも重要なアイテムです。
①で作成した掲示物を教室に貼ることがあると思います。
そのときに、のりを使う機会もあるかと思います。
例えば、生徒が作成した学期目標。
これを1枚の模造紙に貼ることがありますよね。
そんなときにのりの個数が多いとグッド。
生徒が掲示物を貼ろうと思ったとき、のりの個数が少ないと待ち時間を作ってしまいます。
その待ち時間があると、生徒が次の活動に移動できないことになります。
また、待ち時間があるとふざけて遊び始めたり、まだ作業中の生徒へ話しかけて進められなくしてしまうこともあります。
このような綻びは年度はじめには極力つくりたくありません。
なぜなら、学級が荒れる原因になりうるからです。
のりの個数が15個くらいあれば、「のりは後ろに置いてあるから、完成した人から貼って!」「貼り終わったら、〇〇をやって!」と指示できます。
これだけで荒れの原因は解消です!

③油性ペン

3つ目は油性ペン。
年度はじめに避けては通れないもの。
それは「教科書・副教材配布」です。
教科書や副教材には必ずその場で名前を書かせたいです。
なぜなら、他の生徒のものときちんと区別し混在することを避けるため。
記名のため、油性ペンを準備するように伝えるはず。
しかし、人は忘れる生き物です。
自慢ではありませんが、私は学校の先生に言われた準備物を持っていった試しがありません。笑

「自分ができないことを生徒には強いないこと」

これは私の学級経営のポイント。
そのため、私は油性ペンを10本準備していました。
このペンがあると、生徒が困らないだけでなくもう1つ利点が。

皆さんは返報性の法則をご存知でしょうか。

返報性の法則(Reciprocity Principle)は、人間の社会的相互作用において広く見られる心理的な現象です。この法則によれば、他人が何か親切な行為や恩恵を提供した場合、その人に対して同じくらいまたはそれ以上の親切や恩恵を返そうとする傾向があるとされます。この法則は、人々が社会的なつながりや協力関係を築く上で重要な役割を果たしています。

返報性の法則は、人々が他人に対して感じる義務感や感謝の念、または不快感や罪悪感などの心理的要因によってもたらされるものです。親切な行為や恩恵を受けると、我々はその恩恵に応えることで自己の価値観や良心を保とうとする傾向があります。また、他人からの親切な行為は、相手に対して感謝の意を表すことで、将来的な協力や支援を得る可能性を高めることもできます。

返報性の法則はさまざまな形で現れます。例えば、友人が誕生日に贈り物をくれた場合、私たちは同じように彼らの誕生日に贈り物をすることで感謝の気持ちを示します。また、他人が私たちを助けてくれた場合、私たちはその恩恵に応えるために同じような手助けをするか、または感謝の言葉を述べることがあります。

この法則は、個人レベルだけでなく、組織や社会全体のレベルでも重要です。企業や組織が顧客や従業員に対して親切な行為を行うと、それに応えて彼らからの支持や忠誠心が高まります。また、社会的な規範や文化においても、返報性の法則は相互依存関係や協力を促進する重要な役割を果たしています。

ChatGPTより

要は「何かしてもらったから、何かを返さないといけないなー」と思ってしまう心理状態になるということです。
油性ペンを貸し出すということは、ある意味生徒に「貸し」を作ることになります。
これにより、「先生にあのときペン貸してもらったから、嫌な思いさせたくないなー」と思う生徒が出てきます。
実際に過去に担当した生徒で、「先生にいつも借りてばっかりだったので、先生の仕事の邪魔をしないように、生徒指導されないように行動してました。」という返報性の法則がドンピシャはまった生徒もいました。笑
油性ペンはその場だけでなく、1年間の学級経営を助ける道具になるかもしれません!

まとめ

以上の3つが学級開きであると便利が文房具です。
この記事を読みながら、「え!?自分で準備するの!?」と思う人がいるかもしれません。
もちろん、学校の予算で買ってもらうのが理想です。
しかし、現実はそう甘くないこともあるかもしれません。
私なんかは面倒くさいので、自分で買ってきてました。
値段が高いものではないので、自前で準備してもいいのかもしれませんね!

先生方の学級開きの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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